抜群に旨いラーメン
こんにちは! 青木タカオです。先日はハーレーダビッドソン『XR1200』で、埼玉・所沢方面へ取材に出かけました。早く終わったので、周辺を少しブラブラ。
お昼ご飯を食べていなかったので、まず目指したのはラーメン屋さん。2年前にも訪れて、とても美味しいと思った『㐂九八~garage~(きくや)』さんです。
近所にあるハーレーを専門にしたプロショップさんの代表に教えてもらって足を運んだのが最初でした。店名にgarage(ガレージ)とある通り、工場のような建物に店舗があり、ただならぬ雰囲気。製麺所に併設されているようで、そりゃ〜旨いにキマってます。
名店のムードが漂っていますが、その実力は「2025年春ラーメン選手権第1位」に輝いたことでも実証されています。
初めて来訪した人にもわかりやすいように、「入口ココ」と大きく案内ボードが掲げられています。
評判の人気店なので、ランチタイムだと店の外で待っている人が多くいるんだと思います。ボクは前回も今回も日中の営業が終わる間近に行きました。
お店に入ると、まず自販機で食券を購入します。ここでボクは「しまった!」と思いました。2年前に食べたラーメンはなんだったか、覚えていないのです。
①生姜中華そば(平打麺/白醤油ダレ)
大量の昆布と動物系出汁を白醤油ダレで仕上げました。
針生姜・バラ海苔で味変しながらお楽しみ下さい!!②煮干し中華そば(細麺/醤油 or 塩)
大量の煮干しと動物系出汁をブレンドし、苦み、臭みなども極力抑えた、オススメの一杯。③しらすと生のりの山美和えそば(平打麺/山葵ダレ)
唯一無二のメニュー!!
最後の〆のご飯割りまで楽しめる最強の一杯!!④三種の貝出汁潮そば(細麺/潮ダレ)
貝三種の贅沢スープに㐂九八特製潮ダレを合わせて仕上げました。
細麺との相性抜群で、身体に優しい一杯です!!
などなど、どれもとても美味しそう!!
ここで、スマートフォンの写真アプリを開いて、2年前の画像を検索すれば、ボクが何をチョイスしたのかわかるのでしょうが、自販機の前でモタモタしたくはありません。
他にお客さんはいませんが、自販機を導入しているお店側の意図を汲むと、サクッと決めたいところ。ここは意を決して「④三種の貝出汁潮そば(細麺/潮ダレ)」を選びます。
というのも、2年前のボクはきっと「③しらすと生のりの山美和えそば(平打麺/山葵ダレ)」を食べたと踏んだのです。
カウンターの席に座って待つと、すぐにラーメンが運ばれてきました。とてもいい香り、食べても期待を裏切らない美味しさ。さっぱりしているけど、滋味深い。優雅な貝出汁感は、後味が軽やかで爽やかです。
やっぱり来てよかった。大満足!
なぜか同じ選択、心地良い!?
ところで2年前のボクはどれを選んだのでしょうか。iPhone内の写真ライブラリーで画像検索してみます。
すると、なんと同じ!! 4つの中からすごく悩んだ挙句、過去の自分が同じものを選んで、やはり満足していたのでした。
後悔はしていません。次は違うものをいただこうと思います。
これって、バイクに乗っていて道に迷った時も、ちょくちょくあるなぁって思います。
分かれ道で、いつも違う方を選んで、同じところに迷い込むみたいな経験って、皆さんもありませんか? ボクは何度もあり、「これ以前と同じパターンだな」って思うのです。今回のような美味しいラーメンなら何度でもウェルカムなんですけどね。
いつも同じところで分岐を間違えて、同じように迷い込むのは、急いでいる時は嫌ですけど、気ままにバイクで走っている時は、不思議と面白かったりします。5年前、10年前の自分もココで道を間違えて、このあたりを通ったと思う感覚はなんだか不思議な気持ち。
「またやっちまった」と昔なら地図を広げて、現代だとスマホで道を調べるのですが、土地勘がないところに、たまにやってきては同じことを繰り返してしまうツーリング先で出くわす不思議な感覚です。ボクはなぜだか、迷い込むのが好きだったりします。
2年前のボクは「替玉」もいただいていることがわかりました。写真から推測すると「オマール海老とバターの和え玉(細麺)」に間違いありません。
大盛りの代わりに用意されたメニューです。コイツも注文しようと思いましたが、今回はもう満腹です。
「替玉」もいろいろとあるので、次回はまず①〜③のいずれかを選び、違う「替玉」もぜひ堪能したいと心に誓って店を出ます。
リニューアルオープンが楽しみ!
すぐ近くには、『所沢航空記念公園』があり、付近を通る度に中が気になっていました。この際、散策しようと思います。
戦前、1911年に開設された日本で最初の飛行場である所沢飛行場の跡地に整備されています。飛行機の製作やパイロットの訓練などが行われたことから「日本の航空発祥の地」と言われています。
総面積50.2ヘクタールは埼玉県内の県営公園としては最大規模。実際、歩いてまわりましたが、とても広い。
目指すは『所沢航空発祥記念館』。たくさんの飛行機やヘリコプター、エンジンなどが展示され、日本で初めてつくられた軍用機も見ることができるんだとか。
立派な建物に近づいてみると、愕然となりました。改修工事のため2027年3月末(予定)まで長期休館中。何も調べないまま来た自分がいけません。
記念館の横には、バッテリーカーがありました。子どもの頃、デパートの屋上や遊園地などでよく乗ったものです。
空のデゴイチを目の当たりに!
記念館のすぐ目の前には、アメリカのカーチス・ライト社が製造した「C-46 中型輸送機」が展示されていました。
1940年3月から3180機がつくられ、当初は軍用輸送機として、戦後は民間旅客機として使用されたと展示板に記されています。
日本では1955年(昭和30年)1月、航空自衛隊の輸送機としてC-46D型機が初装備され、1959年(昭和34年)12月にはC-46A型機を輸入して合計47機を保有。
この輸送機は「空のデゴイチ」とも呼ばれ、航空自衛隊では災害時の緊急物資輸送、空挺隊の訓練、兵員輸送などに広く活躍しました。
所沢航空記念公園に展示している「C-46A型輸送機」は、航空自衛隊入間基地で使用されていたものを昭和55年3月に分解・輸送し、公園のシンボルとして設置したもの。
全幅32.9m、全長23.3m、全高6.6m、自重13.6トンで、エンジンはプラット・アンド・ホイットニー社製空冷18気筒星型2000HP✕2基。最大速度433km/h、上昇限度8400m、航続距離
2200km、乗員5名、輸送人員は50名です。
平日の昼間、「空冷18気筒星型エンジンかぁ、すげぇ〜」などと、ひとり呟いて写真を撮るオジサン。さぞかしボクの姿は、幸せそうなはずです。
知っているぞ! 国産旅客機 YS-11だ!!
公園の一角、航空記念駅の前には『YS-11』が展示されていました。日本の航空再開の象徴として誕生した戦後初の国産旅客機として、とても有名です。
1962年(昭和37年)に初飛行し、182機が製造され70機以上が輸出されました。ここに展示されている「JA8732機(YS-11A-500R)」は1969年(昭和44年)に製造された第101号機で、1997年(平成9年)4月13日の大島→東京(羽田空港)の定期便を最後に、総飛行時間5万2991時間、総飛行回数5万8253回で引退しました。全日本空輸およびエアーニッポンより埼玉県に寄贈されたものです。
市民の憩いの場になっている『所沢航空記念公園』と、美味しいラーメンが食べられる『㐂九八~garage~(きくや)』さん、プチツーリングにおすすめです。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。