スズキと天竜浜名湖鉄道のコラボレーションにより、2019年9月15日から運行している天浜線『KATANA ラッピング列車』が新色にリニューアルされた。新排出ガス規制に対応させた2022年モデルをベースとしたカラーを採用しているだけでなく、車内には2021年にリリースされた限定の赤カタナもあしらっている。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真:スズキ ●外部リンク:スズキ KATANA ラッピング列車特設サイト
フルーツパーク【KATANA】駅と合わせてカタナの聖地に
スズキのバイクと天竜浜名湖鉄道の電車がコラボレーションするという試みで2019年9月15日より運行がスタートした天浜線『KATANA ラッピング列車』が新色にリニューアルされた。この「KATANAラッピング列車」は、新「KATANA」プロモーションの一環として企画されたもの。スズキの二輪デザイン部がデザインし、車両全体をカタナの画像でラッピングしたもので、片面ずつ異なるデザインが施され、両側から楽しめるのが特徴だ。
▲ミステイックシルバー
▲マットステラブルー
当初の運行予定は2年間だったが、2021年12月に天竜浜名湖鉄道「フルーツパーク駅」の副駅名として「KATANA(カタナ)」の名称が採用されたことにともない、ラッピング列車の運行期間も延長。そしてKATANAがマイナーチェンジされたことを受け、ラッピング列車もニューカラーを纏うことになったわけだ。
片面には、ミステイックシルバーのKATANAを、反対面にはマットステラブルーのKATANAをレイアウトすることで、躍動感のある背景グラフィックと合わせKATANAの持つ鋭い切れ味を表現している。
▲車内には100台限定で発売された赤KATANAの姿も。
2022年2月25日に発売されたKATANAの2022年モデルは、令和2年国内排出ガス規制(欧州のユーロ5に相当)に適合しながら最高出力を向上したほか、クイックシフター装備をはじめ、電子制御もアップデートを受けた。新色として追加されたのはマットステラブルーメタリック(青)で、ミスティックシルバーメタリック(銀)は従来から継承しているが、足まわりは新たにアウターチューブをゴールドとした倒立フロントフォークと、それぞれの車体色に合わせたシルバーまたはゴールドのホイールを採用している。
天浜線のKATANAラッピング列車は、新所原駅~掛川駅間を運行する。KATANA駅のネーミングライツが2024年3月31日までとなっていることから、少なくとも同時期までは運行が続きそうだ。カタナの聖地としてユーザーが訪れるだけでなく、「KATANA Meeting」のリアルイベントが再開されれば、さらなる注目を集めることになるだろう。
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