購入して2年が経過した夫のセロー。タイヤがすり減っていたので、交換をすることになりました。
今回の記事では、レッドバロンでのタイヤ交換のレポートをお送りします。
いつものことながら、作業の丁寧さ、手際の良さにビックリ!さらにはレッドバロンだけのサービスもご紹介しちゃいますよ~!!
セローのタイヤが減っている!
2年前に購入した夫の愛車、セローを借りてツーリングにやって来ました。
未舗装路をかけぬけ、エンジョイしていたところ……
「なんだかタイヤが滑りがちだな。そういえば、そろそろ替え時って夫も言っていたような…」
チェックしてみたところ、タイヤがすり減ってスリップサイン(残り溝の深さ1.6mmを示す目安で、タイヤ交換時期が来ているサイン)が出ているではないですか。これ以上タイヤがすり減ると整備不良になるという、ギリギリのラインにいました。
春が来てツーリングシーズンが始まったため、なるべく早めにタイヤ交換をした方が良さそうです。
夫に電話をかけて聞いてみました。
高木「もしもし? セローのタイヤのことなんだけど。お店に行く時間がないなら、私が代わりにタイヤ交換に持って行こうか?」
夫からは「それは助かる!」との答え。さっそくレッドバロン店舗へ向かい、前後のタイヤを注文したのでした。
素早い作業にビックリ!
1週間ほどが経ち、タイヤが入荷したという連絡をもらいました。お店に向かって交換をしてもらいましょう!
高木「本日もよろしくお願いします!」
工場長「セローの前後タイヤ交換ですね。タイヤは入荷しているので、さっそく作業に入りますね」
せっかくなので、交換前に新旧のタイヤを比較させてもらいました。左が新タイヤ、右が旧タイヤです。
高木「明らかに新タイヤの方が溝が深くて、ゴムの質感もなめらか!こんなに違うものなんですね!」
工場に運ばれたセローは、レッドバロンオリジナル整備リフト『システムリフト』に乗せられます。
持ち上がる車体を眺めながら、ひとつ気になることが頭に浮かびました。
高木「システムリフトって、前後のタイヤを挟み込むことで車体を固定するんですよね? タイヤ交換の場合、どうやって固定するんですか?」
工場長「それは……こういうものを使うのです」
工場長はシステムリフトの側面にあるフタをパカっと開けました。
取り出したのは、T字型のアタッチメント。フレームを支えることで、タイヤを交換している間も車体を安定して立たせることができるのです!
工場長「アタッチメントは3種類あって、車両にあわせて使い分けています。今使っているのが標準タイプで、他はカウル付きの車両用のタイプと、アメリカン用のタイプです」
高木「すごい、合体ロボみたい! バイクに合わせてアタッチメントの位置や形を簡単に調整できるから、作業時間の短縮につながるんですね」
私が驚いている間に、工場長は慣れた手つきでアクスルシャフトを抜いて…
あっという間にリアタイヤを取り外したのでした。
高木「一瞬の出来事で驚いています。ちなみにシステムリフトの取り扱いに慣れるには、どれぐらいの期間がかかるのですか?」
工場長「期間というと難しいけど……毎日使うものなので、すぐに慣れると思いますよ!」
窒素はタイヤの頼れる味方!
タイヤの交換にはタイヤチェンジャーを使います。これまた、作業はあっという間!
まずは古いタイヤの固着を、
ホイールから取り外します。
新しいタイヤを取り付けます。
ここで本日一番の驚きポイントがありました。
レッドバロンでは、タイヤ交換時に窒素ガスを充填してくれるのです!
窒素には普通の空気と違って、抜けにくい、気温によってタイヤ内の空気圧が変動しにくい、ホイールが錆びにくいといったメリットがあります。
仕上げに、タイヤのバランス調整をします。
タイヤは精密に作られていますが、どうしても完全に均一な重さに作ることはできません。
上の写真の機械では、タイヤのどこが重いか、どこが軽いかをチェックしてくれるのです。
軽かった場所にウエイトを取り付け、均一な重さに仕上げてもらいました。
重さが均一になることで、特に高速域で走行する際のブレが軽減されるのだそうです。
これで高速道路に乗ってのロングツーリングも安心ですね!
1時間半ほどで前後タイヤの交換作業が完了しました!(作業時間は混み具合によって前後します。事前予約がベストです)
ちなみに、今回はレポートをお届けするために作業を見学させてもらいましたが、通常は作業が終わるまでの間は店内で待ちます。
待ち時間を過ごすための机と椅子も用意されています。
しかも!自動販売機では、飲み物を1本50円で購入することができますよ。ゆっくりくつろげますね~!
新しいタイヤで気分上々!
自宅に帰り、セローを夫に引き渡しました。週末すぐにツーリングに行ったそうで…
夫「やっぱり新しいタイヤで走ると違うね!オフロードでの食いつきはもちろん、コーナーでの倒し込みがかなりスムーズになった気がする!」
とのこと。
気になったので、私もセローを借りてツーリングに行ってみました。
オンロードでは、ブロックタイヤのボコボコ感をより強く感じるようになりました。走行中の振動は増えましたが、タイヤの溝が深い証拠なのです。
カーブ中の倒し込みも、聞いていた通りスムーズ。視線をカーブの出口側に持って行くだけで、自然に車体が倒れてくれます。
そしてオフロードに入ると、路面をしっかりと掴んでくれるのです。思い通りに走れて気持ちいい!
新しいタイヤに、夫婦そろって大喜びの高木家でした。