夏もそろそろ終わりということで、いろんな「夏物」がバーゲンセールになっています。筆者も最近、フルメッシュジャケットを約20%オフで新調しました。まだ暑い日が続くだろうし、来年の夏も着るんだし、だったら、安く売っている今が買い時かな、ということで。選んだのは目にも鮮やかな、真っ赤なジャケット。なぜ赤なのか? それには理由があるのです。

被視認性が高まり、より安全に

ライディングジャケット

 ライディングジャケットが赤いと、被視認性が高まり、よく目立ちます。クルマのドライバーからも認識されやすいので、事故のリスクが減りますよね?
 道路のアスファルトの色はグレーですから、グレーのジャケットを着て、グレーのヘルメットをかぶり、グレーのバイクに乗っていたら、どう見えるか(まあ、そんな人はいないでしょうが、仮定の話として)。
 考えるまでもありません。
 オートバイはヘッドライトが常時点灯しているんだから、対向車から見れば一目瞭然? では、後続車からはどうでしょう。
 想像したくもありませんが、万が一、転倒して気を失い、路上で寝転がった状態になったら。しかもそれが視界の悪い、曇天の日だったら。
 赤なら、目立ちます。助かる確率は高まるはず。

ツーリング写真の撮影用に好都合

 とはいえ筆者は、黒い革ジャンも好んで着ます。ミリタリー色のオリーブグリーンも好きです。
 けれども、赤系のライディングジャケットは長年、常に一着は所有してきました。なぜなら、ツーリング撮影を行なう際の仕事着として、赤いライディングジャケットが欠かせなかったから。

ライディングジャケット

 この写真、ライダーのジャケットが黒や紺色だったら、印象は大きく変わってくると思いませんか?
 ツーリング風景を構成する主な色は、空の青、海の青、雲の白(あるいは灰色)、森や草原の緑、アスファルトの灰色です。
 青、白、緑、灰色。ここに赤を一点だけ配置すれば、目が行くのは当然。
 古い宿場町や、日が陰り始めた温泉街でも、赤は目立ちます。
 ツーリング写真の撮影を趣味にしていらっしゃる方も少なくないと思います。撮影時に高い視覚的効果を発揮してくれて、しかも運転時の安全性も高まる赤いジャケット、一着あると便利です。と、お勧めする次第。

JK-1623 プロテクトフルメッシュジャケットNEO

ライディングジャケット

 筆者が購入したのは、KOMINE(コミネ)の「JK-1623 プロテクトフルメッシュジャケットNEO」。シンプルなデザインの赤いメッシュジャケットを探していて、ようやく見つけたもの。
 全面メッシュ生地で、風の通りがよく、ライディングフォームを取りやすい立体パターン採用。ポケットはファスナー式のものが左右に各1。袖口と、袖のフィッティング用にベルクロ。二の腕の部分に、夜間の被視認性を高めるリフレクター。
 コミネの公式サイトで確認したところ、赤は女性用も男性用もMからXLまで在庫がある様子。カラーバリエーションは全部で8色あるんですけど、やっぱり赤は人気がないのかなあ。いいんだけどなー。

ライディングジャケット

 前面より背面のほうが、丈が長くなっています。これはライディング時の前傾姿勢を考慮したもの。

ライディングジャケット

 背中にも、夜間の被視認性を高めるリフレクターが。いざというとき、これがあるとないとでは、大違いでしょう。

プロテクションがバッチリ

 メーカー希望小売価格で税込16,489円と低価格なのに、プロテクションもしっかり揃っています。

ライディングジャケット

 男性用は、肩と肘に、CE規格のハードプロテクターを標準装備(女性用はCE規格レベル2ソフトプロテクター標準装備)。胸部プロテクターも標準で装備されています。

ライディングジャケット

 脊椎部分にはEVAパッドを標準装備。これは風通しを考慮してハニカム構造のEVAパッドを採用したのでしょう。コミネでは、よりプロテクション性能の高い「SK-829 CEレベル2バックインナープロテクター」もオプションで販売されています(サイズはMとLがある)。

ライディングジャケット

 派手なロゴが入っていない、というところも好印象。ロゴは左の袖に同色でプリントされているのと、胸に小さなプレートが取り付けられているだけ。好みの問題ではありますが、シンプルなものを探していた筆者にとってはありがたい。
 というわけで、もう数週間はこれを着てオートバイを楽しみ、後は洗濯して来年の夏に備えることにします。
 みなさんも夏物のバーゲン、うまくご活用を!

 

 

SHARE IT!

この記事の執筆者

この記事に関連する記事