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長崎県大村市には、ボートレース場の隣に「玖島崎(くしまざき)キャンプ場」という無料で利用できるキャンプ場があり、今回はここに2泊しました。
玖島崎キャンプ場の利用については、月曜日から金曜日の9時~17時までの間に大村市役所の河川公園課へ連絡する必要があり、連絡後に公園利用届を提出します。土曜日・日曜日・祝日の受付は行っていないので、前もって電話をするのがいいです。前回に引き続き、長崎県を散策します。
長崎グルメその①「ちゃんぽん」
長崎といえばやっぱり食べておきたい「ちゃんぽん」。キャンプ場で朝の散歩に来ていた男性に聞いたところ、雲仙がちゃんぽんの発祥なんだよ、と教えてくれました(諸説あり)。
せっかくなら長崎市内へ向かう道中に寄り道して雲仙方面で食べようと、前日訪れた千々石観光センターに併設されていた食堂にちゃんぽんがあったことを思い出し行ってきました。
こちらのちゃんぽん700円(税込)で結構な具沢山!入っている具材は、キャベツ、モヤシ、ニンジン、ニラ、キクラゲ、豚バラ、イカ、エビ、蒲鉾2種と種類も豊富。スープは、鶏ガラ豚骨ですがサッパリ系の薄味なので、好みで胡椒を足すといいです。
長崎市街の街並み
長崎市街に入ると、路面電車の軌道と電車線が張り巡らされていてびっくりしました!
長崎市の人々にとって、路面電車は生活の足。観光スポットや、繁華街はもちろん、大学や病院、住宅街などの停留場があり、路面電車が観光だけではなく、市民の生活とも密接な関係があるようです。
料金は乗車区間に関係なく大人1回140円、小児1回70円で、整理券はなく降車時に運賃箱にお金を入れる昔ながらのシステム。長崎の路面電車は、車両の種類もさまざま。レトロな車両から、車椅子や高齢の方でも乗りやすい最新式の超低床車両、ラッピング車両なども多く走っていました。
バイクを市街の駐車場に止めて、路面電車で長崎市街の街並みをゆっくりと旅するのもいいですね。
大浦天主堂
大浦天主堂は、幕末の開国にともなって造成された長崎居留地に、在留外国人のために建設された中世ヨーロッパ建築を代表するゴシック調の教会で、現存するものでは国内最古なのだそう。聖堂内を飾るステンドグラスの中には、約100年前のものもあるそうです。
残念ながら教会内は写真撮影がNGでしたが、実際に行ってその歴史に感動を味わってみるのがおすすめ。ちなみに入場料は大人1000円、中高生400円、小学生300円でした。
オランダ坂
長崎市内には赤レンガの壁面が印象的な「オランダ坂」と呼ばれる坂あります。近隣には日本で最初の女学校である活水学院・洋風住宅が7棟あります。
かつての出島に住むオランダ人の影響か、開国後も長崎の人々は東洋人以外を「オランダさん」と呼んでいて、当時「オランダさんが通る坂」という意味で居留地にある坂はすべてオランダ坂と呼んでいたと考えられているそう。
現在は、この活水学院下の坂、活水坂、誠孝院(じょうこういん)前の坂がオランダ坂と呼ばれています。
長崎市街を一望できる絶景スポット
長崎市街を一望できる、絶景スポットの稲笹山展望台。遠くの方には、私がフェリーでわたってきた天草や、雲仙、そして五島列島まで見ることができました‼︎
実はここ「夜景サミット2012 in 長崎」において香港、モナコと並び長崎の夜景が「世界新三大夜景」として選ばれた場所なんです。ルートの都合上、夜の再訪ができませんでした…。
長崎原爆資料館
長崎で訪れたい場所だった長崎原爆資料館。子供の頃から、授業で学習はしてきましたが物事がしっかりと理解できるようになった大人の今、改めて知っておく必要があると思っての訪問です。
資料館の近くまで走ると、駐車場スタッフの方が丁寧に誘導してくれました。(バイクは駐車料が無料です)この柱時計は、原爆が落ちた瞬間に時間が止まったもの。時計を見た瞬間からさまざまな思いが込み上げ、涙が溢れてきました。
普段過ごしている当たり前の生活や、仕事、家族、友達、そして今わたしが旅をし、色々なことを経験させてもらっていることがどれだけ有り難く、大切な時間なのか。平和という言葉の重みを改めて考えました。
長崎グルメその②「カステラ」
午前中に訪れた千々石観光センターで購入した、長崎名物「カステラ」を晩ご飯としました。カステラを食べると、ザラメの食感と甘味がたまりません!
調べてみると、長崎カステラの製法は伝統的にそのほとんどが手作業で、仕入れた卵から調理道具まで季節によって温度調整を行うなど、熟練の技術によって作られているのだそうです。
今回のルートはこちら。1日のトータル走行距離は117キロでした。
次は佐賀県を目指します!
(つづく)