ツーリング先のトラブル時に必要な“モノ”とは?
数年前、某雑誌の初心者向けツーリング企画を担当したことがあった。その際、「ツーリングで持っていくべき工具は?」という質問をバイクショップの店長に投げかけたことがある。
答えは「とりあえず新品プラグとプラグレンチ、パンク修理キット……でも、大事なのはツーリング前にきちんと整備・点検しておくことと、ロードサービスに入っておくことですね」というもの。
曰く「実際にツーリング先でバイクが止まってしまっても、その場でできることには限りがある。だから、トラブルにならないように普段からメンテナンスをしておくことが大事。そして、それでもトラブルが起きてしまったときのために、ロードサービスに入っておくのがよい」と言うのだ。
これはまさに目から鱗。だけど、たしかに言われてみれば、僕も普段はメンテナンスはお店にお願いしているし、パンク修理もチューブレスタイヤならできるけど、チューブタイヤはしたくない……というのも昔、企画でタイヤ交換にチャレンジしたときにリムをザクザクに傷つけたのがトラウマになり、以後「タイヤレバーは握るまい」と固く心に誓ったから(笑)。
そんな僕がツーリング先に工具なんて持っていって何になるんだ! ……とは自虐しすぎだけど、それ以降、ロードサービスにはこだわることにした。(注:それでもツーリングに行く際は車載工具+αは持っていってますけどね!)
いつでもどこからでも、最寄りのレッドバロンへ!
そんな僕が唸ったのが、レッドバロンのロードサービスである。
レッドバロンでバイクを購入した「レッドバロン会員」で、なおかつ、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社の「オートバイ保険(いわゆる任意保険)」に加入することがロードサービス入会の条件。
上記の条件を満たすと、ゴールド会員として「ロードサービスゴールドカード」がもらえるのだ。
僕のXR BAJAは20年以上も前のモデルだ。いくらレッドバロン東大和で万全に整備してもらっているとはいえ、新車でもフルレストア車両でもない。いつ・どこで不具合が発生するかはわからない。
だけど、このカードさえ持っていれば、ツーリング途中でバイクが止まってしまっても安心だ。
もしも愛車にトラブルが起きた場合、カードに記された電話番号から、もしくは二次元コードを読み込んで、「あいおいニッセイ同和損保あんしんサポートセンター」に連絡。レッドバロンの営業時間内であれば、最寄りのレッドバロンを検索してくれて、直営工場から二輪専門サービスマンが駆けつけてくれる。
全国に直営店舗を構えるレッドバロンだからこそできるサービスだ。
そして、その場で対応できるトラブルであれば、すぐに修理してくれる。とりあえず搬送……ではなくて、ツーリングを続行するために尽力してくれるのは嬉しいポイントだ。
店舗の営業時間外でも、提携のレッカー業者が愛車を最寄りのレッドバロンまで搬送してくれるので安心。オートバイ保険の「ロードサービス費用特約」に加入していれば、臨時宿泊費用や臨時帰宅・移動費用なども補償してくれるので、さらに安心といえるだろう。
ゴールド会員は入会金も年会費も無料。レッドバロンでオートバイ保険に加入している間は、24時間365日、いつでもサービスを受けられるのだ。
安心して、日本中を旅できる!
XR BAJAはオフロードマシンであるとともに、良質なツーリングマシンだと、僕は思っている。だからこそ、XR BAJAで北海道や九州など、全国いろいろなところにツーリングに行きたい。
しかし繰り返すが、いくら日頃のメンテナンスをしっかりやっていても、20年も前のモデルである。いつトラブルが発生するか、不安がないわけではない。
そこで、全国のレッドバロンが対応してくれるロードサービスは、とても心強く思えるのだ。
ただし、注意点がないわけではない。
とくにオフロードモデルにいえることだが、林道などの山奥深くまではさすがに来てくれない。トラブルが起きてしまったら、林道入り口などの公道まで押していかなければならない。
まぁ、僕の場合、そこまで過酷な林道に入ることはないだろうから、不安は感じていないが……。
さあ、暖かくなったら、車載工具とロードサービスゴールドカードをツーリングバッグに積み込んで、旅に出かけるぞぉ!
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