昨年の8月、レッドバロン座間で購入したHondaCBR1100XXスーパーブラックバード(1996年式・欧州仕様)ですが、そろそろカスタムしていこうと思ってます。
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とは言え、アルミだ、メッキだ、ビレットだ!というカスタム然としたものではなくて、安全運転向上を主眼に置いたカスタムになります。リッターオーバーとはいえ、お仕事バイクですからね。
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絶版車と言えば… ほんのり暗いハロゲンバルブ!?
今回お願いしたのはヘッドライトバルブのLED化です。絶版車といえばほんのり暗いハロゲンランプですよね!? それはそれで味があって嫌いではないのですが、いかんせん高速道路を走ることが多いため、被視認性(周りのクルマから見落とされない可能性・傾向)を高めることは「アクティブセーフティ(予防安全:衝突事故などを未然に防ごうとする装備・技術)」という概念からも重要なんです。
ヘッドライトバルブも、ついこの間まではHID(高輝度放電管式)なんてのも流行っていましたが、いまはさらにお手軽に交換できるLEDバルブが主流ですよね。バルブ本体の価格もだいぶこなれてきました。
実は簡単じゃないLED化! 車検に通らない可能性も!
LEDバルブは光の直進性が強いので、遠くを照らしたり、遠くから見つけてもらうのにとても有効なカスタムです。ただし広範囲に照射するためにはバルブの数を増やしたりヘッドランプのレンズカットを最適化する必要があります。
なので、今回のように絶版車にLEDを入れる際にはいろいろと注意が必要なんです。レッドバロン座間・湯浅店長やCBR1100XXのオーナーさんらに話を聞くと、やはりオールOKとはいかないようで、LEDバルブに交換できるのはロービーム側のみとのことでした。
ハイビーム側のバルブをLED化してしまうと車検の光軸検査に通らない可能性がとても高いそうです。車検の時にはハイビーム側で測定するのでロービーム側は検査には関係ありません(※注)。なので、ロービーム側のバルブだけをLED化するんですね。こうしたノウハウは、お店の方やオーナーさんに聞くのが一番ですね。
というわけで、皆さんのアドバイス通り、LED化はロービーム側のみで行うことにしました。
※注:1998年9月1日以降に製作された二輪車はロービーム側での検査となるのでご注意ください(記事中のCBR1100XXは1996年式なのでハイビーム側での検査となります)
LEDバルブはデイトナ製のコンパクトタイプをチョイス
LEDバルブは、コンパクトでコスパが良さそうなデイトナ製をチョイス! ついでなのでポジションランプもLED化しておきます。さらには、残量わずかとなっていたフロントブレーキパッドとステップラバーも交換してもらいました。
工場では菊地副工場長がさくさくと作業を行っています。ちょいちょい撮影させてもらいながらでスイマセン…。
ピカーン! あら~、いまどきのお顔(イケメン!)になりましたね。CBR1100XXはヘッドライトランプが大きいので被視認性はかなり向上するんじゃないでしょうか。期待です!
ハロゲンバルブとLEDバルブの比較
それでは、ハロゲンバルブとLEDバルブの比較をしてみます。純正仕様のハロゲンバルブの状態は事前に撮影しておきました。厳密には全く同じ環境下ではないですが、その違いを確認するには問題のないレベルでしょう。
ぱっと見でわかりますが、LEDバルブのほうが明るく、遠くまで光が届いていますね。レンズカットがハロゲン仕様のままであることを考えれば、バルブひとつでこの違いは大成功ですね!
ちなみに、高速道路を走っていても、前方のクルマが車線変更をしようとした時に自分に気づいて車線変更をやめたりといったことが何度もありました。
見落とされやすい小さなバイクだからこそ、LEDバルブ化による被視認性の向上は安全運転上とても重要で効果的なカスタムだと実感しました。絶版車オーナーの皆さんにもぜひオススメですよ!
それでは、また次回! (不定期スマソ)