ライダーズスポットでライダー自らがゴミ拾い
3月12日(日)14時から、神奈川県のライダーズスポット「宮ヶ瀬湖(みやがせこ)」でボランティア組織「Riders in Action(ライダーズインアクション)」によるゴミ拾い活動「宮ヶ瀬 cleanups」が行われた。
参加したのはこの活動に賛同して集まったライダーたち。ツーリングライダーやエンスージアストのドライバーらが集まることで知られる鳥居原園地駐車場を中心に、広い園内の隅々までゴミを拾い集めていた。
参加者はいったんバイク置き場に集合して、ゴミを拾うための道具(マジックハンドタイプのトング、ゴミ袋、手袋)を受け取って、園内の各地にちらばって精力的にゴミを拾っていた。
30分ほど経った後、各自が集めてきたゴミを園地管理者(相模原市)に託すと、すぐさま次の駐車場にバイクで向かう。ゴミ拾いは1か所だけではないのだ。
広大な宮ヶ瀬湖! もう一つの湖畔園地でも活動
県道64号線を走って「宮ヶ瀬 虹の大橋」を渡って再び集まったのは、宮ヶ瀬湖畔園地の水の郷駐車場。
鳥居原園地よりも敷地が広く、さらには飲食店も数多く軒を連ねる園地内をこれまたみんなで手分けしてゴミを拾っていく。
駐車場や歩道を歩いているだけならゴミは目立たないが、植栽の裏や排水溝の近くなど人目につかないところには大量のゴミが落ちていた(隠されていた)。
パーツクリーナーのロングサイズの空き缶や大きなクルマのパーツなど、カー&バイク用品が拾われているのを見ると、なるほど、ここはそういう場所なのかと理解できた。
園地はとても広くて駐車場は数か所に分かれて設置されている。参加者は歩きながら黙々とゴミを拾い、ツーリングライダーが行き交う県道64号線を横断して、さらなる奥地のゴミ拾いも行っていた。
30分ほどすると、いっぱいになったゴミ袋を片手に参加者がバイク置き場(coen宮ヶ瀬店の前)に戻ってきた。
清川村の分別方法に合わせてゴミをまとめ、施設管理者に処分を託してゴミ拾いは終了。
なお、ライダーズインアクションのゴミ拾いに参加するとスタンプカードにスタンプを押してもらえる。スタンプがたまっていくと、支援企業・店舗から割引などが頂けるという仕組みだ。ちょっとしたインセンティブになっているのだ。
最後はみんなで集合写真を撮って解散!
ひとりで来ている人もいれば、チームやクラブなど複数人で参加している人もいる。雰囲気は和気あいあいとしていて明るい感じ。
ツーリングの途中で立ち寄っている人も多いので、この後はツーリングを続ける人や帰宅する人などさまざまだという。
活動は月に2回、奥多摩の大麦代でも活動中!
ライダーズインアクションは毎月2回開催され、第2日曜日は宮ヶ瀬湖(神奈川県)の鳥居原園地と宮ヶ瀬湖畔園地で、第3日曜日は奥多摩湖(東京都)の大麦代園地で行われている。
参加にあたっては事前申込みなどの必要もなく、体ひとつで現地に行けばよい。道具は全て貸してくれるのだ。
必要なのは“気持ち”。開催情報については、ツイッター等のSNSで日々情報発信しているのでチェックしてほしい。
【関連サイト】
●公式サイト:Riders in Action(URL:http://ridersinaction.net)
●ツイッター:@RidersinAction(URL:https://twitter.com/RidersinAction)
●フェイスブック:Riders in Action - 鳥居原 Cleanup(URL:https://www.facebook.com/groups/332879021086695)
●インスタグラム:ridersinaction(URL:https://www.instagram.com/ridersinaction/)
ライダー自らによるゴミ拾いの輪が広がる
ライダーズインアクションの活動はSNSなどを通じて影響力を発揮していて、大阪府泉佐野市のマーブルビーチをはじめ、全国各地のライダーズスポットで行われるようになってきている。
「ライダー自らによるライダーズスポットのゴミ拾い」というボランティア活動は確実に広がりを見せているのだ。
みんなのまとめ役である副代表の岩間大輔さん(上写真)は言う。
「自分たちでやらないとライダーが集まれる場所も無くなってしまうので。僕ら裏方は参加者の皆さんに楽しくやってもらえる雰囲気づくりを目指しています」
後編では、岩間さんと代表の佐藤さんにライダーズインアクションに対する思いや組織の成り立ちなどのお話を伺うのでお楽しみに!
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(後篇に続く)