2026年2月21日(土)~2026年3月22日(日)、東京都青梅市で開催されている「吉野梅郷(よしのばいごう)梅まつり」。かつては日本一とも呼ばれた観梅の名所が、壊滅の危機に襲われたのは2009年のことでした。この場所で、国内で初めて「ウメ輪紋ウイルス」の感染が確認されたのです。感染力が高く、農業に多大な被害を与えるこのウイルスを根絶するため、2014年には梅郷全域、3万6千本にも及ぶすべての梅の木を伐採……。再植栽が始まったのは2017年。いま、吉野梅郷はどんな様子なのか。開催中の梅まつりに出かけてみました。
再植栽から10年。吉野梅郷の春は!?
奥多摩街道の「小作坂下」交差点で吉野街道へスイッチし、約8㎞。多摩川に沿って延びる、のどかさの漂う片側1車線の道を西進していくと、東京都青梅市梅郷に到着。
梅郷って、地名なのです。梅郷1丁目から梅郷6丁目まであり、江戸時代から梅の一大産地として知られた地域だったのだとか。
そんな梅の里で、ウイルスを根絶させるため、苦渋の決断としてすべての梅の木を伐採したのが2014年。
ウイルスの根絶を確認し、再植栽を始めたのが2017年。
今年でちょうど10年です。梅郷では、若い梅の木がたくさんの花を咲かせていました。
ホッとする眺めです。いい香りもします。これなら「梅まつり」会場も賑わっているに違いない。

梅まつり会場となっている青梅市「梅の公園」へクロスカブで向かうと、道にはたくさんの観光客が。
公園の駐車場は障がい者用区画のみとなるため、みなさん、離れた場所の駐車場から徒歩でやってくるのですが、バイクと自転車は問題なし。公園の正面口の真ん前に駐輪スペースがあるのです。駐輪料金は無料で、大型バイクもOK。
珍しいバイクで来ている地元ナンバーのライダーもいました。古いイタ車、モト・モリーニの125H。これ、40年ぐらい昔の車両じゃないでしょうか。初めて見ました。
梅まつり会場は広い!

駐輪場に愛車をあずけ、公園内へ。「梅の公園」は山の斜面に作られているので、傾斜を上りながらの観梅となります(高低差60m)。ライディングジャケットを着たままでの散策は汗をかきますから、脱いだ方がいいかも。

いろんな梅の木が花を咲かせています。再植栽から10年ですから、どの木も若い。まだまだ復興の途中ですが、地元の方々の努力が伝わってきます。
その努力が実って咲く、花々。美しいじゃありませんか。




かつては約120品種、1700本以上の梅が植栽され、花の時期には10万人以上もの観光客で賑わったという、吉野梅郷の「梅の公園」。
復活への力強い歩みを、そこかしこに感じます。
軽食持参もいいかも

公園内には4つの東屋(あずまや)がありますので、おにぎりやサンドイッチなどを持参し、そこで食べるというのもいいかも知れません。

レジャーシートを広げてお弁当、という行楽客も見かけました。正面口の近くに屋台も出ていましたから、そこで焼きそばを買ってくるというのもアリかも。

梅まつり期間中は、各種イベントも行なわれています。筆者が出かけた2月23日(祝日)は、地元の中郷囃子連による演奏も行なわれていました。
3月8日(日)には神代橋通りで青梅太鼓、吉野音頭、獅子舞、高円寺阿波踊りなどの催しも予定されています。
3月15日(日)には公園内で大道芸や南京玉すだれが見られるそうです。
今年の梅まつりは3月22日(日)までですから、興味がある方はぜひ!
青梅ラーメン!?

ここからは別件のお話。
せっかく青梅まで来たので、以前から気になっていたラーメン屋さんに立ち寄ってみました。
青梅ラーメン「マルフル食堂」旧青梅街道店です。青梅ラーメンというジャンルがあるのかどうかは知りませんけど、そう名乗られると興味がわくというものです。
店の前では「ワンタン麺」と記されたポンクのノボリが威勢よくはためいていたので、それがイチ推しメニューなんだなと解釈し、注文。

海苔とナルトというオーソドックスな具が加わっているという点が個人的に好きです。チャーシューが1枚じゃない、というところも好感が持てます。
ショウガの効いた醤油スープはキリッとした味わい。フルフルちゅるんちゅるんのワンタンに対して、平打ちストレートの細麺はコシが強くて好対照。ワンタン麺980円、ごちそうさまでした! 次回は「スープをかけて食べるとおいしいよ」というサイドメニュー、わさび飯250円も注文したいと考えております。
