1985年に登場した「セロー225」は船出こそ静かだったものの1989年にセルフスターターを装備して大ブレイク! 1993年にはリヤディスクブレーキなどを採用した「セロー225W」がリリースされてマイルドオフロード界(?)の絶対的王者へ君臨。その勢いは1997年のモデルチェンジ版「セロー225WE」がしっかりと受け継ぎ、2000年には排ガス規制をクリア。“225”の終焉となる2004年まで全力で駆け抜けました!

2002年型セロー225WEカタログ

●2002年型YAMAHA「セロー225WE」カタログより。この年のモデルから長い歴史の中で初となるブラックが登場し、もう1色用意されるカラーもシックなものとなり、最後期の“225”はカラーバリエーションが森の中より街の中で映えるものになっていきました。というのも、その時代って同門の「TW200/225」が火をつけて市場を席巻した“ストリート系”が激烈に幅を利かせていたから……だとも言われています。しかし、黒セロー……少なくとも筆者は街で見かけた記憶があまりないのですよね(特に225版)。今見るとメチャクチャカッコイイのですけれど(^^ゞ

 

 

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「W」の次は「WE」! “225”のセローはクライマックスへ!

 

 

2015年のギャル流行語大賞1位にも輝いた「パリピ」という言葉。

 

 

初めて聞いたとき筆者は亀田製菓かでん六の豆菓子新製品かと思ったのですけれど、実際には大勢の人と一緒に盛り上がるのが好きな人……Party Peopleのことですってね

柿ピー

●ピリッと辛い米菓「柿の種」と「ピーナッツ」が芸術的にブレンドされた“柿ピー”。酒のつまみとして何袋食べてきたことでしょう! でん六の「ホリッピー」シリーズも同様……

 

 

マンガやアニメで揶揄?されるときは例外なくクラブやフェスといったイベント会場で手をサバラ!!の指サインにして「ウェ~イ!」と盛り上がっているチャラ男の姿が描写されたものです!? 

パリピ孔明

●現在は「週刊ヤングマガジン」で絶賛連載中の『パリピ孔明』三国志で誰もが知る名軍師・諸葛亮孔明が現代日本へと転生! 渋谷のパリピ達に誘われたチャラめなクラブでシンガーを目指す月見英子と出逢い、二度目の人生が幕を開けた! ……という荒唐無稽ながらスカッとするストーリー展開で筆者も大好きな作品。ヤンマガWebでも公開中なので、ぜひご一読を……ウェ〜イ!

 

 

「ウェ~イ!」→「WEEEEEEI!」→「WEEI」→「WE」……そう!

 

 

マイルドオフロード界(?)のパリピ「セロー225」が(ほぼ)完全体の「セロー225WE」として、世紀末に降臨したのです(いつも以上に無理がある冒頭コジツケにお付き合いいただき感謝 (^^ゞ)

 

強力な(自)他メーカーライバルが次々に登場してきたものの……

 

と、いうわけで1997年4月21日、ホンダがバキバキのセロー対抗馬として「SL230」をデビューさせてきたタイミングを狙ったのかどうか……は不明ですが、

ホンダSL230

●ホンダ「SL230」……。わざわざ同じ223㏄の排気量で新しくエンジンを作り、車体も徹底してセローを意識していたことは明々白々でした。改めて諸元を紹介すると223㏄空冷4スト単気筒OHC2バルブエンジン最高出力20馬力/7500rpm、最大トルク2.1kgm/6000rpmでセローより若干トルクフル方向。燃料タンク容量10ℓ、60㎞/h定地燃費は43.0㎞/ℓでしたから理論上の満タン航続距離は430㎞となりますね。シート高810㎜、乾燥重量105㎏。ハンドル切れ角はセローと同じく左右それぞれ51度。価格はレンサル製アルミ・ハンドルバーを標準装備しつつ35万9000円……。実際、とてもいい仕上がりでジャーナリストも総じて絶賛。私も取材で何度となく使用してホンダならではの乗りやすさに感動したものです。実際、最終型となる2004年型まで地道ながら販売が続けられました、のですが……。ん〜〜、やっぱり大ヒットといかなかった原因はデザイン、なのかなぁ……。ただし、この新開発エンジンは「FTR(223)」などでグレートなリベンジを果たします!

 

 

まさに同年同月でチョイとだけ早い10日(!)に、セローはモデルチェンジを敢行し「セロー225WE(4JG5)」へと進化を遂げました。

セロー225WE_1997年型_赤

●興味が薄い人なら「へ? どこが変わったの?」レベルでしょうけれど、オタクな筆者からすれば「ウマー!」と叫びながら白飯10杯は腹へかき込めるくらいのツウな激変っぷり。本文で書いた以外の変更点として大きいのはリヤタイヤのチューブレス化。当然、リヤホイールのスポーク配置もそちらに対応したものとなり、結果的に強度が30%も向上したとか。またキャブレターが小口径なものとなり、極低回転域から中回転域にかけての操作性や始動性、さらには燃費もアップ! フライホイールマスは増大されて粘り強さを演出し、クラッチ操作時の負担は約10%軽減。あ、前後サスペンションのセッティングも見直しを受けております(写真はパープリッシュホワイトソリッド1×ビビッドレッドカクテル7の白×赤)

 

 

バイク雑誌編集者やかなりのセローオタクなら「おお! シュラウドやサイドカバーの形状がシュッとしたねぇ」なんて気づくかもしれませんが、パッと見の印象は紛う事なきセローそのもの

セロー225WE_1997年緑真横

●マフラー位置のこちら側、黒いキーロック付き大型ツールボックスが標準装備されたのも嬉しいポイント。フロントブレーキキャリパーも一新され、φ27㎜+φ22㎜の異径2ポッド方式に。その他、バッテリー保護のためにエンジンのクランキング後に点灯する仕様となったヘッドライト、セルモーターの回転数アップ(約13%)小型メンテナンスフリーバッテリーやハザードランプの新採用などなど電装系も強化。……そうなのです、セロー225ってしばらく放置してしまうと、なかなかエンジンがかからなくなるという少々悪いクセがずっとありましたので、弱点克服のためここにきて大幅な改良が施された……という印象を受けましたね。あ、こちらの色はパープリッシュホワイトソリッド1×シアンメタリック3(白×緑)です

 

 

ここでタンク容量を8.8ℓから10ℓに増量、かつキャブレターにも手を加えて燃費を向上させ(60㎞/h定地燃費は54.0㎞/ℓ→55.0㎞/ℓへ)、

セロー225WE_1997青

●車名の「WE」……。うっかり当時に由来を聞き忘れ、今回いろいろ調べていたもののくっついた「E」の詳細は不明。Electric……電気系を強化したからかな?とも思いますけれど……!? ともあれ友人たちと話すときは「セローのウィ〜」とパリピか酔っ払いみたいな呼び方をしていた記憶があります(^0^)。それはさておき、燃料タンク容量の増量! なんてったってプラス1.2ℓですからね。ただでさえスリムさがウリのモデルのタンクなのに、そこへ一般的な牛乳パック+αのガソリンを押し込まなくてはならない……。開発陣は低重心であることも重視してタンクを下へ下へと延ばしていき、結果としてセルが付いた1989年型以降、セローのアイコンでもあった車体左側の大きなダイヤル式燃料コックレバーは姿を消して一般的な形状となりました。しかし、そのおかげで低重心化のみならずニーグリップ部を絞り込むことで足着き性向上もゲット! さらにはついでに(?)タンク内面に防錆メッキまで施したとか。それで価格は37万9000円でしたからねぇ。企業努力に脱帽ッス……

 

 

理論上の満タン航続距離を従来型の475.2㎞から550.0㎞へ大幅にアップさせてきたことでライバル「SL230」を返り討ち……(1997年2月にカワサキからリリースされた「スーパーシェルパ」はそこそこの人気を獲得)。

カワサキスーパーシェルパ

●スペック上、ギリギリまでセローに寄せてきたホンダ「SL230」とは全く違うアプローチでマイルドオフロード界(?)へ殴り込みをかけてきたカワサキ「スーパーシェルパ」。すでに水冷化され30馬力を絞りだしていた「KLX250SR」のエンジンをわざわざ空冷化してコンパクトなボディへ搭載。改めて諸元を紹介すると249㏄空冷4スト単気筒DOHC4バルブエンジン最高出力26馬力/8000rpm、最大トルク2.6kgm/6500rpmでセロー&SLとは段違いのパワフルさ! 燃料タンク容量9ℓ、60㎞/h定地燃費は46.0㎞/ℓでしたから理論上の満タン航続距離は414㎞となりますね。シート高810㎜、乾燥重量107㎏。写真は初期型のみ選べたダウンフェンダーですが、アップフェンダーも用意されており価格は39万9000円(左右非対称グラフィック版は40万9000円……。編集部の後輩スタッフも購入するなど意外な人気に〜!

 

DT230ランツァ

●1984年のデビュー以来、アップデートを繰り返しつつエンデューロレーサーレプリカの雄として君臨してきたヤマハ「DT200R」(詳細はコチラにも)。1989年に登場し、その地位を脅かしてきたカワサキ「KDX200SR」とバリバリにやり合うためにヤマハ開発陣が全集中しつつ開発して1991年にデビューさせたのが「DT200WR」! ……だったのですが、フルサイズ250㏄モデルに市場の人気が移行したり、エンデューロレースの衰退もあって1994年型が最終モデルとなってしまいました。それから約3年後の1997年1月10日、ヤマハが最後の公道走行可能な2ストオフロード車として世に放ったのが写真の「DT230 LANZA(ランツァ)」でした〜。224cc水冷2スト単気筒クランクケースリードバルブエンジンは最高出力40馬力/8500回転最大トルク3.7㎏m/7500回転という高いパフォーマンスを発揮(乾燥重量は114㎏、燃料タンク容量は11ℓ)! さぁ、コイツでCRM&RMX&KDXといったライバルを後方から蹴散らすのかな……と思いきや、ん????? 方向性がナンだかライバルたちとは違くね??????????と深夜のモーターサイクリスト編集部でプレスリリースとポジフィルムが入った封筒を開いて驚いた筆者

 

ランツァ_1997年

●ソーナンス! ご覧の通りフロントサスペンションはレーシーな倒立式ではなく正立式で、始動方式は当時の2ストオフロード車としては驚きのセルフスターター標準装備! カタログ上のシート高は865㎜ながら、サスセッティングは非常にソフトでライダー乗車時(1G)の高さが820㎜であることを強くアピールしていたほど。つまり……“2ストのセロー”と言っても過言ではない仕上がりだったのです。もちろん最高出力はセローの倍というパワフルさでしたが、「DT200WR」よりロングストロークタイプの設計がなされて低回転域からの太いトルクを意識しており、なおかつ扱いやすさを得るためにトラクションコントロールシステムまで導入していたのですから求める方向性の一大転換ぶりにビックリするしかありませんでした(60㎞/h定地燃費も40㎞/ℓと良好)。価格は43万5000円! なお、翌1998年にマイナーチェンジを受け、オイルの消費量と排気煙を低減する機構(YCLS)やアルミ製のスイングアームを採用しましたが、そちらが最終型となりました……

 

スズキDF200E

●1997年はマイルドオフロード界(?)の当たり年! スズキからはすでに1993年にデビューしていた「ジェベル200」をベースに、豊富なヘビーデューティー仕様の装備を盛り込みつつ、若者への新しいストリートファッションを提案する「DF200E」が同年3月に登場してきました。スリムで頑丈なダイヤモンドフレームに、粘り強さに定評がある199㏄空冷4ストOHC2バルブエンジン(20馬力/1.8㎏m)を搭載。追加された装備としてはオイルクーラー、クリップ付ヘッドランプハウジング、大型エンジンプロテクター、フットガード、前後の大型マッドフラップ、大型チェーンケース、大型リヤキャリヤなどなど、頑丈で実用性に富みアウトドアテイストに満ちた数々の装備を採用……今出てきたら大ウケしたこと間違いなしだろうなぁ、と無双いや夢想してしまいます。ちなみにシート高は795㎜、燃料タンク容量は13ℓ(60㎞/h定地燃費は53.4㎞/ℓ……理論上の満タン航続距離は694.2㎞!)、乾燥重量114㎏で価格は35万5000円でした。以降、地道な改良を受けつつ2002年型まで販売された知られざる迷……いや名車です!

 

 

1998年8月にはヒマラヤカモシカイラストを大きくしつつ角度によって光の反射で色がダイナミックに変化するマルチカラーメタリックを採用した「セロー225WE(4JG6)」が登場して高い人気を維持し続けました(価格や諸元は変化なし)。

セロー225WE_1998年型青

●前年1997年10月に開催された第32回東京モーターショーで披露された、ナビ機能付きGPS装着モデル「セローGPS」。そのハイテク車両そのものは発売されなかったものの、ショーモデルに施されていたヒマラヤカモシカを大きくドーンと配するグラフィックを受け継ぎながら特殊な塗装が採用された仕様がコチラ。色名的には写真のモデルがパープリッシュホワイトソリッド1×シアンメタリック3(白×青)で、白×赤も設定がありました。諸元はもちろん凝ったペイントを採用しつつ37万9000円という価格は不変……スゴイのぅ!

 

なんと“セロー225”は最終型でエンジンを中心に超絶テコ入れ!

 

そして2000年7月、セロー225の最終進化形「セロー225WE(5MP1)」が満を持して登場いたします。

セロー225WE_2000年型

●右手によるグリップ操作のデータを点火系マップに反映させるスロットルポジションセンサー(TPS)を導入しつつレスポンスに優れた新型φ33㎜BSRキャブレターも採用。放熱性&信頼性に優れたセラミックコンポジット系のメッキシリンダーだけでなく信頼性の高いアルミ鍛造ピストンも組み込まれるという力の入れよう……。二輪車排出ガス規制に適合させるべく「エア・インダクション・システム」(後述)なども新たに押し込められたため乾燥重量は2㎏増しの108㎏へ。それでも十分過ぎるほどに軽いのですけれどね〜。あ、さすがに価格も1万円上昇して38万9000円となりました

 

 

新たに制定された排ガス規制へ対応するため数々の改良が施されるとともに、ユーザーの利便性を向上させるサイドスタンドスイッチやリヤ周りからの騒音を低減させるスプロケット圧入式ホイールダンパーなども採用されて高い商品力を維持……。

エンジン

排気ポートに適切なエアを送って未燃焼の排ガスを再度燃焼させ排ガスをクリーンにする……というのがエア・インダクション・システム(AIS)。キャブレター時代の排ガス浄化システムとして様々なバイクに導入されていましたね〜。「さすがにモデル末期なはずなのに、そんなにエンジンを改良して元が取れるの……?」と勝手に心配しておりましたが、このエンジンは「TW225」に採用されてドカスカ世の中に出ていきました。さすがですな(^^ゞ

 

 

以降は2002年4月にカラーリングチェンジを行われ、セロー初のブラック仕様が登場。

セロー225WE_2002黒

●精悍な黒装束(ヤマハブラック)をまとった2002年型「セロー225WE(5MP2J)」。前後ホイールも黒く塗られたことでTWのようなファットタイヤ(に見える)感が増してますね〜。こちらとダークシアンメタリック8(白×緑)の2色展開となりました。諸元や価格に変更はありません

 

 

2003年5月にも色変更

セロー225WE_2003青

●2003年型「セロー225WE(5MP3)」として白×緑に代わり登場したブルーメタリックC(白×青)。ヤマハブラックは継続されました。諸元や価格に変更なし

 

 

そして2004年1月……実に1985年から連綿と続いてきた223㏄のセロー、そのラストを飾る最終モデルが登場いたします。

セロー225WE_2004黒

●2004年型「セロー225WE(5MP4)」として今度はヤマハブラックのグラフィックが変更され、さらに漆黒方向へ……。前年登場のブルーメタリックC(白×青)は継続されました。諸元や価格に変更なし

 

 

19年間を駆け抜けたなかで乾燥重量は102㎏から108㎏へ。

 

 

初期型で32万9000円だった価格は税抜きで38万9000円となりましたが、20馬力/1.9㎏mというエンジンパフォーマンス、810㎜というシート高、51度という大きなハンドル切れ角などは変更なし

 

 

初代モデルで練り込まれた“二輪二足”で道なき道さえトコトコ進む……という“マウンテントレール”としてのコンセプトは一切ブレることなく完走を果たしました。

2002年型セローカタログ

●2002年型「セロー225WE」カタログより。ストリート系なボディカラーをあえて暗い森の中に置くというアバンギャルドな表紙でしたね〜。まぁ、色はどうあれセローはセローという強固なコンセンサスが作り手と買い手との間にあったからこそなんでしょう!

 

 

そして時代は「セロー250」へ……。

 

 

そのあたりについては、次回から述べていくことにいたしましょう。

セロー250

●2008年型「セロー250/S」カタログより。クルマの世界もそうですがビッグブランドのフルモデルチェンジというのは難しいもの。そのあたりをどう考えてヤマハ開発陣は新世代セローを作り上げたのか……。乞うご期待!

TW225_2002年式

【セローの愉快な仲間  その5】1987年から細々と販売していたレジャーバイク「TW200」(その2の文末で紹介したのでぜひ見てみてください)が1990年代後半に“ストリート系”として再発見されてウルトラ激烈ハイパー大ブレイク! 数年間にわたり圧倒的な人気を誇るも2000年に「SL230」のエンジンを積んだホンダ「FTR(223)」が登場して2001年には年間ベストセラーの座を奪われてしまいます。するとヤマハはセロー仕込みな環境性能を向上させた223㏄エンジンを投入して2002年6月から写真の「TW225E」をリリース! ストリート系の仁義なき戦いはさらに熱く燃え上がりました……。と言うわけで新たに採用された223㏄空冷4スト単気筒OHC2バルブエンジンは18馬力/1.8㎏mのパフォーマンスを発揮。乾燥重量120㎏、シート高790㎜、燃料タンク容量7ℓ。価格は33万9000円。以降も斬新なグラフィックで話題を振りまきながら発売されていったものの、いつしかストリート系のブームも落ち着いてしまい、2007年の「TW225E 20周年記念モデル」を最終型としてラインアップからフェードアウトしていきました……

 

 

あ、というわけで「セロー225/250」シリーズ、そして打倒セローに燃えたライバルたちは、どれも出来の良さでは一流バイクジャーナリストたちが太鼓判を押す仕上がり。レッドバロンが提供する『5つ星品質』中古車なら、安心してマイルドオフロード(?)ライフをスタートできます。まずは近くにある各店舗で車両の在庫チェックを~!

 

 

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