明日の天気はイマイチかなぁ……と思って床についた翌朝、目覚めると予想外の太陽!

しかもそれが梅雨の晴れ間となればもっと嬉しい。

土曜の朝、バッチリ目も覚めてしまったし、バイクを出して朝メシを食べに行くことに。

僕の現住所は千葉県の南房総市。海までは2kmというロケーション。愛機のベスパ(2ストローク200ccでハンドシフトのPX200)にまたがってサクッと行けるところということで、以前お昼にいちど訪れた、お隣である館山市の食堂「だいぼ」に向かうことにした。

ベスパPX200

曇り予報だったのに青空がのぞいた朝!南房総市のわが家から出発。

だいぼへのルート

我が家から館山「だいぼ」へのルート。片道約25km、40分ほど。

 

うちは房総半島の内房、岩井海岸の近く。そこから海沿いのルート127号線を南下する。週末とはいえこの時間はまだ交通量も少なく、快適なシーサイド・ライドを楽しむ。

ベスパPX200

家の近所はこんな田園風景。空が夏っぽい。

 

富浦から館山の市街を抜けて、房総半島の西の突端にある「だいぼ」へとベスパを走らせる。この“ちょっと古い”2スト・ベスパ、昨年エンジンをOHしてもらったので、すこぶる調子がいい。左のグリップをカコン、カコン、とひねってギアチェンジしながら、ビーンと軽やかな排気音を響かせ走る、走る。

半島のカタチをなぞるように海岸線を回り込み「だいぼ」に到着。ここまで自宅から30分ちょっと。ちなみに店の周囲は公園のような広場になっていて、広い駐車場もあるのでバイクはらくに停められる。この日はまだクルマもバイクも数台程度で、お店にもすぐ入れそうだ。

館山の食堂「だいぼ」

「だいぼ」に到着。お店の前には公共の広い駐車場がある。

じつは今日(土曜)「だいぼ」に来たのはひとつ理由があった。土日祝日の朝限定の「朝ごはんメニュー」があると、ホームページに書いてあったからだ。お店に入り「朝ごはんメニューは?」と訪ねると、冷蔵ケースに並んでいる干物を選んで、それを網で焼いて食べられるのだという。

館山の食堂「だいぼ」

アジやサンマ、サバの干物、カキやホタテも並ぶ。

 

僕は千葉の海で捕れたというアジのひらき(380円也)を選んだ。これにご飯セット(ご飯、みそ汁、納豆、卵、海苔、漬物などがお代わり自由)500円を付けて、880円(税込み968円)の朝ごはんだ。

天気もよいのでテラス席を選び、テーブルにセットされてコンロで、大きなアジのひらきを表、裏とあまり焼きすぎないように軽くあぶり、香ばしい匂いがしてきたところで、身をほぐし、ほおばる!

館山の食堂「だいぼ」

目の前に海を臨むテラス席にセットされたガスコンロで焼くスタイル。

館山の食堂「だいぼ」

干物にゴハン、納豆、卵、みそ汁。充実の朝ご飯!

 

目の前に海が広がる絶景朝メシにお腹もココロも満腹。

あとは食後のコーヒーがあれば……(無類のコーヒー好きなもので)と思っていると、なんと「だいぼ」の前の道を挟んだ向かいにカフェが!

館山のフーテンコーヒー

館山を拠点にする移動式珈琲屋台「フーテンコーヒー」。

 

軽トラを利用した移動式カフェの「フーテンコーヒー」。すぐにググって調べたところによると、昨年(令和2年)12月にオープンしたばかりだそう。オーナーは漁師さんと兼業なので、4〜9月は漁に出て休んでいることもあるという。

本格的なスペシャリティコーヒーということで、インドネシア系の豆のドリップコーヒーをオーダー。ホットで味わったほうが……と思ったのだが、あまりの天気のよさに負けて(?)アイスコーヒーに。でも深煎の豆はほのかな酸味としっかりとした苦味があり、美味しかった!

館山のフーテンコーヒー

海を眺めながら美味しいアイスコーヒー、最高。

帰り道はだいぼの近くにある洲崎神社や洲埼灯台に寄り道しつつ、海沿いをのんびりと戻る。往復約50km。2時間ちょっとの贅沢な“朝ゴハンツーリング”を楽しんだのでした。

土日限定の朝ごはんもいいけれど、通常メニューの豪華過ぎる海鮮丼「定置網丼」や浜焼きは曜日問わず楽しめるので、個人的には道もお店も比較的空いている平日に訪れるのがオススメです(うちは近いからいつでも大丈夫なんだけど)。

洲崎神社

洲崎神社

洲崎灯台

小さく見えるのが洲埼灯台

ベスパと筆者の河西啓介

愛車のベスパPX200FL2と。

 

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