私事ではありますが、今年、引っ越しをしたんです。
住む場所が変わると困るのが、これまで気に入って通っていたお店に行けなくなるということ。例えばスーパーマーケットや美容院などは、開拓し直す必要があります。

もちろんバイクに関しても例外ではありません。
愛車と長く付き合うためには、タイヤやエンジンオイルなどの消耗品の交換はもちろん、定期的に点検を受けて車両の調子をチェックしてもらう必要もあります。400cc以上のバイクにおいては、2年に1回(初年度は3年)の車検も受けなければいけません。
つまり、信頼して作業を任せられるバイクショップが必須なのです。

──しかし、車両を購入したわけでもない「初めまして」のお店でいきなりメンテナンスをお願いするのは、なんだかハードルが高い気がしてしまいます。
引っ越し先でのバイクショップ探し、一体どうしたらいいのでしょうか??

レッドバロンなら引っ越し先でも安心

引っ越し先でのバイクショップ探しに関して、筆者はひとつだけ明確な答えを持っています。
それは…レッドバロンです!

レッドバロンでバイクを購入する大きなメリットとして、全国すべてのレッドバロン店舗を利用できるという点があります。
現に筆者はロングツーリング中のトラブルで急遽最寄りのレッドバロンへ駆け込んだことがありますし、引っ越しをしても同様に、新居の近くの店舗を利用できるというわけなのです。



──ということで、引っ越しが終わったら最寄りの店舗を訪問し、住所変更の手続きをしに行きましょう!

レッドバロンの店舗には、引っ越し手続きの用紙が用意されています。

用紙に新しい住所を記入して提出すると、保険の満了日や車検・点検・リコールといったレッドバロンからのお知らせが、新しい住所に届くようになるわけです。

提出の際はスタッフに直接渡せばOKです。(今回は取材のため、店長に声をかけさせてもらいました)

高木「最近引っ越してきた高木です。これからはこちらのお店でメンテナンスをお願いします!」

店長「こちらこそよろしくお願いします!高木さんのヴェルシス650はそろそろオイル交換の時期ですね。今日は作業していきますか?」

店長がチェックしているのは、レッドバロンの会員証(旧マイツーリングパスポート)。バイクを購入してから今までのオイル交換履歴が記録されています。

高木「前回のオイル交換は10カ月ぐらい前でしたよね。是非お願いします!」


何よりも助かるのは、「オイルリザーブシステム」を全国どこのレッドバロンでも利用できるという点。
オイルリザーブシステムとはレッドバロン独自のオイル交換システムで、一定量のオイル代金を前もって支払い、オイルをリザーブする仕組みです。

店舗を跨いでも同じシステムが使えるのは、全店舗が直営のレッドバロンだからこその大きなメリットなのです。

新しい店舗でオイル交換

引っ越しの手続きが終わったら、さっそく工場の受付へと向かいます。会員証を渡して「オイル交換をお願いします!」



そこから先のやりとりは、まさに “いつも通り” です。会員証のチェックと作業内容の確認、そして鍵の受け渡し。これまで利用してきた店舗とまったく同じです!

おまけに「前回オイルフィルターの交換をしていないので、今回は交換させてもらいますね!」なんて、フィルター交換の有無までチェックしてもらえるのです。
私のようなメンテナンスに疎いライダーでも、適切な頻度で消耗品交換を提案してもらえるのは本当に有難いですね!


この日は先客がいなかったため、受付からすぐに作業がスタートしました。
工場に運び込まれた愛車 ヴェルシス650は、一瞬の間にレッドバロンオリジナルの整備リフト『システムリフト』に載せて持ち上げられています。


サービスマンは慣れた手つきでドレンボルトを取り外し、古いオイルを抜いたと思ったら…


あっという間にフィルターも取り外し、手早く交換します。


新しいオイルを入れて作業を終了する前には、チェーン注油やブレーキパッドの残量チェックなど、消耗品の点検もしてくれるのだから有難い限りです。

各地のレッドバロンで作業をお願いしている筆者だからこそわかるのですが、作業のスピーディーさと丁寧さはどこの店舗でも共通しています。
引っ越しやツーリングに出かけた先でも、今まで通っていたお店と同様のサービスを受けられる。これは、大事な愛車を維持していく上で何よりも重要なことなのではないでしょうか。

デモ車で新型バイクを体験

今回は取材のためにオイル交換作業を見学させてもらいましたが、本来であれば、作業中には待ち時間が発生します。
店内でバイクの在庫を見たり店外で時間をつぶしたりしてもいいのですが…今回おすすめしたいのは、デモ車のチェックです。

デモ車とは、跨るだけではなく、エンジンをかけて音を聴くことができる展示用の車両です。
店舗によってどの車両が置いてあるかはタイミング次第ですが、運が良ければあなたの気になる新型車のエンジン音をチェックできるかもしれません…!
(デモ車のエンジンをかけたい時は、お近くのスタッフにお声がけください)

今回訪問した店舗にはCL250のデモ車がありました。

CLといえば、ホンダが発売したばかりのスクランブラータイプのバイク。足つきや取り回しやすさをチェックしたいと思ってはいましたが、まさかエンジン音まで聴けるなんてラッキー!

さっそく跨り、キーをオンにしてセルスイッチを押すと…歯切れがよく軽やかな「トトトトトッ」という音。
続いてアクセルを回すと「デュルルルルン」といった、意外にも太めの音に驚きました。

バイクの雰囲気を掴むだけなら跨るだけでも十分かもしれませんが、エンジンをかけてアクセルを軽く回すことで、よりリアルに走った時のイメージがわくような気がします。
CL250はエンジンのフィーリングが軽くスムーズで、軽快な足取りで街中も峠も気兼ねなく駆け抜けられるような印象を受けました。


ちなみにデモ車としてはもう1台、Vストローム800DEもあったので跨らせてもらったところ…足がまったく届かなくて、車体を起こすことすらできませんでした。

写真では「カッコいいなぁ、乗ってみたいなぁ」なんて魅力的に感じていたのですが、想像していた以上にビッグサイズでした。
バイクを検討する上で、実車に跨って確認することってやっぱり大切なんですね。

これからもよろしくお願いします!

これにて引っ越しの手続きとヴェルシス650のオイル交換は終了!
レッドバロン会員だったおかげで、引っ越したての新しい地でもスムーズに行きつけのバイクショップを見つけることができました。

ヴェルシス650には今後もできるだけ長く乗ろうと思っているため、レッドバロンとの付き合いもまだまだ続きそうです。
どうぞ、これからもよろしくお願いします!



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