ELIS 旅の軌跡

滋賀を出発し、次の目的地である和歌山県の「川湯温泉」を目指します。

日本一の広さを誇る、十津川村

滋賀から京都・奈良を抜け、和歌山県を目指す道中にある「十津川村」は、奈良県の最南端に位置し、日本一広い面積を誇る村です。三重県と和歌山県との三県境でもあります。

この辺りを走っていて印象的なのは、独特な山並みの風景。折り重なるように遠くまで連なる美しい景色に、長旅の疲れも自然と癒されます。十津川温泉郷お昼休憩で、十津川村の「道の駅 十津川郷」に立ち寄りました。ツーリング中、地元の道の駅に並ぶ地元の特産品や手作りのお弁当に惹かれてしまうのは私だけでは無いはず…。十津川 たきこみご飯今回は、十津川村の特産品であるしめじや椎茸たっぷりの炊き込みご飯のお弁当をいただきました。大きな卵焼きも付いていて、見た目以上のボリューム感でお腹もいっぱい。地元の方が作る手作りのお弁当は、作り手の真心がこもった優しい味でした。

この道の駅には、湯泉地(とうせんじ)温泉から引いた無料の足湯があるので、立ち寄った際にはぜひ利用してみてください。

熊野本宮大社

熊野本宮大社続いてやってきたのは「熊野本宮大社」。熊野本宮大社は、全国に4700社以上ある熊野神社の総本宮です。平成7年に社殿が国の重要文化財に指定されました。

本殿へと続く道は勾配のある158段の石段を登るので、少し息が上がります。すぐ近くには旧参道もあるので、帰りに違う道を楽しむのもいいですね。

また、熊野本宮大社から10分ほどの場所にある、旧社地・大斎原(おおゆのはら)には高さ33.9メートルと、日本一の大きさを誇る大鳥居があります。 大斎原実は昔、この場所に本宮があったのですが、1889(明治22)年に起きた大洪水により社殿の多くが流出してしまったそう。現在は跡地として残っています。

源泉掛け流し温泉 民宿すみ家

民宿すみ家すみ家は和歌山県田辺市本宮温泉郷のひとつ、「川湯温泉」の中心部にある小さな民宿で、ここに2泊しました。

昔ながらの雰囲気でロビーや階段にも懐かしさを感じます。お風呂は源泉掛け流し。その証となる湯の花も見られました。

お風呂は源泉掛け流しのため激熱です。ぬる目のお風呂も用意されているので、丁度良い湯加減に調整してから入ります。

やっぱり源泉掛け流しの温泉はいいですね!お肌がツルツルになりました‼︎

川湯温泉

川湯温泉は、目の前を流れる大塔川の川底から70度以上の熱い温泉が湧きだす全国的にも珍しい温泉地です。

例年冬になると期間限定で川の中に仙人風呂という大きな露天風呂が作られ、12月から翌年2月まで楽しめます。宿泊先の宿でスコップを借りて、自分だけのオリジナル露天風呂も作ることもできます!

ちなみに、川で入る際は水着着用必須です‼︎

炭火焼鳥と熊野おでん おかげさん

炭火焼鳥と熊野おでん おかげさん川湯温泉の隣にある渡良瀬温泉には、超絶おすすめの飲食店があります。「炭火焼鳥と熊野おでん おかげさん」です。

店内は、昔ながらの雰囲気を感じる木造のカウンター席と4人掛けのテーブル席が一つあり、奥に畳の座敷もありました。実はここ、湯の峰温泉水で出汁をとったおでんのお店。「熊野おでん」はこのお店の大将が熊野古道に因んで、この地域を有名にしたいと願って名前をつけた「おでん」なのだそう。

温泉の成分を吸った大根はほろほろ。大人気の焼き鳥は炭火で焼いていて、一押しはハツと肝。美味しい料理に包まれて楽しいひと時を過ごしました。

温泉も、温泉水を使った珍しいグルメも堪能できる和歌山県田辺市。名古屋からの1泊ツーリングには最適の距離なので、今年も少し寒くなった頃に訪れたい場所です!

伊勢神宮へお礼参り

和歌山を出発して、いよいよ名古屋への帰路につきます。

今回の「西日本制覇」の旅では本当にたくさんのハプニングもありましたが、何より無事故・無違反で終えられることへの感謝の気持ちを伝えるため、伊勢神宮にお礼参りをしました。長かったようで、あっという間の3ヶ月の旅。お礼を終えた後は終着地の名古屋を目指します!

名古屋に帰ってきました

2021年11月23日、無事に名古屋に帰宅!荷物をおろしながら、道中の思い出が込み上げて涙が出てきました…。

「西日本制覇の旅」はこれにて終了ですが、旅の余韻はまだ尽きません。
次回以降、ダイジェスト版を何編かに渡ってお届けしますので、どうぞ引き続きお楽しみください!

 

今回のルートはこちら。トータル走行距離は約620キロでした。

 

 

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