前回は町中華の野菜炒めのハナシ
みなさん、こんにちは青木タカオです。前回からココでしているのは、レッドバロン葛飾にて購入したホンダ『CRF250L<S>』のおかげで、ボクのバイクライフがより充実しているというハナシ。
神奈川県相模原市にて取材があり、その途中で立ち寄った中華屋「良香」さんで美味しい「野菜炒め」をいただきました。本当は「チャーハン」を食べたかったのですが、メニューの中で最もリーズナブルであったことから、自意識過剰なボクは「一番安いものを頼んだと思われたくない」とか、「隣の人の炒め物が気になって仕方がない」と勝手に頭の中がぐるぐる迷いまくり、面倒くさい性格が大爆発。
結果的には「野菜炒め」が旨くて大満足でしたが、「次は焼飯を食らうぞ!」と決心しつつ、仕事へ向かったのでした。
頼りは青い案内標識と勘
仕事を終えると、夕方の16時頃。日が暮れるまでには、まだ少し時間があります。東京の東側、下町に住むボクとしては、あまり来ないエリア。ライダーに人気の宮ヶ瀬湖も近いはずです。
と、ウズウズしてきたので走り出します。ボクの『CRF250L<S>』にはスマホホルダーがついていないので、ナビアプリを見るには停車して、ポケットからスマホを出さなければなりません。
グローブも外さなければならず、とても面倒。道に迷ったほうが、時間的にはだいぶロスなんですが、昔ながらのやり方、道路の案内標識を見ながら進んでいきます。仕方がありません、ボクはこれが好きなんです。
宮ヶ瀬湖の看板を頼りに走り、たどり着いたのは「あいかわ公園」の駐車場でした。湖畔までは遊歩道で行くとのこと。面倒くさいので、ヘルメットを脱ぐこともないまますぐに出発します。
湖畔を走る道路は景色がきれい。平日の夕方、交通量は少なく爽快な気分。すると、馴染みのある駐車場に。「鳥居原園地」です。休日になるとライダーたちがたくさん集まっていて、何度か取材に訪れたことがあります。
ほとんど人のいない平日の夕暮れ時。写真を1枚撮って、次へ行くことにします。目指すはヤビツ峠です!
カーブミラーを注視しつつ慎重に
宮ヶ瀬北原の交差点を右折すると、県道70号秦野清川線をひたすら走るルートになります。1〜1.5車線の舗装路で、丹沢を南北に貫く唯一の道路。登山やサイクリング、観光客に人気のある約70kmの道のりで、ライダーにもとても有名です。
ここ「ForR」では田中淳磨さんが、秦野市側から『セロー』でアプローチする詳細なレポートを寄稿してくださっていますので、興味のある人はぜひそちらも読んでください。最後にリンクを貼っておきます。
長者屋敷キャンプ場をすぎると、道は狭くなります。山の中、渓流沿いを走って、心が癒やされますが、対向車には要注意です。ブラインドコーナーではカーブミラーを必ずチェックします。
唐沢キャンプ場を過ぎると、本谷川はますます美しい。対向車も後続するクルマやバイクは一切いません。エンジンを停めると聴こえるのは、川の流れる音だけ。梅雨の合間、曇天の1日ですが、とても清々しい気分です。
県道70号線は塩水橋で大きく弧を描き、本谷川と離れつつ標高を上げていきます。2019年10月の台風19号によって道路が被害を受け、復旧工事のため2022年11月15日から2023年3月末まで旧金沢キャンプ場からココまで走ってきた区間は全面通行止でした。
林道本谷線の起点はゲートが閉鎖。この先は車両通行禁止です。
ついにヤビツ峠に到着です。休日には賑わう「国民宿舎丹沢ホームヤビツ峠売店」も平日の夕暮れ時は、人の気配がありません。
「林道表丹沢線」の起点もゲートがおりています。そう、ヤビツ峠を越えた秦野市側が「“表”丹沢」であり、「“表”ヤビツ」とも言われておりまして、宮ヶ瀬側が「“裏”丹沢」「“裏”ヤビツ」と呼ばれています。つまりボクは“裏”ルートを辿ってきたわけですね。
途中の枝道にダート区間があり、少しだけ入ってみたり。すると、まもなくして雨がしとしと降り出し、日が暮れてしまったので、下山を急ぐこととしました。
「菜の花台展望台」など、表ヤビツには見どころが沢山ありますが、雨だし、夜だし、もう帰るしかありません。ゆっくり時間をとって、また林道ツーリングへ行ってみたいものです。
相変わらず、ナビも見ないまま青い案内標識と勘を頼りに南下すると、国道246号線と合流。そのまま東へ向かったら、東京方面だとしばらく走っていたら、「伊勢原大山インター」と高速入口の案内が。「はて、そんなインターチェンジあったっけ?」と思いつつ、国道246号線を離れて山側へ再び北上すると、高速道路に乗ることができました。あとから知りましたが、建設中の新東名高速道路の一部開通区間です。2020年3月7日に開通したそうで、ボクが知らない間に3年が経っていた模様です。
伊勢原ジャンクションで走り慣れた東名高速道路と合流し、あとはもうお家へ帰るだけ。津久井湖を夕方に発ってから一度もヘルメットを脱いで休憩していなかったので、トイレに立ち寄ろうと港北パーキングエリアへ。首都高もスイスイで、無事に帰宅しました。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。仕事の合間というか、取材が終わってからの束の間プチツーリング。『CRF250L<S>』のおかげで楽しめました。田中淳磨さんによる秦野市側からアプローチするレポートもぜひご覧ください!