レッドバロンによるオリジナルサービス「6ヶ月点検」を受けに来た私。「オイルリザーブシステム」を初体験した前編に続き、残りのメニューをお届けしよう。
Contents
タイヤの内圧、ブレーキ、チェーンと重要部をチェック
「6ヶ月点検」は、法定点検ではなく、レッドバロンの独自メニュー。エンジン点火・潤滑装置・クラッチ・ブレーキペダル・灯火装置など14項目を点検する。
前編ではスーパーカブ110(JA44)のエンジンオイルを交換。有名な「オイルリザーブシステム」に加入していたので、オイル代は不要だった。
続いて、ヘッドライト、前後ウインカー、テールランプと灯火類をチェック。タイヤ内圧の点検に移る。
かなり内圧が下がっていたので補充。レッドバロン会員であれば、無料で窒素ガスを補充してくれる。窒素ガスは普通の空気より抜けにくく、タイヤが温まった時でも内圧の上昇が少ないなどのメリットがあると言われている。
ただし、いくら抜けにくいと言っても、全く減らないわけではない(私も長期間ノーチェックだったので減っていた)。1ヶ月に1回程度はチェックしたい。
続いてブレーキ点検だ。スーパーカブ110(JA44)は前後ともドラムブレーキ。効き具合や、レバーとペダルの遊びを点検する。
チェーンの緩みをチェック。ホイールを回しながら、点検窓に指やドライバーを入れ、緩みを点検する。さらに注油までしてくれた。
暖機運転でオイルをエンジンに行き渡らせてからもう一度オイル量をチェック。カブ110はスティックで点検する。
2名体制でチェックするので確実、この安心感はスゴい
さらにホースやパイプの損傷、油漏れ、タイヤの状態、ホーンの点検などをして完成だ。
……と思ったら、もう1人のサービスマン、宮本工場長が点検を始めた(先日の1ヶ月点検でお世話になりました!)。
レッドバロンでは、2人のサービスマンがチェックすることで点検の見落としを防ぐそうだ。この誠実な仕事ぶりに思わず感心。私の経験では、今までそんな体制で整備を受けたことはない。
さらに仕上げとして洗車までしてくれる! ブラシで洗って流した後、エアガンで水を飛ばして拭き上げ。水滴が残らないのだ。
約1時間で点検終了、料金は5000円未満だった
最後に吉川さんが駐車場まで愛車を運んで終了。
ここまで来店から1時間もかからなかった。
6ヶ月点検の料金は、125cc以下の場合、スクーター=4290円、スポーツ=4950円。スーパーカブ110は「スポーツ」にあたるため、4950円だった(2022年9月現在)。
前述したとおりオイルリザーブシステムに加入しているので、エンジンオイル代は無料。点検と同時にオイル交換したので交換技術料もタダだ。
交換が必要な部品代金、技術料(カウル脱着など)は別途必要だが、チェーン調整やエアクリーナーエレメント交換の技術料は点検代に含まれる。さらにタイヤ交換やプラグ交換など、料金が割引となる項目もあるのでぜひ利用されたい。
ちなみに6ヶ月点検は排気量ごとに料金が異なり、126~250ccは7040円、251~850ccは8250円、851cc~は9680円となる(2022年9月現在)。
なお、レッドバロンには紹介特典というものがあり、紹介した人には6種類から選べる特典をプレゼント。紹介された人には6ヶ月点検の無料券が進呈されることを覚えておこう!
レッドバロンでバイクを購入した人に発行される会員証であり、保証書でもある「マイツーリングパスポート」。ここに愛車の法定点検整備内容や重要な修理記録が記される(6ヶ月点検は法定点検ではないため、今回は記載なし)。
今回はオイルリザーブシステムを利用した記録が記載されていた。まさに愛車の歴史が記されていくのだ。
【まとめ】トラブルの早期発見になり、安心して走行できる
ズボラな自分は乗りっぱなしの期間が長く、ここまで短いインターバルで点検を受けたことがなかった。だが半年も経てば、何らかの変化があっても不思議ではないし、頻繁に点検を受けることで故障の芽を早期に摘み取っておける。
早期発見できれば重大な事態を避けられる“がん検診”のようなものだ。
そして何より、プロに見てもらい、完調を維持することが、ここまで安心感につながるとは思わなかった。
ちょうど秋にスーパーカブ110で1泊のロングツーリングを企画中なのだけど、これで心おきなく旅立てそうだ!
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