栃木県那須塩原市にある「那須モータースポーツランド」(那須MSL)の取材で、筆者が定宿にしているのが『ホテルアライ』。那須MSLまでバイクで10分の上に、安くて温泉に入れて、何かと居心地がいいのだ!
那須MSLまでスグ、もちろんあのメーカーとは関係ない笑
那須MSLに行く道中、スーパーカブ110で巡ったスポットを紹介した「昭和レトロ紀行 茨城編」。その夜に泊まったのが『ホテルアライ』だ。
時折、取材させていただく那須MSLは、日帰りの場合も多いが、スタートが早朝の場合は宿泊するケースもある。今回のようにツーリングを兼ねての取材はそれほどなく、久々の宿泊だ。
そんな際、私のお気に入りがホテルアライ。なぜ、気に入っているかと言うと、とにかく安いから笑。部屋はツインルームが標準で、食事ナシの素泊まりは5500円~(1名)、朝飯付きで6270円~(同)。
「那須」はどことなく高級リゾートのイメージがあるように、ホテルの相場が若干高い気がする。にも関わらず那須MSLまで約7km、バイクなら10分の近距離にあって、これほど安いのはホテルアライしかない。
ではボロボロなのか、と言うとさにあらず。いや、昭和のビジネスホテルといった趣で、確かに若干建物は古いようだ(創業年は不明)。でも綺麗に清掃されていて、スタッフさんも親切なのがいい。
そして温泉に入り放題なのがポイント。ホテルの宿泊者は、隣接する日帰り温泉施設「皆幸乃湯」を無料で利用できるのだ。
シンプルだけど必要十分、実は隠れた人気宿??
簡単に施設を紹介していこう。まず駐車場がだだっ広く、無料で約50台が停められる。ちなみに入口にはレッドバロンのマークが入ったバンが! 何か関係があるのかなと思って中の人に聞いてみると、那須MSLの車両で、運営に協力してくださってるスタッフさんを送迎するためにたまたま停車していたらしい(笑)。
緩やかなスロープを登ってホテルの受付へ。小さいロビーには水槽があり、中には熱帯魚ではなく、亀がいる。
対応してくれたスタッフのおじさまは、やはり親切。さっそく部屋へ。
さらに各階のエレベータ前には電子レンジと殺虫剤が! 若干そっけないけど実用的。こういうのでいいんだよこういうので(『孤独のグルメ』風)。
そして肝心の部屋。
洒落っ気はなくシンプルだけど、必要にして十分。こういうのでいいんだよ(2回目)。シングルの料金でツインの部屋に泊まれてしまうわけだけど、もう片方のベッドにモノを置けて広く使えるのもいい。
個人的にポイントなのが館内のWI-FIがけっこう速いという点。スマホで確認するとネットワーク速度が144Mbps出ていた。仕事でデータをやりとり(私たちの仕事では写真のアップロード、ダウンロードなど)のほか、動画を見るのにも不足はない。
ちなみに喫煙ルームもある。私はスモーカーではないので禁煙の方がよかったのだけど、今回は予約が取れず喫煙部屋となった。ホテルアライ、実はなかなかの人気なのか・・・・・・!?
まずは食事処で国産自家製チャーシューメン!
人心地ついたので、さっそく温泉&メシだ。日帰り温泉施設「皆幸乃湯」まで歩いて1分弱。ここに食堂もある。
順番としては風呂の後にメシとイキたいのだけど、腹も減っているし、オーダーストップが迫っていたのでまずはメシにした。
私が注文したのはチャーシューメン。「国産自家製」に惹かれてしまった。で、待つこと10分ほど。出てきたのはザ・健康ランドのラーメン!
麺はかんすい多めのやや縮れたタイプ。そこにさっぱりした醤油ベースのスープが絡む。気取ってなくて普通にウマイ。箸で持っただけでホロリと崩れるチャーシューが特に美味だ。こういうので(以下略)。
無料で天然かけ流し100%の湯を堪能!
さぁ腹も膨れたし、温泉だ! 皆幸乃湯は加水、加温、循環なしの自家源泉100%かけ流しの天然温泉。pH9.3のアルカリ性単純泉で、神経痛や筋肉痛、関節痛、五十肩などに効能がある。また、冷え性や疲労回復などにも効果があるという。
まさにツーリングや那須MSLでの疲れを洗い流すのに最適な泉質なのだ。
サッパリして、運転がないなら湯上がりに一杯ビールを飲るのもいい。今回は食事処が閉まってしまったので自販機のビールでも買おうっと。なお1.4kmの距離にコンビニもある。
ちなみに皆幸乃湯の入浴は22時までだけど、ホテルには同じ温泉を使った共同浴場もあり、こちらは24時間利用できる! 温泉好きにはタマラン宿なのだ。
夜は昭和レトロで宿泊したあんな宿やこんな宿とは違って、快適に眠れた。ツーリングの疲れを癒し、翌朝、元気になって那須MSLの取材に向かったのだった。
ホテルアライは那須MSLはもちろん、那須や塩原方面へのツーリングにも持ってこい。リーズナブルに温泉も楽しみたい「こういうのでいいんだよこういうので」なライダーにぜひオススメしたい!