大好きなバイク、知ってるつもり、乗れてるつもりでも、ミスやトラブルはつきものだ。ライダーがやらかしがちな「バイクあるあるトラブル」と、その対策を知っておこう。

真冬にバイクに乗りたがるライダーは少ない。いうまでもなく寒いからだ。防寒の工夫で冬のライディングを賢く楽しもう。
走るからこそ寒い
冬にバイクが寒いのは、もちろん冷たい走行風があたるから。気温5度のとき時速60km/hで走ると、体感温度は10度ほど下がる。地上の気温は5度でも、乗車中は氷点下5度。たとえ春が来たと思っても、ライダーはその頃まだ真冬の中を走っていることになる。
まずはライディングウエア
寒い時季には風を通しにくいウエアが必須。風が吹き込みやすい首まわりと袖口をしっかり閉められるものを選ぶのがコツ。ウエア選びは防寒の基本だ。
カイロを活用!
コンビニなどで売っている「使い捨てカイロ」は、鉄が錆びるときに出る熱を利用する「鉄粉酸化型化学カイロ」の通称。1回使うとゴミになってしまう欠点はあるが、安価で手軽だ。厳寒時には複数同時使用できるのもメリットだ。
どこに貼る?

「使い捨てカイロ」は、同時に複数使えるが、当てずっぽうに貼りまくっても効果は上がらない。
温罨法(おんあんぽう)は、首やワキ、足の付け根などの大きな血管を温めることで効率的に全身を温めるテクニック。カイロにも応用がきくが、カイロは肌に直接触れさせたり、薄手の服越しに長時間使うと低温やけどを引き起こすことがある。ワキはともかく、乗車中に圧迫されやすい足の付け根などはリスクが高いので使用を避けよう。みぞおち、下腹部、腰(背中側の背骨両脇)を優先的に温めるのがコツだ。
使い捨てじゃないカイロもある

筆者愛用のZippoハンディウォーマー。触媒式カイロの一種で、ライター用オイルを燃料にする。
「使い捨てカイロ」が発売された1978年までは、ベンジン(ナフサ)と白金の反応で発熱する「ハクキンカイロ」などの触媒式カイロがよく使われていた。燃料が必要だし点火の手間もかかるが、繰り返し使えて経済的だ。最近はUSB充電式の電熱カイロも売られていて、低コストで簡単に使える。バイク用としてはややパワー不足だが、手軽なので、通勤などで毎日短時間だけ乗るライダーにはピッタリだ。
服が足りない!
新聞紙を着る?

防災用アルミシートやポンチョは、百均でも簡単に手に入る。
ウエアの防寒がイマイチで寒すぎる……冬のツーリングではよくある困りごとだ。そんなとき、かつてのバイク少年は新聞紙を服の下に突っ込んでしのいでいた。それなりに防寒効果が得られる方法だが、このごろは新聞を読む人が減り、新聞紙も手に入りづらくなった。かわりに百均などで売られている防災用アルミシート(エマージェンシーブランケット)が使いやすくなった。安価で薄くて軽く、携帯しやすいから、バッグの奥に一枚しのばせておくといいだろう。
レインコートは防寒にも
レインコートを着れば寒さがやわらぐ。雨具を持たずに走っているときなら、コンビニで買うこともできる。ただ数百円程度の安価なビニール製レインコートは、布地の硬いライディングジャケットにこすれると破れやすい。着脱はていねいに。
寒さ対策をカスタムで

純正オプションのビキニカウルを装備したヤマハ XSR125。ライダーの体幹に当たる風は、ビキニカウル装着で約50%、フルカウルなら約70%減らせる。
走行風を防ぐカスタムも防寒対策として有効だ。カウルがあるだけで、ネイキッドよりは寒さがマシになる。カブなどの実用車なら、大型風防やハンドルカバーを取り付けるのも悪くない。オフ車ならナックルガードを使えば、指先に当たる風を半減でき、防寒効果が得られる。ドレスアップを兼ねた防寒カスタムを楽しむのもいいものだ。

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