スズキは、ミドルクラスの名作アドベンチャーモデル「Vストローム650/XT」のエンジンを平成32年(令和2年)国内排出ガス規制に適合し、一部をニューカラーに置き換えて2022年モデルとして発売する。価格は各モデルとも3万3000円増。

●文:ヤングマシン編集部 ●外部リンク: スズキ

ベテランからも熱い支持を受けるアドベンチャーツアラーがモデルチェンジ

SV650系から派生したVツインエンジンを搭載し、欧州などでの人気を受けて日本でも2013年に販売開始されたVストローム650/XTがモデルチェンジを受けた。スズキは、扱いやすさとトルク感、鼓動感で定評のあるエンジンは平成32年(令和2年)国内排出ガス規制に適合させ、一部カラーリングを新色に入れ替えて、2022年モデルとしてVストローム650を4月27日に、そしてVストローム650XTを3月28日に発売する。

角ばったデザインのVストローム1050に対し、クチバシが特徴のスタイリングは共通しつつもやや丸みを帯びたデザインの650は、前19/後17インチホイールや定評のあるエンジン、3段階に調整可能な大型スクリーンなどにより、ロングツーリングを疲れず楽しく走り切れるマシンとして、ベテランにも支持されている。

前後ホイールをワイヤースポークタイプに変更(チューブレスタイヤを装着可能)し、ナックルカバーやアンダーカウルを装備するXTは2017年に追加されたバリエーションで、価格が3万3000円プラスに抑えられている。

いずれも大容量20Lの燃料タンクや12Vのアクセサリーソケット、2段階から選択可能なトラクションコントロールシステム、スタータースイッチをワンプッシュするだけでエンジンが始動できる「スズキイージースタートシステム」、発進時にエンジン回転数を自動的に上げるローRPMアシスト、前後車輪のロックを防ぐABSなどを標準装備する。

気になる排出ガス規制対応による出力の変化については、最高出力は69PS/8800rpmで変更なし。最大トルクは6.2kgf-mで変わらないが、発生回転数は6500→6300rpmとなった。

SUZUKI V-Strom650 ABS[2022 model]

主要諸元■全長2275 全幅835 全高1405 軸距1560 シート高835(各mm) 車重212kg(装備)■水冷4ストロークV型2気筒DOHC4バルブ 645cc 69PS/8800rpm 6.2kgf-m/6300rpm 変速機6段 燃料タンク容量20L■タイヤサイズF=110/80R19 R=150/70R17 ●価格:95万7000円 ●色:白、黒 ●発売日:2022年4月27日

ブリリアントホワイト(YUH)

グラススパークルブラック(YVB) 

SUZUKI V-Strom650 XT ABS[2022 model]

主要諸元■全長2275 全幅910 全高1405 軸距1560 シート高835(各mm) 車重215kg(装備)■水冷4ストロークV型2気筒DOHC4バルブ 645cc 69ps/8800rpm 6.2kg-m/6300rpm 変速機6段 燃料タンク容量20L■タイヤサイズF=110/80R19 R=150/70R17 ●価格:100万1000円 ●色:黄、白、青×艶消し銀、黒 ●発売日:2022年3月28日

チャンピオンイエローNo.2(YU1) 

ブリリアントホワイト(YUH)

パールビガーブルー×マットソードシルバーメタリック(CFR)

グラススパークルブラック(YVB)

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