中古車購入の不安を解消してくれる、レッドバロンの『パーツ保証』。
前回までの記事では、レッドバロンが独自に純正パーツをストックして、バイクの修理に取り組んでいる様子をお伝えしました。
今回の記事では、レッドバロンの技術で蘇った絶版バイクに試乗し、その性能をチェックさせてもらいました。
整備前と整備後の2台のバイクを乗り比べてみた結果、驚きの発見がありました…!
ライディングスクール岡崎へやってきた!
本社工場から移動して、やってきたのはライディングスクール岡崎です。
ここはレッドバロンが運営する二輪専用施設。コース内にはクランク、スラローム、坂道、波状路などが設置されており、二輪免許の取得を目指すビギナーの方にはもちろん、リターンライダーやスキルアップを目指す方にもおすすめの場所です。
メディア説明会が開かれたこの日、ライディングスクール岡崎には2台のホーネットが用意されていました。
ホーネットといえば、250cc直列4気筒の人気スポーツバイク。2007年に生産終了したあとも根強い人気があり、中古車市場では高額で取引されています。
見た目はどちらもキレイで年式も同じなのですが、片方はリアサスペンションとキャブレターに不具合があり、もう片方はレッドバロンの技術でメンテナンスされた車両なのだそう!
ちなみに走行距離は、それぞれ3万9246kmと2万8902km。約1万kmの違いがあります。
ここでForR編集Sさんから、
「どちらがメンテナンス済みの車両なのか当ててみてください!」
というリクエストをもらいました。
よしっ。その問題、ForRライターの名にかけて受けて立ちましょう~!
何も知らずにどちらか好きな方を選ぶように言われたら、もちろん走行距離が短い方を選ぶはずですが…実際に乗ってみるとどのような違いがあるのでしょうか!?
2台のホーネットを乗り比べてみた!
はじめに試乗したのは、走行距離3万9246kmの車両です。
エンジンをかけてアクセルを回すと、スムーズな吹き上がりとともにグイッと引っ張られるような加速がありました。やはり、この時代の4気筒エンジンのパワフルさに圧倒されます。
タイヤが太いので、コーナーもスルッと自然に車体が倒れてスムーズにクリアすることができます。
かつて友人たちが「ホーネットは面白い!」と言っていましたが、その気持ちがよくわかります。思い通り、伸び伸びと走れる感じがとても心地いい!
「やっぱりすごいなぁ!」と興奮しつつも、いけない いけない。キャブレターとサスペンションの具合をチェックするんでしたね。
3周ほどコースを回りながら意識してみたものの、加速感もサスペンションも特に問題はなし。むしろ4万キロ近く走っているにも関わらず絶好調に感じるのです。
走り終えてすぐSさんに「どうでした?」と聞かれ、ウウーンと悩みます。
「特に問題ないというか、むしろ気持ち良く走れた気がするんですよね…」
──ということで、続けて走行距離2万8902kmの車両に乗り換えてコースへ出発です!
走り始めてすぐ、特にストレートで気が付いたのが「あれ?なんだか加速がスカスカするぞ??」ということ。
1台目では高回転までスムーズにエンジンが回っていたのですが、2台目ではアクセルを回しても途中で頭打ちになるような感覚があったのです。
サスペンションはどうかといえば、フワフワとして不安定に感じます。
コース内にはギャップがないため「なんだか変だな」という違和感の域を出ませんが、公道へ出れば路面状況は一定ではありません。
スピードももっと出すことになるため、運が悪ければ車体を制御できなくなってしまうんじゃないかという予感がありました。
走り終えてSさんから「どちらがレッドバロンがメンテナンスしたホーネットだと思いますか?」と聞かれ、「1台目だと思います」と答えたところ、
Sさん「……正解です!!!!」
思わず「やったぁ~っ!」と声を上げてガッツポーズ。
走行距離が多い車両であっても、メンテナンスをしっかりしていればこんなに走り心地が良くなるものなんですね!
メディア説明会では、ホーネットの他にもCB400SF、XJR400、RGV250ガンマなど、レッドバロンがメンテナンスをした絶版車に試乗させてもらいました。
メンテナンスが行き届いたバイクはどれもが絶好調!名車たちに囲まれて興奮してしまい、何時間でも過ごせそうなほどいろんな車両に乗り続けちゃいました。
特にRGV250ガンマは、私にとって人生初の2ストロークバイクの体験。「もっとアクセル開けて!」と言われて試したところ、加速の強さにヘルメットのなかで「うわぁ~っ!」と絶叫です。
Sさんは「まだまだ開けて走れるよ」と不敵な笑み。現代の車両との乗り味の違いに驚くばかりの貴重な体験でした。
レッドバロンの『パーツ保証』で安心バイクライフ
今回試乗したホーネット2台の違いは、キャブレターとリアサスペンションにありました。
ダメな方はキャブレター内のバタフライバルブの摩耗とサスペンションのオイルが抜けていて、ホーネット本来の性能が発揮されていませんでした。
2つのパーツの共通点は、外見だけでは性能がわかりにくい点。見た目だけで言えばどちらもピカピカで、中古車市場では美品車両として取り扱われるはずです。
特に注意したいのが、フリマアプリやSNSを通した個人売買です。
試しにフリマアプリでホーネットを検索してみると、30~40万円ほどの車両がたくさん見つかりますが、ネットを通した個人売買での判断基準は画像のみ。現車確認ができたとしても、エンジンを試しがけする程度です。
車両の状況はまちまちなのに、それをチェックする方法もありません。運が悪ければ、購入後すぐに修理が必要となる場合もあるのです。
さらに修理が必要になった場合でも、絶版車のパーツを手に入れるには、オークションなどで中古パーツを探すしかありません。
パーツの状態は不明確な上に、非常に高価。結果として修理代がかさんでしまい、愛車を維持できなくなるケースも珍しくはないのです。
個人的に、中古車選びで一番大切なことは、バイクそのものよりも “信頼できる店” を選ぶことだと感じています。
レッドバロンが目指すのは、すべての会員が安心・安全に中古車ライフを送ること。そのために日々バイクの純正パーツを点検・修理し、ストックをし続けているのですね。
ForRで執筆するライターとして、そしてバイクを愛する一人のライダーとして、『パーツ保証制度』を知ることでますますレッドバロンが好きになったのでした。