2025年9月に購入して、早くも3000キロメートルほど走った我が家のXSR900。写真を撮ればとにかく映えるし、走れば楽しいし、すでにエース級の働きを見せてくれています。

そんなXSR900ですが、実は昨年のうちにレッドバロンで「1ヵ月点検(初回点検)」を受けてきました。
…でも、不思議ですよね。ピカピカの新車なのに、一体どうしてこんなにも早いタイミングで点検が必要なのでしょうか?

ということで、1ヵ月点検どんな検査が行われているのか、そしてなぜ受ける必要があるのか。調査をしてきました!

XSR900は絶好調!

XSR900が我が家にやって来たのは、2025年9月のこと。
それからの1ヵ月間は、夫が週末に時間を見つけてはツーリングへ出かけ、気づけば900キロメートルほどを走行していました。

新車というだけあって調子は絶好調。

先日インプレッション記事でも書いた通り、爽快感のある走りに迫力あるサウンド、そして操作しやすく適度にライダーをサポートしてくれる電子制御など、どこをとっても乗りやすくて楽しいバイクです。
以前乗っていたVストローム650では、長距離を走って知らない土地へ向かう「旅感」を楽しんでいましたが、XSR900に乗り換えてからは短距離でも純粋に「走ること」そのものが楽しく、まさに乗り換え当初の目的通りの使い方ができていました。

そんなある日。夫がカレンダーを眺めながらふと呟きました。

「そろそろXSRの1ヵ月点検やな。来週予約しとくわ」

1ヵ月点検(初回点検)とは、新車で購入した車両に対して各メーカーが指定している点検。
購入後30日以内、または走行距離1000キロメートル以内のどちらかを目安に実施します。

1ヵ月点検といえば、車検や1年点検とは異なり法的な義務はないものの、車両の寿命を左右する大切な点検だと聞いたことがあります。
…ですが、実際にはどんな項目をチェックしているのでしょうか?

せっかくなので、点検当日は私も一緒に行って、どんな作業が行われているのか教えてもらうことにしました。

バイクは慣らし終わりが肝心!?

翌週、レッドバロンのお店へやってきました。まずは工場の窓口で声をかけます。

「こんにちは。点検で予約をしている高木です」


「お待ちしておりました!」という元気な声とともにXSR900は工場の中へと運び込まれ、システムリフトに載せられました。

システムリフトとは、レッドバロンオリジナルの整備リフト。前後のタイヤを挟みこむことで、スピーディ&正確に車体をまっすぐ固定することができるのです。

レッドバロンでの整備・点検は何度も経験していますが、いつ見てもこのスピード感には「おぉっ!」と驚きます。安心して愛車を預けられますね。

さて、ここからが本題。まだなにも不具合が出ていないはずの新車を、一体どうして1ヵ月という短い期間で点検に出さなければいけないんですか?

①慣らし運転後の整備をするため

1ヵ月点検を受けるひとつめの理由は、慣らし運転が終わり、パーツ同士が馴染んだことで起きる初期の変化に対処するためなのだそう。

実は新車のバイクのエンジン内部はまだ組み上げたばかりの状態で、パーツにバリ(小さな出っ張り)が残っていたり、部品同士が擦れ合っていたりします。
そこで必要になるのが「慣らし運転」。急加速や急ブレーキを避けながら優しく走らせることで、次第にパーツ同士が滑らかに動くようになっていくのです。

…ただし、慣らし運転自体も大切ですが、その後の整備も忘れてはいけません。

慣らし運転を終えた後のエンジン内部では、パーツがわずかに緩んでいたり、エンジンオイルに細かい金属粉が混ざっていたりすることがあるのだそう。
また新車はドライブチェーンが伸びやすいという特徴もあり、1ヵ月点検ではこうした「新車ならでは」の症状をチェックし、調整を行う必要があるんですって!

筆者は「なぜ新車なのに点検が必要なの?」という疑問を抱いていましたが、実際には「新車だからこそ点検が必要」だったのですね!

②初期不良を早期発見するため

1ヵ月点検を受けるふたつめの理由は、初期不良を早い段階で発見するためです。

もちろん車両が組み上がった時点でわかる初期不良に関しては、納車直前に行われる「納車点検」でもチェックされています。
しかし、時にはある程度の距離を走り、振動や負荷がかかることで現れる不具合もあるのです。

そこで1ヵ月点検では、こういった不具合が起きていないかどうか、エンジンやブレーキ周りの点検を行うのだそう。

初期不良は早期発見が何より大切。問題が小さいうちに見つけて対処することで、車両の寿命にも大きく影響するのですね!

点検の費用はなんと…無料!

今回XSR900に対して行われた点検は、以下の通りでした。

・ドライブチェーンの調節
・潤滑装置、冷却水の漏れチェック
・ブレーキレバー&ペダルの遊びと各ケーブル類の確認
・ステアリング装置の遊び&ガタつきの確認
・ホイールボルト&ナットの締め付け

これらをすべて実施した上で、今回の工賃は…なんと0円! つまり無料でした!!
というのも、国内4メーカーでは新車購入時の1ヵ月点検は無料で受けられる仕組みになっており、購入店舗であればユーザー負担は一切ありません。新車オーナーにとっては有難いサービスですよね。

さらに今回は、上記に加えて有料でエンジンオイルとフィルターの交換もお願いしました。
もちろんレッドバロンのオイルリザーブシステムに加入しているおかげで、支払額はわずか。とてもリーズナブルに整備を受けることができました。

こうして1ヵ月点検を終え、XSR900の「本当の意味での慣らし運転」が完了。
ようやく我が家の一員として馴染んだような気がして、なんだか嬉しくなってしまいました。

次回、XSR900に「事件」が発生!?

ピカピカに輝く新車のXSR900と一緒に、これからどこへ行こう?
そんなワクワクした気持ちでいっぱいだったのですが…なんとこのあと筆者が乗車している最中に、とあるミスが原因でXSR900に「事件」が起きてしまいました。

一体なにが起きたのか? そして、どのように対処したのか??
その顛末は、次回の記事でお伝えします。どうぞお楽しみに!

SHARE IT!

この記事の執筆者

この記事に関連する記事