夏って、こんなに暑いものでしたっけ? 昔はもう少し過ごしやすかった気もします。近年増加している豪雨災害や森林火災のことも考えると、温暖化対策は待ったなし、ですね。さて、こうも暑いとバイクに乗るのもつらいところ。どうせ走るなら涼しい場所を目指したい……。そんなとき、筆者が思い浮かべるのが「蔵王エコーライン」なのです。

「蔵王エコーライン」とは

蔵王エコーライン

 蔵王エコーラインは、蔵王連峰を東西に横断する全長約26kmの山岳ワインディング・ロード。かつては有料の観光道路だったため道路は高規格で、展望も素晴らしい。毎年GWに冬期閉鎖が解除され、解除したてのころは雪の壁、夏は広々とした深緑が、そして9月下旬からはブナやカエデ、モミジなどの見事な紅葉が楽しめます(紅葉の見頃は10月上旬~中旬。ただし休日は渋滞覚悟!)。

「蔵王エコーライン」の場所はここ

蔵王エコーライン

 宮城県蔵王町から、山形県上山市までをつなぎます。宮城県側、国道457号線「遠刈田(とおがった)温泉」付近から県道12号線にスイッチすれば、そこが蔵王エコーライン。国道457号線を北上していて「青根温泉」まで来てしまったなら行き過ぎなのでUターンして4㎞ほど南下してください。
 筆者がなぜ夏になるたび蔵王エコーラインを恋しく思うかというと、走りも眺めも存分に楽しめる山岳ワインディングだから、ということに加え、ずばり「涼しい!」から。標高1000mを越えて1500m付近まで、森の冷気を感じながら悠々と走れるのです。下界からしてみれば、そこには夢のような空間が広がっているのです。

走り終えたら山形名物「冷やしラーメン」を

冷やしラーメン

 蔵王エコーラインを山形県側まで走り切ったら、食事はご当地グルメの「冷やしラーメン」で決まりでしょう。山形市は東北とはいえ、盆地なので暑いのです。そこで誕生したのがこれなんですね。「冷やし中華」とは違います。一見すると普通の醤油ラーメンのようですが、熱々の醤油ラーメンを冷え冷えにした感じ。よく冷えたドンブリを両手で持ち上げ、口をつければ唇がひんやり。そしてたっぷりの冷製スープをゴクゴクとノドに流し込めば……! 歓喜の一瞬ここにあり。麺も具も冷たく、火照った体にうまさと冷たさが染みわたります。体は汗をかいて塩分を欲してもいます。この冷たいスープは暑い夏には最高のごちそうです。

冷たいラーメン

 冷やしラーメンは、山形市内外のいろんなお店で提供されていますが、お店によってスープの味、具の内容や盛りつけ方、氷が浮かんでいたりいなかったりとさまざま。基本的には〈和〉な感じのスープで、カツオやコンブのダシを感じます。スープ表面に脂が冷えて固まっておらず、スッキリしたお味。
 近県にお住いのライダーだったら、猛暑の夏は何度でも蔵王エコーラインに出かけ、その帰りに山形市に寄り道して自分好みの味を探してみるというのも楽しいかも。

行けないなら取り寄せる?

 冷やしラーメンの元祖は「栄屋本店」(山形県山形市本町2-3-21)。初代店主がお客様から「そばの冷たいのはあるのに中華そばの冷たいのは作れないか」と問われ、試行錯誤を繰り返しながら昭和27年に誕生させたのだとか。
「栄屋本店」

 「栄屋本店」の冷やしラーメンは、公式サイトからお取り寄せもできるようなので(5食入りで税抜2200円、送料別)、興味があればぜひ!
「元祖 冷しらーめんネットショップ『栄屋本店』」

 ということで、暑気払いに「蔵王エコーライン」と「冷やしラーメン」はいかがですか? というお話でした。あー、蔵王に行きたい。ではまた!

愛知の絶景路「三ヶ根山スカイライン」の後はスガキヤのラーメン(執筆中!お楽しみに!)
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