昨年子どもが生まれたことによって訪れた、我が家のバイクライフのターニングポイント。
「ゆっくりロングツーリングからササッと日帰りツーリングへ」をテーマに、これからのライディングスタイルを見つめ直すきっかけになりました。

前回の記事では、7年間大切に乗り続けてきた夫の愛車『Vストローム650』を、レッドバロンで買取に出した様子をお届けしました。

そして今回はいよいよ、Vストロームに代わる新しいバイク選びへと移ります。
果たして、次の相棒に選んだのはどんな一台だったのでしょうか!?

理想のバイクってどんなバイク?

バイクを購入するまでの時間って、ある意味では乗っているとき以上にワクワクするものかもしれません。
「どんな車両にしようか?」「この先どんな冒険が待っているのか?」そんなことを考えているだけで、自然と頬が緩みますよね。

さて、愛車探しの方法は人それぞれ。
バイクショップに並ぶ車両との偶然の出会いを楽しみにしている人もいれば、あらかじめ条件を整理してから探すという人もいます。

今回の場合、「これからの暮らしに合う一台とは?」という視点から、まずは条件を明確にするところから始めました。
実際に決めた条件は以下の通りでした。

  1. 大型バイクであること
    …高速道路を使う可能性や、すでに所有しているヤマハ『セロー』とのキャラクターの違いを考慮して。
  2. クラシカルだけど新しさを感じるデザイン
    …夫の趣味がバイクと写真なので、被写体としても魅力的な一台を探して。
  3. 短時間乗るだけでも楽しいこと
    …日帰りで近所を走るだけでも面白い、スポーティな乗り味を求めて。
  4. 3気筒または4気筒であること
    …これまでは単気筒・二気筒のバイクにのることが多かったため、まったく性格の違う車両を求めて。
  5. 比較的年式が新しいこと
    …現代の技術や乗り味を味わってみたかったから。
  6. 車体重量が200kg以下であること
    …写真撮影の際にUターンや取り回しをする機会が多いため、扱いやすさも重視。

1〜4は絶対に譲れない条件で、5〜6はあったら嬉しいぐらいのゆるめの条件。
それでも結局、全部を叶えてくれる一台に出会えれば…なんて、欲張りな気持ちになっちゃうんですよね。

ひとつひとつの条件はそれほど難しいものではありませんが、それが6つも重なると、急に無理難題に感じられます。
こんなにわがままな希望に合う車両なんて、果たしてこの世の中に存在しているのでしょうか!?

モタサイでの出会いが決め手になった

その答えに出会えたのは、時を遡って2025年3月。Vストロームを手放す前に、家族で訪れた「大阪モーターサイクルショー」でのことでした。
ベビーカーを押しながら、車両メーカーのブースをゆっくりと巡っていた時のこと。ヤマハのブースにそのバイクは展示されていました。

…そう、XSR900です。

2016年に登場し、2022年にはフルモデルチェンジを果たした、水冷並列3気筒エンジンを搭載した「スポーツヘリテージ」スタイルのバイク。

「スポーツヘリテージ」とは、ヴィンテージ感漂うクラシカルなデザインに、現代のスポーツバイクテクノロジーを融合させた新しいジャンル。
XSRはまさに私たちが求めていた「クラシカルだけど新しさを感じるデザイン」、そして「短時間乗るだけでも楽しい」乗り味を兼ね備えたバイクなのです。

しかも展示されていたのは、2025年に日本限定で受注生産されたセラミックアイボリーのXSR900。

求めていた条件にぴったりだったことはもちろんですが、後から聞けば、夫はこのときすでにXSRに一目惚れしていたのだそうです。

セラミックアイボリーの受注期間は、2025年9月30日まで。
決して安い買い物ではないこともあって、春から夏にかけてはずっと悩んでいました。

「子どもが生まれたばかりで何かと入り用なのに…本当に今、買い替えるべきなのか?」

──そして、葛藤を抱えながら迎えた8月。
このまま買わずに受注期間が終わってしまったら絶対に後悔する。そう確信した私たちはついに決意したのでした。

「買おう! 後のことはなんとかなる…いや、二人で力を合わせてなんとかしよう!!」

バイク購入はお店選びが大切

車種を決めたら、次はどのショップで買うかの検討が始まりました。

今回は新車を購入するため、中古車のように車両の状態については心配する必要がありません。
しかし実は、新車であっても「お店選び」は非常に大切なのです。

我が家の場合は、「メンテナンス」「アフターサービス」「下取り」という3つのポイントからレッドバロンを選びました。
その詳細は以下の通りです。

  1. メンテナンス

    愛車の寿命を延ばすためには、「信頼できる店」で「継続的に」見てもらうことが大切です。

    レッドバロンなら、すべての店舗が「運輸局認証工場資格」を取得済み。
    国家資格を持つサービスマンが国の定めた基準に則った整備を行っているので、安心して愛車を任せられる環境が整っています。
    (詳しくは、こちらの記事をチェック!)


  2. アフターサービス

    今回は新車なので、もともとメーカー保証が付いています。
    さらにレッドバロンなら、メーカー保証(2年)に独自保証(1年)を足した、3年間の保証制度が受けられるのです。(ヤマハ・ホンダ・スズキ・カワサキの126cc以上の国内向けモデルに限る)

    筆者は過去にこの「レッドバロン独自の3年保証」のおかげで愛車 セローを無料で修理してもらえた経験があり、有難みを感じています。
    (ちなみに、中古車購入の場合はパーツ保証制度も有難いアフターサービスです。詳しくはこちらの記事をチェック!)


  3. 下取り

    バイクを乗り換える場合は、手放す車両の下取り価格も重要です。
    レッドバロンなら、オークションを通さない「ダイレクト買取」であることから、他店より高く買い取ってもらえます。

    またACIDMによる診断や車体のキズの有無や消耗品のチェックなど、細かく確認をした上で、適正かつ最大限の高額買取が可能です。
    実際に筆者自身もVストローム650をレッドバロンにて買い取ってもらい、大満足でした。

次回はいよいよ納車!

欲しいバイクが見つかり、購入するショップも決まれば、ついに車両の注文です。
注文書にサインして支払いを済ませた瞬間に、それまで漠然としていた「バイクを買う」という感覚が、一気に現実味を帯びて押し寄せてきました。

手が震えるような高揚感と緊張感に、「本当に買ってしまった!」という言葉が思わず口をついて出てきたほど。

──さて、次回の記事ではいよいよ「XSR900」納車レポートをお届けします。
新しいバイクを迎える日は、どんな1日だったのでしょうか? どうぞお楽しみに!!

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