6月3日(土)、4日(日)の2日間、新潟県糸魚川市にある糸魚川シーサイドバレースキー場にて「ファンライドフェスティバル2023」が開催され、400人を超すオフロード大好きライダーが参加。絶景と名高い同スキー場でのオフロード走行を楽しんだ。

ファンライドフェスティバル2023

糸魚川シーサイドバレースキー場の絶景をオフロードバイクで堪能する「ファンライドフェスティバル」。

 

絶景を自分のペースで楽しむ「ファンライドフェスティバル」

この「ファンライドフェスティバル2023」は、景色のいいスキー場のゲレンデをオフロードコースに見立てて、縦横無尽に走り回ろうという走行会イベントだ。

今年で6年目、4回目のイベントであるが、魅力はやはり北アルプス北端の急峻な地形ならではのダイナミックな景色。普段は走ることができない場所、見ることができない絶景を愛車とめぐるのだ。

ファンライドフェスティバル2023

スキー場ならではの広大な敷地を借り切って行うフリーライド! 麓から500m上の頂を目指して一気に駆け上がっていく。前日までの雨のおかげでいくつか難所が発生していたがそれも楽しみの一つ(笑)。ナンバー付きの車両には一般道を使った迂回コースも用意されているので安心だ。

 

というのもこの糸魚川シーサイドバレースキー場は、かつてはエンデューロレースにも使われた名コース。最大斜度38°標高差500mという急峻なゲレンデを愛車で走りまくるのだ。

ファンライドフェスティバル2023

レースではないのでみんな和気藹々。要所に休憩場所が設けられ、トイレや喫煙所もある。楽しんだもの勝ちっ!

 

「ファンライドフェスティバル」は初心者大歓迎! 

面白いのは、このイベントはあくまでフリーライドイベントということだ。レースではないので競い合う必要がなく、走行会とはいってもタイムを突き詰めるわけじゃないので、コース上で景色がいいところがあればバイクを停めて、休憩したって構わないという、ゆる〜い内容。

ファンライドフェスティバル2023

参加車両に規定はなく、原付のチョイノリが走っていたりする。傾斜がきつかったり、天候によっては難所も発生するが、あえて苦労するマシンで挑んでみるのもいい。ただイボイボのオフロードタイヤを履いていた方がより楽しめるぞ!

 

各々が、この日のために特別開放されるゲレンデをそれぞれのペースでコースを走る。しかも、参加車両は、エンデューロレーサーやモトクロッサーはもちろん、重量級のアドベンチャーバイクやキッズだって走っていたりする。楽しみ方は人それぞれなのだ。

ファンライドフェスティバル2023

最近流行りのアドベンチャーバイクだが、その性能をフルに発揮させようと思うとなかなか難しい。「ファンライドフェスティバル」はアドベンチャーバイクでワイドオープンできる数少ないオフロードインベントだ。

 

僕はこのゆるふわなフリーライドの雰囲気が好きで何度も参加しているのだが、今回はアドベンチャーバイクのテネレ700で参加してみることにした。

ファンライドフェスティバル2023

各種スクールやツアーも開催されている。初参加なら、まずこれらのプロライダーによるアテンド付きのカリキュラムに入ってしまうと安心だ。

絶景コーヒーを目指してゲレンデを駆け上がる!

ファンライドフェスティバル2023

筆者も愛車のテネレ700で参加。なんてことない場所が難所になる重量級のアドベンチャーなら、走破できたときの喜びもひとしお。さらにこのイベントを楽しめると思ったのだ。

 

マシンも技量もペースも違うライダーたちが集まる「ファンライドフェスティバル」。本当に色々なバイクが走っているが、参加者がまず目標にするのがゲレンデの頂上にあるコーヒーサービスだ。

主催者によって無料かつ飲み放題のコーヒーサービスがゲレンデの頂上付近に開設されており、このゲレンデならではの絶景を楽しみながらいただくコーヒーが最高なのだ。

ファンライドフェスティバル2023

ゲレンデ頂上付近の絶景スポットが休憩場になっており、この一杯を目指してゲレンデを駆け上がる。

 

しかも、コーヒー片手に振り返ってみれば愛車と必死に登ってきたコースが一望できるようになっている。そんなところで飲むコーヒーは達成感にあふれていて美味しくないワケがない。

ファンライドフェスティバル2023

愛車と苦労して登ってきたコースを見ながらの一服は格別! 水平線に見えるのは日本海だ。

 

泊まりがけが楽しい!「ファンライドフェスティバル」

ファンライドフェスティバル2023

土曜の夜はゲレンデの駐車場スペースで大宴会。宿泊に関してはスキー場の併設の宿泊施設が利用できるほか、2輪用キャンプ場、駐車場での車中泊もOKだ。

 

この「ファンライドフェスティバル」は、土日の2日間開催で、ワンデイだけの参加も可能だけど、どうせなら宿に泊まるにせよ車中泊にせよ2日間いた方が楽しめる。

土曜の夜には、食事付きのナイトパーティも催され、蟹汁をはじめとする食材が食べ放題。トークショーやジャンケン大会もあるのでとにかく楽しめるのだ。

ファンライドフェスティバル2023

土日とも、お昼休みはスタントショーで大盛り上がり!

 

この他、ベースとなる麓の駐車場スペースでは、昼休みにスタントショーが行われたり、多くのバイク用品、車両メーカーなどのブース出展もあるのでコースを走ってない時も飽きることがない。

ファンライドフェスティバル2023

会場には20を超える出展ブースがお祭りさながらに並び、車両メーカーによってはオフロードコース走行OKの試乗車が用意されていたりする。

 

主催者によれば、来年2024年も6月上旬の土日に「ファンライドフェスティバル2024」を開催予定とのことで、気になる方は今から予定を空けておこう!

ファンライドフェスティバル2023

「ファンライドフェスティバル」は、コロナ禍で2年ほどお休みしたものの、来年で7年目、5回目の開催となる。

ファンライドフェスティバル2023

標高差500mの急峻なゲレンデはとにかく眺めが最高!

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