愛車を少しでも長持ちさせるために、ライダーができることってなんでしょう? その答えのひとつが……オイル交換!
一般的に推奨されているのは走行距離3000kmごと、または半年に1回のオイル交換。エンジン内部をきれいに保つことができ、愛車の寿命に大きく関わってくるのです。
今回は私、高木はるかの愛車であるヴェルシス650のオイル交換のレポートをお送りします。
素早く正確に作業を進めるためのレッドバロン独自の工夫やシステム、たくさん発見しちゃいましたよ!
全国のレッドバロンを利用できるってホント!?
本日は愛知県にあるレッドバロン豊田上郷店にやってきました。
こちらの店舗を訪れたのは初めて。
いきなりオイル交換をお願いするなんて、迷惑に思われちゃうかな?……なんて不安がありましたが、大丈夫!
レッドバロン会員であれば、なんと全国300店舗以上あるレッドバロンのどこでもサービスを受けられるんですって。もちろん「迷惑だ」なんて思わないそうですよ!有難や~~!
まずは工場受付にて、作業の申し込みをします。
高木「今日はオイル交換をお願いします。」
工場長「オイルフィルターは…前回交換してあるから大丈夫ですね」
高木「えぇっと…たぶんそうだったと思います……」
自分のバイクのことながら、うろ覚えの私。
「覚えとけよ!」っていうツッコミはあるかと思いますが、安心してください。私のような頼りないライダーでも、問題なくメンテナンスを受けられる仕組みがあるのです。
受付で提示しているのは、レッドバロン会員の証である『マイツーリングパスポート』。
レッドバロンには、オイルリザーブシステムという制度があります。
オイルリザーブシステムとは、一定量のオイル代金を前もって支払うことで、全国どこの店舗でもオイル交換をしてもらえるというもの(そのメリットは後ほど詳しくご紹介しますね)。
オイルが中途半端に余ってしまったり、余ったオイルの保管が難しかったりという問題を解決でき、いつでもどこでも新鮮なオイルを使わせてもらえるのです。引っ越した際やロングツーリング中はかなり助かる~!
オイルリザーブ会員のマイツーリングパスポートには、これまでのオイル交換の記録がつけてあります。そのおかげでヴェルシスのフィルター交換の履歴も把握してもらえた、ということなのです。
こちらのオイルリザーブの機械は、全国すべての店舗に設置されているのだそう。
缶やボトルのゴミが出ないので、環境にも優しい!
独自のシステムで素早い作業を可能に
受付が完了すると、さっそく作業場へ運び込まれた我が愛車。
ところがその様子を観察しているとビックリ仰天。愛車が謎の緑色の機械に乗せられ、持ち上げられたではないですか!
高木「そ、その機械はなんですか!?」
工場長「これはレッドバロンオリジナルの整備リフト『システムリフト』です。前後のタイヤを挟み込む(写真の矢印部分を参照)ことで、素早く正確に車体をまっすぐ固定させることができます。一般的なリフトの場合はベルトなどで車体を固定する必要があるため、もっと時間がかかるんですよ」
工場長「操作はこの通り、足元のスイッチを使います。こうすることで作業効率がかなり上がります」
ちなみにこの装置、ぐるっと360度回転させることもできるんだとか。こんな大掛かりな装置を自社開発してしまうなんて、すごいや…!
古いオイルを抜いている間、工場長がなにやらタイヤ付近で作業をしています。
高木「今は何をしているんですか?」
工場長「タイヤの空気圧やブレーキパッドの残量をチェックしています」
高木「えっ!?依頼しなくてもチェックしてもらえるんですか?」
工場長「そうですね。レッドバロンでは、すべてのバイクに対してタイヤの空気圧、ブレーキパッドの残量、チェーンの張りなどをチェックしてお客様へご報告しています」
ムムム……。レッドバロン、なかなか親切じゃないか。
あまり大きい声では言えませんが、8年前に初めてバイクを買った時、私はブレーキパッドが消耗品であることすら知りませんでした。
当時はバイクの仕組みも整備の必要性も、何もかもがまったくわからなかった思い出があります。あの時の私のようなバイクビギナーにとっては、レッドバロンのような親切なお店じゃないと危ないだろうなあ。
正確な作業のための工夫がたくさん
そうこうしている間にどんどん作業が進んでいきます。
ドレンボルトを締める工場長の手元から「ピーッ」という電子音が聴こえてきました。
なにかと思えば……デジタルトルクレンチ!
レッドバロンでは、フルセットの工具をすべてのサービスマンに支給しているのだそうです。
工場長によると、自分専用の工具は手に馴染み、使いやすいんだとか。これも正確に作業を進めるための工夫のひとつ。
メーター付きのオイルガンから給油する『ジョッキレス給油システム』で新しいオイルを入れてもらいます。
指定量まで給油したら自動で停止する仕組み。入れ間違いを防ぐことができるだけでなく、空気に触れにくいので劣化しにくかったり、異物が入りにくいというメリットもあるのだそうです。
工場長「レッドバロンでは、ドレンガスケットは毎回無料で新品に交換しています」
高木「ガスケットって裏返したら2回使える…なんて聞いたこともあるし、自分でメンテナンスする時は横着して繰り返し使っちゃうかもしれません」
工場長「うーん…まったく使えないってことはないと思いますが…。確実にオイルが漏れないようにするには、やはり新品を使うべきですね」
すべての作業が完了したら、最後に完成検査を行います。
高木「あれ?もうひとりのサービスマンの方が検査するんですか?」
工場長「レッドバロンでは、すべての作業に対してダブルチェックで完成検査を行っています」
オイル交換ひとつでここまで丁寧に作業してもらっていたなんて、知りませんでした!
お支払いで最後のビックリ
すべての作業が完了し、お会計に進みます。ここで最後のビックリが待っていました。
工場長「本日のお会計は、640円です」
高木「んんん?私が言うのもおかしい気がしますが、安くないですか?」
工場長「オイル代はオイルリザーブシステムご加入の際にまとめて支払っていただいているので、今回は技術料のみのご請求なんです」
高木「それにしたって、安いなぁ…」
※技術料は車両によって異なります
まさかオイル交換の様子を観察するだけで、ここまでたくさんの発見があるとは。さすがに私も予想外だった今回の取材です。
これまでは当たり前のようにサービスを受けてきましたが、今後は見る目が変わりそう。感謝と尊敬が溢れちゃいますね…!
レッドバロンでバイクを購入すると、その他にもロードサービスや盗難保険などのお得なサービスも受けることができます。
それぞれの詳細は、また次回以降にレポートしますね。
オイルリザーブシステムの詳細はこちら↓
https://www.redbaron.co.jp/buy/flow/ors/
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