取材時に筆者が愛用しているカメラバッグ、ストラップメーカーの「Peak Design(ピークデザイン)」。クッション性が高く、防水で大容量なので、カメラを持ち出すときはもちろん、出張用の旅行バッグとしても重宝しています。

そんなPeak Designから、オートバイや自転車用のスマートフォンホルダーが出ているのを最近知ったのでご紹介したいと思います。というのも写真業界のメーカーながら東京モーターサイクルショーに出展していたからです。思わず持っていたカメラバッグを見せ、取材中にも関わらずどれだけお熱になっているかを力説したほどでした。

スマートフォンケースの質感は、まさに愛用しているカメラバッグそのもの。話を聞くと振動防止機能も備わっているとのこと。ちなみに筆者のスマートフォンはiPhone12Pro。少し前の世代ですが、専用ケースがラインナップされていたので、早速手に入れてみました。

Peak Designのモバイル・シリーズ

左がバイク用のバーマウント、右がスマートフォン用ケースで別売りとなります。

モーターサイクル バー マウント
¥17,380(税込)

【仕様】
・カラー:ブラック
・サイズ:ヘッド部分 H5.3 × W5.3 × D1.39cm アーム部分 H6.3 × W1.8 × D0.7cm
・重量:本体 146.8g
・同梱物:六角レンチ、カラーセット (∅22.2mm、∅25.4mm、∅28.6mm)

スマートフォン用ケース
エブリデイ ケース

¥5,500(税込)

【仕様】
・カラー:チャコール
・ケース厚:背部2.4mm
・バンパー厚:上部・側面 3.4mm 下部 5.6mm
・重量:40g(対応機種により±4g)
・ケースサイズ:iPhone11、12、13、14シリーズのmini/Pro/Pro MAX・Samsung Galaxy S21 5Gシリーズの各種

脱着がワンタッチなのにしっかりロック

エブリデイケースは丈夫なポリカーボネート製で、フレームには衝撃吸収に優れるTPU素材を使用。驚くほどスリムで、裏面はチャコール色のナイロンキャンバス生地が使われ、デザイン性も抜群です。

ケース中央の四角い凹みにマウントの四角い凸部をはめ込みロックします。この仕組みは「SlimLink™システム」といって、ガッチリと爪で固定する「ハードロック」とマグネットだけで固定する「ソフトロック」の2種類があります。

 

手に入れたのは、ハードロックタイプ。ケースには磁石が仕込まれていているので、ホルダーの定位置へ吸い付くようにはまり、中央部の爪がケースの凹部を縁取るジルコニアセラミック製のリングの内側へ、自動的に引っかかることで固定します。

外す時は、マウント裏側の左右に設置されたスイッチを押すことで、中央分の上下の爪が内側へ動き、ロックを解除します。

バイク用のマウントには振動防止装置を装備

マウントとステーの間にはスマートフォンの揺れや振動を防止する独自機構が備わっています。最近のスマートフォンには高性能なカメラが装備されていて、バイクや自転車の振動で壊れることがよくあるそうです(筆者もiPhone XとiPhone12 Proで2回故障させた経験があります)。これはApple社から注意喚起されるほど。さまざまなメーカーから対策品が販売されていて、過去に紹介したサインハウスのバイブレーションガードも同様の機能を持つ製品です。

マウント部の内側とアルミ製のステー隙間には半円状のゴムのようなパーツが挟まっており、それが振動を抑制します。

このクランプを介し、バイクのパイプハンドルに装着します。4種類のパイプ径に合うように、ゴム製のカラーが3つ同梱されていています。一番大きな径となる∅31.75mmに装着する場合は、カラーは使用しません。

SR400に装着し、テスト

バイクのパイプハンドルやアクセサリーバーへ装着します。∅22.2mm、∅25.4mm(1インチ)、∅28.6mm用のカラーが同梱されていて、ほとんどのパイプハンドルに装着可能。カラーを使わなければ、∅31.75mm(1.25インチ)のハンドルにも装着できます。

∅22.2mm……一般的なパイプハンドルやアクセサリーバー
∅25.4mm(1インチ)……ハーレーダビッドソン等
∅28.6mm……テーパーハンドル
∅31.75mm(1.25インチ)……一BMW Motorradや一部のハーレーダビッドソン

ちょうどSR400の広報車を借りていたので、装着し走ってみます。ちなみにSR400のハンドル径は一般的な22.2mmです。

可能であれば車体の中央に位置するように装着。視線の動きを最小限に抑えるためです。ハンドルやワイヤー、タンクなどに干渉しないよう取り付けながら調整します。メーターがスマートフォンで隠れないように配慮しましょう。

都内を中心に走行し、約半日ほどロケで使用しました。脱着が簡単なのでストレスを感じさせず、使い勝手は抜群です。振動の多いSR400でのテストでしたが、スマートフォンのカメラは無事。故障することはありませんでした。

装着位置を90度ずらすことで、スマートフォンを真横にすることも可能。好みやシチュエーションによって使い分けができます。

XSR700にも装着してみました

XSR700にも装着してみました。マウントはアルマイト加工された黒色なので、同じ黒色のメーターやハンドル周りに溶け込みます。XSR700にはテーパーハンドルが採用されているのでハンドルポスト付近は28.6mm。適合するカラーへ変更して装着しました。

パイプハンドル用以外に、ステアリングステムナットに差し込み固定するタイプや自転車用、自動車のダッシュボードへ取り付けるタイプも販売されています。更にカードウォレットやスタンドなどのアクセサリーも豊富にラインナップされているので、バイクに乗るとき以外も大変重宝しそうです。

早速、カードウォレットと自転車用を追加購入しました。

カードウォレット
¥8,580(税込)
これは磁石の力でケースに装着します(ソフトロック)。予想以上に磁力が強いので、ズボンのポケットからの出し入れでずれたり、外れたりすることはありません。

ユニバーサル バー マウント
¥8,580(税込)

∅11.9〜55mmまでのバーに取り付けができる、伸び縮み可能なシリコン製バンド付きのバーマウントです。自転車用として購入しましたが、いろいろな場所やシチュエーションで活用できそうです。

他にも数多くのアクセサリーが販売されています。
詳しくは、Peak Design(GIN-ICHI)のホームページをご覧ください。
https://www.ginichi.co.jp/information/pressrelease/22223/

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