レトロな装いのスモールジェットヘルメット「ストリートデモ」。ZEROSヘルメットに続き、フルフェイス好きの筆者が使い心地をテストしてみた。

8000~9000円台とは思えない高級感あり

ROMのストリートデモがForRの中の人から届けられた。ROM(RED BARON ORIGINAL MOTORCYCLE GEAR)は、レッドバロンのプライベートブランドで、良品をリーズナブルな価格で提供するのがコンセプトだ。

以前、ZEROSヘルメットをテストした際、使い心地がよかったので、ストリートデモにも期待感が高まる。

それにしても……なんだか名前がいい。にぎやかな大通りを連想させる晴々としたネーミングだ。

↑箱もロゴのデザインもカワイイ。ZEROSヘルメットも洒落ていたが、コッチもグッドだ。

 

↑カラバリは豊富な計7色。筆者が選んだのはフラットアイボリー×ゴールドだ。■価格(税込み):プレーンカラー(パールホワイト、ブラック、アイボリー)8580円 ツートンカラー(フラットブラック×シルバー、フラットアイボリー×ゴールド、フラットガンメタル×ブラック)9680円 ■サイズ:M、L、XL

 

ご覧の通り、ストリートデモはクラシックな「スモールジェット」と呼ばれるタイプのヘルメット。コンパクトかつシンプルで、まさに王道スモールジェットらしいデザインだ。

1万円を切る価格ながら質感は上々。
まず、リムのラバーに施されるステッチがいい。アンダー1万円のスモールジェットでステッチを採用したモデルはまず見当たらないが、ストリートデモはしっかり高級感を醸し出している。
さらに後頭部にあるレザー調のゴーグルバンド留めも質感が高い。

塗装や色もキレイで、特にセンターの金ラインはツヤ消しメタリックが美しい。
私の愛車である青×白のスーパーカブ110に似合うと思い、このツートンカラーを選んだのだけど、デザインも色合いもよく似合う。もちろん大型クルーザーやネオクラシック系にもしっかりマッチするはずだ。

↑ブラウンのリムに白いステッチが施される。1万円以下でこれほど質感が高いスモールジェットはそうそうお目にかかれない。

 

↑後頭部のバンド留めはレザー調。リムと同様にブラウンだが、裏側は黒、と凝っている。

 

↑ワンタッチバックルを採用。ヘルメットロックに固定可能なDリングも備える。


規格は安全基準の目安となるSGを取得。また、バックルは着脱が簡単なワンタッチタイプで、ZEROSヘルメットと同様、軸やベースに金属を使っていて安心感がある。

被り心地は快適、サイズはぜひ試着して選びたい

被ってみると、内装のサラッとした肌ざわりが好印象。生地に吸汗速乾素材の「ドライメイト」を使用しており、30度近い気温でも快適な装着感が長く続いた。

筆者はLサイズ選択したのだけど、ワンサイズ大きくてよかったかも。スポーツジェットのZEROSヘルメットはLでジャストサイズながら、ストリートデモは私の頭だとハチがややひっかかる。着用するのに支障はないけど、若干奥まで被れていない感覚だ。
ちなみに筆者はアライでXL、SHOEIでLがジャストというサイズ感(アライはXLで若干緩め)。こんな頭の人は購入の際の参考にしてほしい。

↑木漏れ日の注ぐイイ感じの道を愛車のスーパーカブ110で走る。サングラスのせいかシュールな絵面になったが、ストリートデモとカブはよく似合う。

 

↑内装はあご紐のカバーを除いて着脱可能。この価格で着脱式内装と吸湿速乾素材を採用しているのだから素晴らしい。

オプションのバブルシールドも非常に優秀!

さらにストリートデモには、オプションでシールドも用意されている。「ROMオリジナルバブルシールド」はフリップアップベース付きで、ボタンをパチンと3カ所留めるだけでヘルメットに装着可能だ。

↑「ROMオリジナルバブルシールド」を装着。軽く強靭なポリカーボネート製で、紫外線を防ぐUVカット、およびキズがつきにくいハードコート仕様だ。■価格:ソリッドタイプ (クリア、ライトスモーク、スモーク)2170円、ミラータイプ (ミラースモーク) 2720円

 

筆者はライトスモークを選択。適度に眩しさを抑え、薄闇でも走行に支障をきたさないレベルの色だ。
シールドの開閉は4段階で、全閉→中間状態が2段階→全開となる。動きは固くもなく緩くもなく、操作はしやすい。

走行すると実に快適だった。
フリップベースとシールドが一体型なので、たわんだりギシギシ音がすることがなく、安定している。そしてシールドの視界が良好。バブルシールドはその名のとおり、「泡」のような丸い形状が特徴だが、歪みがほとんどなく、キレイに景色が見える。2000円程度の価格なのに、またしてもコスパが高い。

↑今度はバブルシールドを装着して走行。シールドは安定感があり、視界良好!

↑曲面で構成されるバブルシールドは歪みが生じがちだけど、ROM製シールドはご覧のとおり、ほとんど歪みを感じない。端の方は若干歪みがあるが、着用時にはほぼ見えない部分だ。加えて、ベースとシールドの造りもしっかりしている。


さらにスーパーカブ110から250ccに乗り換えて高速を走ってみたところ、100km/hでも異音やガタつきはほぼなかった。この速度になると、さすがに巻き込み風や空気抵抗は増えるものの、シールドがあるだけで快適度が全く違う。

自分の中で「スモールジェット」という選択肢が増えた

ZEROSヘルメットのインプレでは「ライディング中になるべく顔を隠したい」と書いたけど、ストリートデモの場合は写真のとおりサングラスをかければ問題ない。またシールドにはスモークやミラースモークも用意されているので、こちらを選択するのもいいかなと思っている。

手持ちのヘルメットの中で、特にカブにはストリートデモが一番似合う。今まであまりスモールジェットを被ったことはなかったけど、快適なストリートデモなら素直にアリだな、と感じた。フルフェイス以外にも選択肢が増えてラッキーかもしれない。

近くのレッドバロンで購入できるので、ぜひ試着してサイズを確認されたい。手に取ってみると、きっとその質感、コスパの良さに驚くはずだ。

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