バイクでツーリングがしたい人にはレッドバロンは大きなメリット
ツーリング。僕がバイクを買ったらやりたいこと、それはとにかくバイクで旅することだった。自分のまだ知らない世界を自分が操る乗り物で、自分で行き先を決めて走るそんな“自由な旅”がしたかったのだ。
公共交通機関ではなく、自分で全ての舵を握る旅。ただそんな旅は元々、バイクの免許を取る前の高校1年から自転車でやっていた。マウンテンバイクにキャンプ道具を積んで、夏休みに仲間と1週間くらいかけてチャリンコ旅行に出る。僕のツーリングデビューは自転車だったのだ。
そんなチャリンコ旅行で一番困ったのは自転車の故障だ。パンク、チェーン外れなんていう、自分でなんとかなるような初歩的なトラブルならいいのだが、転倒によるホイール湾曲、変速機破損、ベアリング破損などなど、ときどき自分ではどうにもならないトラブルに見舞われることもあった。まぁ、それでもなんとかして自力復旧して戻ってくるのだが、重大な故障を起こせばそこで旅は中断だし、なんとか続けられたとしても、騙し騙し自転車を走らせることになる。その時点でもう旅を楽しむどころではなくなってしまう。これが一番イヤだった。
だからバイクでツーリングに行きたいと思った時に一番の不安となったのが旅先でのマシントラブルだった。自転車よりも遥かに遠くへ短時間で行くことができるバイク。当然行動範囲も広がるワケだが、エンジン付きの車体は押せば重いし、そもそも現場で応急処置ができるような技術もない。なにかしらの重大なトラブルが発生すれば最悪バイクを置いて帰ってくるなんてこともあり得るだろう。
旅先でのリタイアが気になる僕には、全国展開をウリにするレッドバロンの店舗網はとにかく魅力的に映ったのだ。もう30年近くも前の話だから実店舗数はさすがに覚えてないが、当時からツーリングのサポート体制が評判がよく、全国に100店舗以上あったような記憶がある…(現在は300店舗以上)。しかも所在地は北は北海道、南は九州。とにかく遠くへ行きたいと思っていた僕にとって、そんな遠方の地をツーリング中でも何かあったときに、駆け込めば確実に面倒を見てもらえるお店があることは何よりのメリット。レッドバロンなら全国どのお店でも修理ができて旅を続けられるというワケだ。
当時は携帯電話やインターネットが普及しておらず、レッドバロンでバイク購入時にもらえた“マイツーリングパスポート”に記載されている店舗一覧を見るたび心強く思ったものだ。
ツーリングで遠出する際に便利な全国ネットワーク
しかも、当時からロードサービスにも力を入れており、自走不可能な状況に陥ってもバイクをピックアップしてお店まで運んでもらえる。これがツーリングライダーにとって何より心強い。実際、ロードサービスを使うような事態にも陥ったことがあるのだが、その話はまた別の機会にするとしよう…。
というわけで、そのレッドバロンが持つ巨大なネットワークがとにかく魅力的に映ったのだが、実際、レッドバロンでバイクを買うとツーリング先でとても便利だった。
例えばツーリング中、ふとタイヤを見たら釘が刺さっていた…なんて状況はよくあるもんだ。まぁ、放っておいても無事に帰れることがほとんどだが、釘の存在を知ってしまうと途端にワインディングが楽しくなくなるもの。そんな時にも近くのレッドバロン店舗を探して駆け込めば、その場でパンク修理してもらえるのである。当時は、携帯電話なんてなかったから、“マイツーリングパスポート”で近くの店舗を探し、公衆電話から連絡してお店に直行。プロのメカニックに処置してもらえば、そこからの旅は心機一転。気持ちよくリスタートできるってわけ。
全国300店以上のレッドバロンがあなたのツーリングをサポート
念願だった北海道ツーリングでも、レッドバロンユーザーのメリットを最大限に利用させてもらった。当時、会社を辞めた僕は、3ヶ月以上フラフラと北海道を回っていた。それだけ走っていれば、当然チェーンも弛むし、タイヤも減ってくる。距離を走ればオイル交換だってしたくなる。
そんなロングツーリング時にも「近々、お店のあるあたりに行くんですが、面倒みてもらえますか?」と事前に電話をするだけで受け入れてくれる。旅の間、そんな感じで何店舗かのレッドバロンを頼ることになったが、驚いたのはどの店舗でも、一見さんの僕に対し嫌な顔一つせず作業してくれる。それどころか「ロングツーリングならわざわざ荷物を下ろすのは面倒でしょう。そのままで作業しますよ!」なんてそのお店でバイクを買ったお客でもないのにきちんと面倒を見てくれる。これがとにかく嬉しかった。
というわけで、バイクを買ったらツーリングがしたい! とにかく遠くへ、いずれは日本一周にも挑戦してみたい! と思うのならば、レッドバロンの全国直営ネットサービスを覚えておこう。日本全国どこへ行ってもプライベート工場がある。これだけでもう、ツーリングライダーにとっては大きなアドバンテージとなるのは間違いないのだ。
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