前回、佐賀県から大分県にやってきました。実は大分県は私が動画番組「ツーリングナビ」で、ナビゲーターデビューをした、思い入れのある場所でもあります。(初登場時の様子は↓をご覧ください!)
また大分県といえば、「日本一のおんせん県おおいた」のキャッチフレーズがあるように、温泉がすごく有名ですよね。中でも、別府温泉の地獄めぐりは私の中でぜひ行ってみたい場所!
今回は大分県のライダー、こいまーるさんに地獄めぐりだけでなく、別府の観光スポットやグルメなどを案内してもらいました。
別府の老舗でランチ
まずやってきたのは、別府にある「甘味(あまみ)茶屋」です。こいまーるさんも子供の頃によく来ていたそうで、創業40年以上続いている老舗のお店です。
「甘味茶屋」と名前がついているので一見、甘味しかないのかな?と思うのですが、ここでは大分県の郷土料理やご当地グルメなどがいただけるお食事処でもあります。私が選んだのは、大分の郷土料理だんご汁と天むすのセット。
だんご汁は大小のサイズがあり、小でもなかなかのボリューム。小麦粉を練った「だんご」が入っていて、小でもお腹いっぱいになるので選ぶときは空腹具合と相談してください。
そして、だんご汁には大分の特産かぼすを絞って食べるのがメジャーなんだとか。食べてみると、かぼすの優しい酸味が汁に程よく馴染んで、めちゃめちゃ合う!そしてデザートは別腹の女子。「やせうま」と呼ばれる甘味もオーダーしました。やせうまと聞くと、は、「痩せた馬」をどうしてもイメージしてしまうと思うのですが、先程のだんご汁に入っていただんごにきなこがまぶされたものです。気になる由来なのですが、昔、八瀬(やせ)という名前の乳母が貴族の若君に作って差し上げたところ、気に入って「八瀬、うま(食べ物の幼児語、まんま)」と催促するようになったことからきているのだそう。(諸説あり)
地獄めぐり
別府といえば、地獄めぐり!私が大分滞在で何よりも楽しみにしていたことでもあります。観覧共通券2000円(税込)で行ける地獄は7つあるので、せっかくなので全ての地獄を制覇します‼︎
気になる地獄だけ見たい場合は、それぞれの地獄の入り口で券を購入することもできます。今回は、特に印象的だった地獄を3つ紹介します!
血の池地獄
血の池地獄とは、奈良時代に編纂された書『豊後国風土記』に「赤湯泉」の名で記された、1300年以上前から存在する日本最古の天然地獄で、その希少性が認められ、平成21年に国の名勝に指定されました。
昔から血の池地獄の赤い熱泥で皮膚病薬(現在の血ノ池軟膏)をつくったり、布や家の柱などの染色を行っていたそうです。
鬼山地獄
鬼山地獄は、別名「ワニ地獄」とも呼ばれています。大正12年に日本で初めて温泉熱を利用し、ワニ飼育を開始。 現在、クロコダイルやアリゲーターなど、約80頭のワニを飼育しています。
5メートル級の超巨大ワニもいました!
かまど地獄
かまど地獄は、かなり面白かったです。泉温98℃の噴気で、古来より氏神の八幡竈門神社の大祭に、地獄の噴気で御供飯を炊いていた事が名前の由来となっているそう。1~6丁目までの6つの地獄があり、1カ所で様々な地獄を楽しめる贅沢な地獄。飲用できる温泉水もありましたよ!
地獄には温泉プリンが販売されている場所もあり、合計4種類のプリンを食べたのですが、イチオシはかまど地獄の「醤油ぷりん」です。ぜひ食べてみてください‼︎
別府を見渡せる十文字原展望台
別府湾や市内を見渡せる、十文字原展望台にやってきました!日中は絶景、夜には美しい夜景が見れる場所ですが、訪れたこの日はこの通り濃霧…。
別府の地形の要因で、霧になることも多いのだそうです。
こいまーる家の家族とひょうたん温泉
この日は、こいまーるさんのお家にお邪魔させてもらいました。久しぶりに家族全員が揃ったということで、行きつけのひょうたん温泉へ連れて行ってもらい、家族写真に仲間入り。
「突然、帰ってきた長女だ!またいつでも帰ってこい」なんてことも言ってもらい、大分に家族ができた気分になり、すごく嬉しかったです。
子どもたちが背の順に並んだ写真。わたしは「長女」ですが小さい順に数えて2番目でした。笑
今回のルートはこちら。1日のトータル走行距離は75キロでした。あたたかく迎え、送り出してくれたこいまーる家のもとを去るのが名残惜しくも、宮崎県へ向かいます。それでは!