うあーい!  「よもやま話」がまさかの第5回だよ。今回は「ツーリングロケ取材の持ち物と準備」ということで、けっこうノウハウちっく。週末のツーリングにも役立つかもよってことで、はじまりはじまり~!

取材時の持ち物と準備を一覧で紹介!

国内唯一のツーリング専門誌「モトツーリング」(内外出版社)のツーリングロケはいつもボッチ(ワイの場合ね)。 なので取材の基本装備は「ソロツーリング用アイテム+取材機材」という内容で、一覧にするとこんな感じ。

■■■ 取材時 持ち物・準備(*)リスト ■■■

●前編(今回)で紹介
--------<取材用具>-----------------------------------
☐ 誌面ラフレイアウト・ペン
☐ 名刺
--------<カメラ機材>--------------------------------
☐ カメラ・ストロボ・電池・SDカード
☐ 三脚
☐ ワイヤレスリモコン ※予備電池
☐ タイマーリモコン ※予備電池

☐ PL・NDフィルター
☐ カメラ用レインウェア
☐ GoPro
☐ GoPro用マウント・バー/チェストマウント
☐ 料理用反射板ホワイト ※料理撮影時
☐ ストロボ用スタンド ※料理撮影時
--------<バイク装備品>-----------------------------
☐ ETCカード※車載器に挿入
☐ ETC車載器管理番号登録追加→割引プラン申し込み(*)
☐ バイク各部の養生(*)
☐ ナンバープレートフック(バッグのベルト固定用)(*)
☐ ラムマウント(スマホ固定用)(*)
☐ DCソケット・USBケーブル
☐ ツーリングネット
☐ スタンドマット
☐ 雑巾 ※バイク清掃用



●中編で紹介

--------<ライダー装着品>--------------------------
☐ レインウェア(又はレインパンツのみ)
☐ ヘルメット撥水・防曇
☐ ネックウォーマー
☐ 防風インナー(メッシュジャケット着用時)
☐ カイロ
☐ ペットボトルストローキャップ・水筒
☐ 薄手のグローブ(冬場)、レイングローブ
☐ 帽子(キャップ・防水ハット・ニット帽)
☐ 傘(折り畳み)
☐ 財布(現金)
☐ ウエストバッグ


●後編で紹介
--------<薬・制汗>-----------------------------------
☐ 薬(胃腸・風邪・花粉・殺菌消毒)
☐ 制汗剤(ボディ・足)
☐タオル ※体用
☐ 熊撃退スプレー・ホルスター
☐ 虫よけ(ミストタイプ、ディート10~30%濃度)
☐ ヒルよけ
--------<宿泊用品>-----------------------------------
☐ 下着
☐ 就寝時用半ズボン・耳せん
☐ マグカップ
--------<充電機器>-----------------------------------
☐ 各種充電器+USBケーブル
☐ モバイルバッテリー(5,000mAh軽量薄型)
※車体から電力を取れない場合は10,000mAh以上
--------<PC携行時>---------------------------------
☐ ノートPC
☐ ノートPC用充電器・ケーブル
☐ マウス
このリストは何年にもわたるツーリングロケ取材の経験から厳選されたもので、どれも一つひとつの項目で記事が1本書けるくらいのもの。用品や機器の進化などで毎年少しずつ入れ替わってるけど、執筆時点のものとして最新のものです。ただしあまりにも項目が多いので、前・中・後編の3回に分けてお届けします。

忘れ物をしないようチェックリストを使う

▲持ち物と準備のリストは便利なフリーソフト「Simple Sticky Notes」で管理しています。アップデートも多くて多機能かつ便利に進化してますね

 

さて、まずは大量の持ち物を忘れないためのアイデア、Tipsから。取材前には持ち物リストにチェックを入れながら忘れ物をしないように準備します。このリストはフリーソフト「Simple Sticky Notes」(Simnet Ltd.)で作成していて、とても便利なのでオススメです。

Windows OS(PC)用やAndroid OS(スマホ)用がありますが、macOS(PC)用やiOS(スマホ)用はないみたい。まぁ似たような機能を持つソフトは複数あるので「こういうソフトで準備をしているんだ」というところだけ押さえてください。

 

▲バッグに収納したものからチェックを入れていきます。便利!

 

必需品のレイアウトとカメラ機材から紹介!

それでは持ち物について簡単に説明していきます。ページの都合上、ポイントになるモノ(リスト内のアンカーリンク設定部)だけをピックアップします。

誌面ラフレイアウト・赤ペン

▲ラフレイアウトは取材の段階ではサムネイルの小さなものです。これを確認しながら撮影を進めます

 

取材前に引くラフレイアウト(サムネイル)です。ページごとに割り付け(構成立て)を行って、メインカットはここにこれくらいの大きさで、このスポットは2~3点くらいの写真で説明して、キャッチはこの辺に入れて、といったことの目安となります。

サムネイル段階での写真イメージは、細かな露出などはさておき、人物と背景のバランスと構図、前ピン・奥ピン・パンフォーカスなどカメラ特有の表現・絵作りについて考えています。こうした過程で、持っていく機材の組み合わせも自然と定まっていきます。

現地ではサムネイルを見ながら、やっぱり縦写真のほうがいいかなとか、想定より大きく使えるなとか、状況に合わせて柔軟に対応して撮影します。撮影したら赤ペンでチェックして撮り忘れを防ぎます(ここが一番大事)。

三脚

▲最上段は最長150cm程度の標準的なアルミ三脚、次に最長170cm程度で大型ながら軽量のカーボン三脚、カーボン三脚用の延長ポール(最大延長約80cm)、スマホホルダー+ミニ三脚(自撮り棒)の4本。これらを組み合わせて持っていきます

 

さて、カメラ自体の性能や撮影の腕も大事ですが、絵作りという点では三脚がとても重要です。クルマで移動する場合はそれこそ一番大きな三脚を持つのが常ですが、バイクの場合は軽量・コンパクトさが求められます。

▲左が標準のエレベーターポール(センターポール)を延ばした状態で、右は延長ポール(約80cm)をかました状態。広角レンズで広い絵を撮りたい時に手前の近景を少しでも多く拾いたい(画角に収めたい)ときなどに使います

 

カメラの位置に高さが求められる場合は延長ポールを持っていきます。その場合は少し大きなカーボン三脚を持っていくので、バイクにどう積むのかが課題になります。最悪バイクに積めない場合はストラップを使って上半身に背負い忍者刀のように運びますが、かなり肩にくるのでなるべく避けるようにしています。

またトレッキングや登山などハードな徒歩行程がある場合には、ミニ三脚にもなるような自撮り棒も持っていきます。三脚をかついで歩くこともありますが、正直かなりしんどいので、ミニ三脚は必須ですね。

▲センターポールを延ばすと自撮り棒にもなるミニ三脚。スマホホルダーと組み合わせて使います

 

ワイヤレスリモコン・タイマーリモコン

▲ワイヤレスリモコンは自撮りの「走り」で必要なアイテム。左がカメラに装着する受信機で、右がバイクのグリップに装着する発信機。発信機の裏には面ファスナーのメス側を貼り付けていて、左側グリップに巻いた面ファスナーのオス側とくっつけて固定します

 

この2つのリモコンは予備電池とともに必需品です。ワイヤレスリモコンのほうは自撮りで走行写真「走り」を撮る際に使います。発信機はハンドルグリップ(左側)に面ファスナーで固定して受信機はカメラに接続、撮影ポイントに達したら発信機のボタンを押して連射させます。電波は100mくらいは届くので、少し広い絵の中にバイクが小さく走っているような写真も撮影できます。

▲走行写真「走り」はワイヤレスリモコンがないと思うように撮れません。走行中に発信機のボタンを正確に押すのには慣れが必要かも

 

タイマーリモコンのほうは温泉入浴シーンなどワイヤレスリモコンが使えない場面や、スローシャッターで滝の水流表現を撮る場合、暗所の撮影でこれ以上ISO感度を上げたくないといった場合に使います。

▲タイマーリモコンは有線式。スタートボタンを押してからシャッターを切るまでの時間、インターバル撮影の間隔、撮影枚数などが設定できます

 

ETC車載器番号登録追加→割引プラン申込

▲「車載器管理番号」は車載器本体のラベルに記載されています。ETC車載器を設置したらまず最初にこの番号を記録しておきましょう

 

ツーリング取材はメーカーから借りた「広報車」で行います。自分はBMWを担当することが多いので広報車両にはETC車載器が標準で組み込んであります。これに自分のETCカードを装着して使うのですが、ここで忘れてはいけないのが車載器管理番号をメモ(記録)しておくことです。

ツーリングプランや二輪車定率割引の利用にはWEB上での事前申し込みが必要ですが、その際にETCカードの番号と車載器管理番号の入力・登録が必要になるからです。レンタカーのようにETCカードを突っ込んで終わりとはいかないので面倒ですが、これも経費削減のための重要な作業です(汗)。

バイク各部の養生

▲カウル類の養生に使っているのは「3M™表面保護テープ 331N (透明) 100mm幅x10m」(1,500円くらい)です。一般的な養生テープはノリの跡が残るのであまりオススメできません

 

広報車両にバッグ類を積む際は、リヤ回りのカウルやキャリアに傷をつけないために養生をします。透明の養生テープを各部に貼り付けることが基本ですが、シートバッグを積む場合はキャリアやシートの上に滑り止めマットも敷くことで養生と滑り止めを兼ねるようにします。

▲シートバッグを固定するためのベルトは走行中にフレームとこすれて塗装をはがしてしまう恐れがあるので、ベルトが触りそうなところに広めにテープを貼り付けます。多少の見た目は気にしません(どうせ写真には写らないし、写ってたらフォトショで消すのです)

 

▲キャリアの上に敷いた青い滑り止めシート(100均のもの)。傷つき防止とバッグのズレ防止に有効!

 

ツーリングネット

▲ツーリングネットはすべてを解決する… わけではないけれど持ってると安心感すごいよ

 

ツーリングネットの使い道は主に2つ。三脚などの長物をシートバッグ上部に固定するためと、宿に入る前の買い出し品の積載です。取材の荷物はほぼ全てシートバッグの中に収めますが、コンビニでの買い出し品(素泊まりの場合の夕食・朝食)を収めるスペースはないためネットを使ってバッグ上部に固定します。

なお荷物が増えてしまったなどの理由でバッグ内があふれた場合にも、雨に濡れてもかまわないレインウェアなどをバッグ上部に逃がすことができます。いずれにせよSまたはMサイズのツーリングネットを常備しておくと安心ですよ。

スタンドマット

▲立ちゴケの原因ベスト3に入るだろう「スタンドの地面めり込み」。これを防ぐためにスタンドマットは常時携行しています。写真はレッドバロンで販売されている「ROM ミニスタンドマット[携帯型]」で税込500円

 

取材中は「絶対にコカしてはいけない広報車両24時」なので、バイクを停める際には足元に細心の注意が必要です。油断して立ちゴケさせれば、それだけで数十万が… ゴクリ。なのでバイクスタンドがめり込まないようにスタンドマットも必需品です。

スタンドマットはレッドバロンで販売されているROMブランドの携帯型ミニスタンドマットを愛用しています。ちなみにスタンドがめり込んだことによる立ちゴケは過去2回経験していて、ほんと取材中にスタンドを立てる場所には気をつけています。

 


前編はここまで。ノウハウ系ということもありますが、あっさり書いてもこのボリューム! 中編ではライダーが装着・装備するアイテムについて紹介します。たぶん役に立つはず… なのでよろしくです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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