Honda CBR1100XXスーパーブラックバード(1996年式欧州仕様・キャブレターモデル)のユル~いカスタム雑記になります。今回は「前傾がキツイ」「ライディングポジションをラクにしたい」という自分と同じ悩みを持っている皆さんの参考になれば幸いかな~と思っての掲載です。
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Contents
走ってわかった! 市街地の渋滞走行で首がツライ
購入してからはや1年、高速道路400kmや下道一般道100km、さらにはノロノロ渋滞10kmなど様々な条件下で走行経験を積み上げてきましたが「やはり来るなぁ~」と。
「何が?」と言いますと、 腰・首・手首といった部位の疲労です。特に渋滞時の首へのダメージは想像以上で、翌日になっても取れないことが多いため「ライディングポジションを改善せねば…」とつねづね考えていました。
諸事情により、まずはハンドルアップスペーサーから…
レッドバロン座間の湯浅店長にいろいろと相談し、前傾姿勢をゆるやかにしてライディングポジションを改善するために、ハンドル周りのカスタムをすることに決めました。最も効果が大きいことはわかっているもののバーハンドル化はためらわれたので、以下の3つの選択肢となりました。
①セパレートハンドル交換(上写真左):タレ角0°、バーエンド位置で40mmUPのハリケーン「アルミ セパレートハンドル」(税込23,980円)
②セパレートハンドル交換(上写真中央):角度調整自在のハリケーン「セパレートハンドル TYPEⅠ」(税込14,300円)
③ハンドルアップスペーサー組込(上写真右):ノーマル比15mmアップのハリケーン「ハンドルアップスペーサーH15」(税込9,900円)
めちゃくちゃ悩んだ末に②で行きたかったのですが、①②ともにメーカー欠品(入荷未定)で入手できず…。気を取り直して「まずはスペーサーからやってみるか!」と世渡り上手なポジティブ思考で③に決めました。
あっという間に作業完了! チェックは忘れずに
注文していたハンドルアップスペーサーが届いたという連絡を受け、その場で工場を予約して、いざ来店。バイクを工場に預けて作業開始です。サービスマンの中村さんがタンクやカウルなどに養生を施した後、テキパキとハンドルを外していきます。
ハンドルを外した後は、購入したスペーサーを組み付けてからハンドル部を組みなおし、トルクレンチで締め付けて完成です! 作業自体はあっという間に終わってしまいました。
なお、スペーサーの取付工賃は税込で2,970円でした。アナログのトルクレンチを購入したら3,000円くらいするので、実にリーズナブルでした。
ぱっと見はわからないけど、よく見ると…
ハンドルアップスペーサーを組み付けました。スペーサーの素材がハンドルやトップブリッジと同じアルミニウムとういことで、ぱっと見はスペーサーを入れていることがわからない仕上がりです。
ただし、スペーサーを入れたぶんハンドルのブラケットが数mm浮き上がったようになっています。この辺はデザイン的に好みが分かれるところかもしれませんが、自分は気にならないですね。
ライディングポジションはどう変わったのか?
ハンドルアップスペーサーを組み込む前と組み込んだ後の比較写真を見てください。たかが15mm、されど15mmです。ライディングポジションを真横から見ると、背骨の曲がり具合からして違うことがわかります。
また、ひじの曲がり具合も大きく異なっています。一見、beforのほうがひじの動きに余裕がある理想的なポジションですが、腰・首・手首への負担は大きくなります。
高速道路などで同じ姿勢を長時間維持していると首や肩のこり、腰の痛みの要因になる場合もあります。もちろん、短い時間でスポーツ走行を楽しみたいだけなら、こちらのポジションのほうが適しています。
一方のafterのポジションでは背骨や肘、手首の返りにもゆとりがあり、上半身を前後に大きく動かすことができます。いわゆるアップライトなポジションに近づきました。これにより、長時間の姿勢維持でも疲れにくく、Uターンなど体を大きく動かす操作もしやすくなっています。
ただし体が受ける風の抵抗が大きくなるので、ウインドスクリーンをハイスクリーンに交換するといったカスタムも考えるべきかもしれません。
まとめ:またがっただけで大きな違いを体感!
以上、ハンドルアップスペーサーを組み込んでライディングポジション、前傾姿勢を改善したというレポートでした。たったの15mmですが、またがっただけで大きな違いが感じられました。
ただし、この状態ではまだ走り込んでいないため、メリットやデメリットで特筆すべきものがあれば今後も追記したいと思います。