走行距離4万4000kmのエンジンが心配だ……

特にいま現在、なにか不具合が出ているというわけでもなく、パワーに不満も感じていない。だけど、20年前のモデルで、走行距離は4万4000kmを超えている。250cc空冷単気筒というエンジン形式を考えると、多走行車だといえるだろう……。

はい、毎度お馴染み、僕のXR BAJAのお話です。

現在絶好調の愛車なのだが、そうはいっても年式と走行距離を考えると、何か対策を考えておいた方がいいだろう。

メンテナンスは早め早めがポイント。「あ、ダメだ」と思った時にはエンジンを開けなくてはならない……なんてことになりかねない。

そこで、バイク仲間に相談したところ、おすすめされたのがワイズギアの『YAMALUBE PEAカーボンクリーナー』である。

 

YAMAHA ヤマルーブPEAカーボンクリーナー
1870円(税込)/200ml
1320円(税込)/100ml


ハイ、そこの「え? ホンダ車にヤマハ(ワイズギア)のケミカルなんて入れていいの?」と思ったアナタ! いいんですよ! 問題ありません。

じつはワイズギアは昔からケミカルやオイルに力を入れていて、ヤマハユーザーだけでなく、あらゆるライダーにファンが多いのだ(佐賀山調べ)。

かくいう僕もワイズギアのケミカルはチェーンオイル、チェーンクリーナー、バイクワックスや虫取りクリーナーなど、愛用しているものが多い。

しかし、カーボンクリーナー……いわゆるガソリン添加剤ははじめて使う。正直、こういうケミカルは実際にどこまで効果が表れているかがわかりづらく、ちょっと良くなっても「プラシーボ効果じゃね?」なんて思ってしまう。

だが、しかし!! これまで同社のケミカルに裏切られたことのない僕としては、そして信用するバイク仲間に勧められたからには、試さないわけにはいかないのだ!

……というわけで、某ネットショップでポチッ。翌日には自宅脇の自転車カゴに入っていた……いやぁ、最近のネットショップはすごいわ。つい先日なんて、朝にポチった商品が夕方には届いていたからね(しかも自転車カゴに)。ビビります。

 

ガソリンタンクに入れるだけのカンタン施工

さて、このカーボンクリーナー。入れるとどうなるのかというと、「エンジン内部の燃焼室、吸気バルブ、インジェクター等に固着したカーボン堆積物(カーボンデポジット)を効果的に洗浄、除去し、エンジンのコンディションを回復させ、エンジン本来の性能を発揮させます」(公式ウェブサイトより)とのこと。

つまり、20年・4万4000kmを走る間にエンジン内に蓄積しているであろうカーボンを、このクリーナーに含まれている洗浄成分『PEA(ポリエーテルアミン)』が洗い流してくれるというのだ。

ちなみに、これを勧めたバイク仲間曰く「エンジンオイルが真っ黒になるから、オイル交換のときに驚くよ!」ということで、1-2ヶ月後に予定しているXR BAJA最初のオイル交換も楽しみだ。

 

XR BAJAの燃料タンク容量は、1996年のマイナーチェンジで9.7L→14Lに拡大。僕のXR BAJAは2000年式なので、当然14Lである。


施工は簡単だ。燃料タンク容量に応じて、規定量のカーボンクリーナーをタンク内に入れるだけ。

ちなみに規定量は、タンク容量5L毎に15cc……XR BAJAのタンク容量は14Lなので、42ccである。計量カップが付属しているのが高ポイントだ。

 

前回給油時から221km走り、ガソリン残量は推定4.8L。ところで本題からズレるが、XR250&BAJAの弱点のひとつが、紫外線によるメーターカバーの割れである。僕のXR BAJAにも細かいヒビが入っている。そこで対策として、汎用のUVカットフィルムを貼り付けている。


ただし、1点だけ注意点がある。

それは、なるべくタンク内に残るガソリンが少ない時に施工すること。そして、施工後すぐにガソリンを満タンにすること。

この方がクリーナーの成分がタンク内で均等に攪拌されるから……というのが僕の予想(ウェブサイトにも説明書にも理由までは書いていなかった)。

ともかく、ガソリンが少なくなるまで数日に分けてあちこち走り回った。これまでの経験上、XR BAJAの街乗り時の燃費は23km/L前後。トリップメーターが230kmを超えたところでガソリン残量は4L程度だと予想し、施工を決行した。

 

クリーナーがタンク塗装面についた場合は、すぐに拭き取るか洗い流すこと。


先述のとおり、施工は計量カップで計ったクリーナー適量をガソリンタンクに注ぐだけ。カンタン!

タンクキャップをしっかり締めたら、エンジンを始動。軽く暖気を済ませたあとは、そのままガソリンスタンドへ! 燃料タンクを満タンにすれば、施工は完了だ。

結果、レギュラーガソリン9.4Lを給油。これで燃料タンク内のクリーナーが満遍なく攪拌されたはず!?

高回転域まで気持ちよく回るように!?

このキレイな桜のように、エンジンの中もキレイになっているといいなぁ(笑)。


翌日、近所をパトロール。

そんなにすぐに効果が表れるのかどうか分からないのだが、なんだか前よりも高回転域までスムーズに回るようになった気がする。また、加速が以前よりも鋭く、気持ちがよい。

これは果たして真実なのか? それともプラシーボなのか?! 疑いながらもしばらく走ったが、やはり効果が表れているようだ。

しかし、これで「YAMALUBE PEAカーボンクリーナーはすごい!」と言うのは微妙な話(笑)。

もう少し距離を走ってみて、改めてリポートしたいと思うので、続編に期待していただきたい。……というわけで、今回はここまで!

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