昨年末にスーパーカブ110(JA44)を購入し、早くも半年が経過した。半年と言えば・・・・・・「6ヶ月点検」! レッドバロンのオリジナルメニューで、様々な点検が受けられるのだ。その一部始終をお届けしよう。

アッという間に半年、何か忘れているような気が

 初めての新車であるスーパーカブ110をレッドバロンで購入して早くも半年。買って3ヶ月で新型が登場したり(笑)、昭和レトロを巡るツーリングに出たり、と色々なことがあった。

コンディションは絶好調だったが、何か忘れているような気がする。ふとした拍子に「6ヶ月点検か!」と突然思い出した。購入店のレッドバロン浦和東で1ヶ月点検を受けた際に「次は6ヶ月点検をぜひ」と言われていたのだ。

私はバイクを乗りっぱなしにしがちだ。正直な話、新車から半年で点検が必要なのかなと考えた。だが、スーパーカブ110が初めての新車だったこともあり、短いスパンで点検を受け、新車に近い絶好調をキープしてみるのもいいのでは、と思い直す。

というワケで来店日を予約し、久々にレッドバロン浦和東に足を運んだ。

↑スーパーカブ110を購入したレッドバロン浦和東へゴー(購入時の記事はコチラ)。■埼玉県さいたま市緑区三室50-5 水曜休(祝日は営業) 10~20時(11~2月は10~19時) TEL:048-874-0517


店内に入ると村上店長が出迎えてくれて「R★B見ましたよ~」と第一声。レッドバロンが発行しているフリーペーパー「R★B」vol.44で、ForRメンバーの谷田貝さんと一緒に“カブ主”として掲載されていたのだ。うれしはずかし、とはこのことか、と思いつつ、この場を借りて宣伝しておきたい。

↑「R★B」はレッドバロン各店のほか、一部の教習所やバイク用品店などに設置。また、店舗近隣にポスティングされている。『ふたりの「ひろあき」』として紹介されているが、言われて初めて気が付いた!

レッドバロン独自のサービスで14項目を点検

さて「6ヶ月点検」とはどんなものか? 本来の法定点検は12ヶ月と24ヶ月。6ヶ月点検はレッドバロンのオリジナルメニューで、エンジン点火・潤滑装置・クラッチ・ブレーキペダル・灯火装置など14項目を点検する。

6ヶ月点検までに走行距離1000kmに到達するつもりだったが、愛車の走行距離は半年でわずか680km。まぁ忙しかったので仕方ない(笑)。

この日、点検を担当してくれたサービスマン(メカニック)は吉川さん。駐車場に置いたスーパーカブ110をサービス工場に移動し、いよいよ点検の開始だ。

↑作業台を上げて点検スタート。サービスマンの吉川さんは25歳の若さながら手慣れたもので、テキパキと作業されていた。


まずはエンジンオイル交換から。この車両で初のオイル交換となる。エンジン下のドレンボルトを外し、古いオイルを抜く。

↑古いオイルを排出。パットには部品落下を防ぐメッシュが固定されている。レッドバロンでは、こうした作業効率を高める器具が多く存在するのだ。

↑2018年以降のスーパーカブは独特な形状のドレンボルトとスプリングが特徴。オイルストレーナースクリーンには黄緑色の物質が付着している。


異物をキャッチするストレーナーに黄緑色の物体が見えた。吉川さんに尋ねてみると「工場での組み付け時に使ったペイントが落ちてきたものです」とのこと。新車ならではの現象というわけだ。

そしてオイルは走行距離680kmながら、真っ黒!

↑排出した古いオイル。正直もう少しキレイな色だろうと思っていたので意外だが、これでフツーだ。


「スラッジは混入していないので、特にトラブルはありませんね」と吉川さん。ここまで短期間でオイルを交換したことがなかったので驚いたが、680kmでも黒くなるものらしい。

いよいよオイルリザーブシステムを初体験! これはスゴイ

ついにエンジンオイルを注入だ。レッドバロンと言えば独自の「オイルリザーブシステム」があまりにも有名。私も漏れなく加入済みだ。レッドバロンでバイクを買ったのは今回が初めて、オイルリザーブシステムを体験するのも初とあって興味津々で作業を見学させてもらった。

「オイルリザーブシステム」とは、一定量のオイルを前もってリザーブ(予約購入)しておくというもの。加入時に量を30Lと15L、グレードをVSまたはVRから選ぶ。

DIYでオイル交換する場合、缶で購入すると余ってしまいがち。保管しておくとオイルの劣化を招くし、廃油を処理するのも面倒だが、オイルリザーブシステムなら、こうした問題を全て解決できる。

ショップが管理するため、DIYのようにオイルが余ることがなく、頻繁に新しいオイルを仕入れているため、常にフレッシュなオイルが提供される。もちろん廃油の処理も不要だ。

グレード リザーブ量 契約・継続料金 払い戻し金額
(1リットルあたり)
※加入額が上限
契約特価 レッドバロン会員価格
VS グレード 30L ¥12,000 ¥18,000 ¥2,000/L
15L ¥6,000 ¥9,000
VR グレード 30L ¥18,000 ¥27,000 ¥3,000/L
15L ¥9,000 ¥13,500

 

しかも価格が非常にリーズナブル。とりわけ車両を購入した際に加入できる「契約特価」はオトクだ。私はVSグレード15Lを契約特価で加入したので料金は6000円。リッターあたり、わずか400円に過ぎない!

安いながらもオイルはエルフやモチュールといった一流ブランドなので安心。VSグレードはエルフのMOTO 4RS(部分合成油)、VRグレードはモチュールの200-4TR/SまたはエルフのMOTO 4VR(ともに全化学合成油)となる。

そして加入後は、全国のレッドバロンでいつでもオイル交換ができる。しかも予約不要でOK。つまり長期間のツーリング中にオイル交換のタイミングが来てしまっても、旅先のレッドバロンにフラッと立ち寄るだけでいいのだ。

さらに車両を乗り換える際、残ったリザーブオイルを払い戻ししてくれるのも経済的。レッドバロンでバイクを買ったら入らずにはいられないシステムと言えるのだ。

独特なオイルガンで規定量を速やかに注入!

オイルは天井にぶら下がっている独特なガンで注入される。

↑ガソリンスタンドの給油ノズルに似ているが、まさしく「ガン」だ。

 

↑背面のダイヤルによってオイル量を設定できるので、ジャストな量をすばやく注入可能。

 

↑オイルは天井のラインから供給され、整備のジャマにならない。

 

↑店舗入口にある専用オイルタンクから天井を伝って、オイルが給油される。異物が入りにくい構造の上に、多くの利用者がいるためオイルの入れ替えも早い。


スーパーカブ110はオイル量が0.8Lと少ないこともあって一瞬で注油完了。なお、オイル交換の技術料は点検料に含まれるため、オイル交換時期と点検時期が近い場合は同時にやってもらうのがオススメ。オイル交換料が実質無料になるのだ!

私はオイルリザーブシステムに加入済みなので、この日はエンジンオイル代も不要だ。

おっと、オイルリザーブシステムを力説していたら長くなってしまった(笑)。続きは後編でお送りします。

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