大好きなバイク、知ってるつもり、乗れてるつもりでも、ミスやトラブルはつきものだ。ライダーがやらかしがちな「バイクあるあるトラブル」と、その対策を知っておこう。

タンデム中、いつものように挨拶がわりに仲間の前でウイリーしてみせたら、後ろのカノジョを落っことした……なんてバカな話をかつてはよく耳にした。さすがに最近は、そこまでひどいライダーは見かけないが、タンデムに知識と技術、安全意識が必要なことに変わりはない。
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タンデムできないこともある
高速道路のタンデム走行は、2005年に解禁された。だが、誰もがいつでも自由にタンデムできるわけではない。まずはタンデムに関する法規制を知ろう。
誰でもタンデムできるわけじゃない
タンデムできる運転者には規定がある。
①一般道:免許をとってから1年未満はタンデム禁止
②高速道路:免許をとってから3年未満、または20才未満はタンデム禁止
これは運転経験が不十分だったり、事故率が高い年齢層のライダー※がタンデムしないための規制だ。(※制定当時。2025年の統計では、死亡事故の年齢構成比がもっとも高いのは50~59歳となっている)

運転者とバイクには、それぞれタンデムできる条件が決められている。(ホンダ CROSS CUB110)
どれでもタンデムできるわけじゃない
車両にもタンデムできる条件がある。
①50cc以下のバイクはタンデム禁止
②乗車装置(タンデム用のシートやステップなど)がないバイクはタンデム禁止
50ccがタンデム禁止なのは広く知られているが、50cc超のバイクでもタンデム用の乗車装置が付いてなければ違反になるので気をつけよう。

同じホンダの125でもDAX125はタンデムOK、モンキー125はタンデムNGだ。
タンデムライダーにこそ安全な装備を
事故時のタンデムライダーの危険性は、運転しているライダー以上。タンデムライダーは危険察知が遅れがちで、衝突時に身体を支えづらく、強く投げ出されるリスクがある。タンデムライダーを軽装で乗せるのは避けよう。
タンデムで起きる問題って?
バイクがうまく動かない!
タンデム時、バイクの運動性能はガタ落ちする。ふらつきやすく、加速力は鈍り、そのくせフロントが浮きやすくなる。ブレーキはききづらく、曲がりにくくなる。タンデムするには、そんな状況でもバイクを確実にコントロールする運転技術が必要だ。
話ができない!

インカムがあればラクに会話ができるが……。
ライダーとタンデムライダーの距離は遠くない。が、風切り音のため走行中はほとんど会話ができない。インカムを使えれば理想的だが、使えない場合には「停まってほしいときは背中を3回たたく」などの合図を決めてコミュニケーションをとろう。
タンデムライダーの乗降時は、もっともバランスを崩しやすい瞬間だ。「乗降前には背中を2回たたく」などの合図を決めておき、必ず合図してから乗り降りしてもらおう。
乗車前のレクチャーは必須!
ふだんバイクを運転しない人は、バイク特有の操作になじみがない。そのためタンデムすると、コーナリング時に恐怖感から無理に身体を起こしたり、停止時に足をつくといった意外なトラブルが起きることがある。イラストを参考に、乗車前に注意事項を説明しておこう。

タンデムの前に説明する項目はこんな感じ。
割り切った走りでタンデムを楽しもう
高級スポーツカーにも匹敵する圧倒的な運動性を手軽に味わえるのがバイクの魅力。だがタンデムライディングでは、スポーティな走りはおあずけにして、安全な移動手段に徹することが大切だ。タンデム特有の楽しみは、走りを割り切ることで、より豊かに味わえるものだからだ。
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