アメリカ独立記念日にハーレー集結!
こんにちは、青木タカオです。7月4日(土)は、ハーレーダビッドソンの公式イベント『ブルースカイミーティング 愛知蒲郡』(愛知県蒲郡市)の取材に行ってきました。
この日はアメリカの独立記念日で、今年は土曜日と重なりました。そんな特別な日に、アメリカンブランドであるハーレーダビッドソンが公式イベントを開催するあたり、なんとも“らしい”ではありませんか。
「7月4日にハーレーのイベント」というだけで、なんだかアメリカを感じてしまうのは、ボクだけでしょうか。
会場となったラグーナビーチ(大塚海浜緑地)は、広々とした砂浜に芝生広場、さらにヤシの木が立ち並び、まさにムード満点。ハーレーがよく似合う、開放感たっぷりのロケーションでした。
天王川公園に刻まれたオートバイレースの記憶
来場者の皆さんを取材したり、イベントを一緒に楽しんだりしたのですが、今回のゲストとして招かれたのが『Vintage Bike Run in Tsushima(ビンテージバイクラン in 津島)』の皆さん。その名の通り、ビンテージバイクを展示するだけでなく、実際に走らせることを目的としたイベントを愛知県津島市で開催しています。
では、なぜ津島なのでしょうか。その理由は、津島市にある津島神社に隣接した天王川公園にあります。ここでは大正時代から昭和40年代にかけて、オートバイレースが開催されていました。
1926年(大正15年)、津島神社の国幣社指定を記念して、天王川公園でオートバイレースの全国大会が初めて開催されました。
その後、戦前には海外からレーサーを招くなど大きな盛り上がりを見せ、第二次世界大戦による中断を挟みながらも、1967年(昭和42年)までレースは続けられました。
つまり、天王川公園は単にかつてレースが行われていた場所というだけではありません。レースが行われていた当時の面影を今に残す、全国的にも数少ない由緒ある場所なのです。
戦前から戦後にかけての激動の時代、繊維産業とモータリゼーションは津島の人々の暮らしを支え、やがて市民の身近な娯楽として地域に深く根付いていきました。
そんな歴史を持つ天王川オートバイレースを、令和の時代に蘇らせようと活動しているのが、ビンテージバイクラン in 津島。レース場跡地にビンテージバイクや貴重な資料、そしてオシャレな紳士淑女が集う。大正・昭和の往時を偲びながら、二輪文化を次の世代へ伝えていく。そんな想いから、有志によって立ち上げられた団体です。
なお、天王川オートレースは1986年(昭和61年)に一度だけ回顧開催も行われています。詳細は 『ビンテージバイクラン in 津島』の公式ホームページ で詳しく紹介されていますので、興味のある方はぜひご覧ください!

次回のビンテージバイクラン in 津島は、2026年11月29日(日)に開催予定。興味のある人は、ぜひ見学へ!!
博物館級のビンテージバイクが目の前で始動!
ビンテージバイクラン in 津島によるデモンストレーションは、午前と午後に1回ずつ開催されました。ボクはもう大興奮! かぶりつきで、その様子を撮影させていただきました。
登場したのは、本来ならミュージアムに展示されていてもおかしくない、貴重なビンテージバイクたち。トップバッターを飾ったのは、イギリスのラッジ・ウィットワース社が1912年(明治45年/大正元年)に製造した「RUDGE MULTI」。なんと、このバイクをはじめ、すべての車両が実際にエンジンを始動し、その排気音まで聞かせてくれました。
ミュージアム級のお宝バイクが目の前で息を吹き返し、エンジン音を響かせる。これにはボクも腰を抜かしそうになりましたし、会場のファンからは大きな歓声が上がります。
500ccの単気筒エンジンを搭載し、動力は革製のベルトによって後輪へ伝達されます。初期のオートバイに見られる、メインフレームの下に燃料タンクを配置した特徴的なスタイルなどについても、司会者がとてもわかりやすく解説してくれました。
ただ眺めるだけではなく、歴史的な車両の構造や成り立ちを知り、実際にエンジンを始動してサウンドまで楽しめる。たいへん贅沢で、じつに楽しい企画です。
ハーレー歴代名車が大集合
そして、ここから登場するのはハーレーダビッドソンの名車たち。ハーレーの公式イベントに合わせた演出だったのでしょう。
「RUDGE MULTI」に続くのは、1929年(昭和4年)のハーレーダビッドソンJD。排気量74キュービックインチ=1200ccのVツインエンジンは、「オホッツバルブ」と呼ばれるIOE(インテーク・オーバー・エキゾースト)を採用。吸気側がOHV、排気側をSVとしています。
さらにサイドバルブ、そしてOHVのナックルヘッド、パンヘッド、ショベルヘッドへと、ハーレーの歴代名車が次々に紹介されていくのです。
時代とともに進化してきたハーレーのエンジンを搭載した名車たちが次々と登場し、その一台一台がキックで始動されます。そして、会場に響き渡るエンジンサウンドを、間近で聞くことができるのですからボクはもう失神寸前でした。
まさにハーレーファンだけでなく、ビンテージバイク好きにとってはたまらない、贅沢なデモンストレーションでした。
■登場した車両は以下の通り。2台目以降は、ハーレーダビッドソン。
・RUDGE MULTI/1912年(明治45年/大正元年)
・JD/1929年(昭和4年)
・KNUCKLE HEAD/1936年(昭和11年)
・ULH/1938年(昭和13年)
・WLA/1942年(昭和17年)
・PANHEAD/1948年(昭和23年)
・HYDRA-GLIDE/1949年(昭和24年)
・PANHEAD/1951年(昭和26年)
・FX1200 SUPER GLIDE/1970年(昭和45年)
・FXB STURGIS/1981年(昭和56年)
・FXSB LOWRIDER DEALER AWARD/1983年(昭和58年)
いやぁ、今回は思わず自慢しちゃいました。
そんな貴重なデモンストレーションの模様を、ボクは最初から最後まで余すことなく動画で撮影させていただきました。前編と後編に分けて公開しておりますので、最後にここでご紹介します。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。








