「遠足のおやつ代は300円までですよ」だなんてよく言われましたが、たとえ300円でも激安スーパーで特売品を買いそろえたら定価換算で500円ぐらいにはなっちゃうわけで、先生に怒られないように証拠となるレシート持参で遠足へ行こうか、それとも定価の合計額が300円になるように計算し直しながら買うべきか、わりと真剣に悩んだことのある筆者です。さて本題。ツーリングには〈おやつ〉を持っていくべきかどうか、です。筆者の答えは「持っていくべき」。その理由はざっくり4つ、あるのです。

飲食店が見当たらない場合がある

 おやつ=携行食と考えてください。簡単に持ち運びができ、調理不要で、食器も不要、立ったままでも食べられる。アウトドアで活動するなら必携品です。携帯食、行動食とも呼ばれます。ツーリングもアウトドアにおける活動のひとつですから、携行食はあったほうが安心。山間の奥深く、住む人の少ない地域をツーリングしているときなんて、絶対に食べ物は持っていた方がいい。コンビニも食堂もない、そんな地域だってけっこうあるものです。仮に食堂が見つかったとしても、地方の小さな町の食堂は24時間営業なんかじゃありません。11時半に店を開け、14時にはいったん休憩。あとは夕方から営業再開というケースが多い。なので筆者はツーリングに出かける際、なんらかのおやつ(携行食)を持参します。たとえば、こんなもの。

ツーリングの携行食

 飴は必ず持ちます。ツーリング時だけでなく、「3.11」以降は日常でも、外出時は必ず持つようになりました。汗をかく夏場は、塩分の摂れるタイプがいいですね。そしてメインのバタピー。菓子パンなどと違ってつぶれないし、省スペースです。高カロリーで塩分も摂取できるので、携行食としてはバツグン。夜はビールのおつまみにもなる。サブとして、干しブドウ。林道ツーリングや、トレッキングなどのアウトドアレジャーを兼ねたツーリングに出かける際は、よく携行していました。カロリーはバタピーの半分ですが、糖質は10倍、炭水化物は4倍。なのでこの2つを合わせるとバランスがいい(自分的には)。万が一、何かあったときにも安心なんです。

万が一、何かあった時のために

 これっぽっちの量で? と思われるかも知れませんが、たとえば干しブドウ。干したからコンパクトにまとまるわけで、干して縮まる前は、立派なブドウなんです。

ツーリングの携行食

 画像はイメージとして撮影したもので、左のブドウと右の干しブドウは同じ品種ではありませんが、干しブドウも干す前は立派なブドウだったと想像できますよね!? 干しブドウを一袋食べて、水をグビリと飲んだとしたら、おなかの中に取り込まれた栄養素とボリュームは、フレッシュなぶどうを2〜3房食べたのと同じ状態になるはず(極論ですけど)。
 なので、何かアクシデントに見舞われた場合にも対応できるよう、筆者はピーナッツや干しブドウは携行するようにしています。林道ツーリングのときは絶対です。

ツーリングの携行食

 舗装路のある集落まで無事に出てこられたら安心。けれども、もし林道の奥でマシントラブルが発生し、歩いて下山しなければいけなくなったとしたら……。あるいは側溝に落ちてしまったバイクを引き上げなければならなくなったとしたら……。携行食があれば、体力も回復させられるでしょう。

遠足気分が味わえて楽しい

 このように、携行食があれば、何かあった時に安心なのです。そのほか、携行食として何を持つか、あれこれ考えたりするのも楽しいもの。干しブドウばかりじゃ飽きちゃう、というのならば、干しマンゴーでもいい。要はドライフルーツだったら同じような効果があるわけです。バタピーじゃなくて、ミックスナッツでもOK。何でもいいんです。簡単に持ち運びができ、調理不要で、食器も不要、立ったままでも食べられるのなら。

ツーリングの携行食

 写真のチョコレート菓子は、アサヒグループ食品の「1本満足バー」。食物繊維とビタミン5種を配合し、小さいのに1本でもそこそこの満腹感が得られる栄養サポート食品です。この「プロテイン」シリーズのほか、「シリアル」シリーズ、「ベイクド」シリーズなど、味も種類もいろいろ。
 そのほか大塚食品の「ソイジョイ」や「カロリーメイト」、森永製菓の「inバー プロテイン」も各種あります。
 「次のツーリングでは、何を持っていこうかな?」そんなことを考えながら買い物に行くのは、遠足気分で楽しいものです。どうぞ300円と言わず、好きなだけ買ってください。証拠のレシートも不要です!

景色のいい場所での休憩に

 ツーリングに〈おやつ〉を持っていくべき4つの理由、その最後は「景色のいい場所での休憩に」ということ。絶景の高原ワインディングなんて、あまりの気持ちよさについつい最後まで走り切ってしまいがちですが、そんなときこそ小休止。はやる気持ちを抑えて、見晴らしのいい展望スポットなどでひと息つきましょう。そのほうが安全だし、ひと息つけば、その後の走りもじっくり味わえます。

ツーリングの携行食

 おやつ休憩をするなら、飲み物もあったほうがいいでしょう。というか、ツーリング時は飲み物必携。特に暑い時期は、こまめな水分補給が必要です。ペットボトル飲料でもいいし、エコな水筒でもいい。保冷・保温できるステンレスボトルならば、なおいいですね。行った先で湧水スポットなんかあったら最高です。空になったボトルに冷たい湧き水を詰めて、またひとっ走り。なーんて話をしていたら、なんだかツーリングに出かけたくなってきました。
 明日あたり、行こうかな? ではまた!

 

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