いざという時、あると便利なドライブレコーダー。

皆さん、レッドバロンがJVCケンウッド、あいおいニッセイ同和損保と共同開発したROMの“ONESドライブレコーダー”をご存じですか?
業界初の機能やコンパクトなカメラ、アプリでの簡単操作が魅力的なONESドライブレコーダー。

今回は筆者、高木はるかの愛車 ヴェルシス650への取り付け作業のレポートをお送りします!

安いドラレコで後悔した思い出

実を言うと、私のヴェルシス650には別のドラレコを取り付けていました。
どうして買い替えることになったのかというと……いわゆる「安物買いの銭失い」をしてしまったのです。

付けていたのは、Amazonで購入したドライブレコーダー。前後のカメラと操作用のモニター付きにも関わらず、なんとお値段9000円ほどの激安商品。メカ知識がない中、DIYで設置をしました。

一見正常に動作しているように見えた旧ドラレコなのですが、いくつか問題がありました。

例えばカメラの不具合。下の画像は、旧ドラレコで撮影した前方カメラの動画のキャプチャです。
右側に見えるレッドバロンのロゴが赤黒く、空も灰色に見えることからわかるように、全体的に彩度がかなり低め。白黒に近く、画質自体もあまり良くありませんでした。

他にもブレ補正が上手く動作していなかったり、動画が上書き保存されないように保護するためのロック機能が動作しなかったりといった不具合もありました。
想像以上の不具合の多さに「実際に事故が起きた時、ちゃんと動画を撮影できているのだろうか…?」と不安を感じ、ドラレコの買い替えを決意したのでした。

ONESドライブレコーダーは専用アプリで簡単操作!

ONESドライブレコーダーは、レッドバロンにて車両を購入した会員への限定販売。価格は税込3万8280円、取り付けには別途技術料がかかります。

このドラレコ、何がすごいかと言うと……レッドバロンが取り扱う“あいおいニッセイ同和損保のオートバイ保険”に加入することによって、専用アプリの“エマージェンシーNAVI”が使えるのです。


エマージェンシーNAVIとは、ドラレコと連動して使うことができる独自のスマホアプリ。
万が一の事故の際、あいおいニッセイ同和損保のオペレーターにワンプッシュで繋がり、「救急車の要請」や「警察への通報」といったことも代行してくれるのです。

エマージェンシーNAVI経由で、あいおいニッセイ同和損保のオペレーターにドラレコの映像を送ることができるのも魅力的です。
早い段階で保険会社に事故状況を知ってもらうことで、事後処理が迅速に行えるというメリットがあるのだそうです。


私自身、バイクに乗り始めたばかりの頃に転倒事故を起こしたことがあります。当時はパニックになってしまい、事故の状況を聞かれてもうまく答えられなかったことを覚えています。
あの時エマージェンシーNAVIがあればもっと落ち着いて対応ができただろうになぁ…と、思わずにはいられません。

レッドバロンにて取り付けを依頼!

レッドバロンへROM ONESドライブレコーダー取り付けの依頼をしにやって来ました。
もちろん会員であれば全国どこの店舗でも作業可能です。


高木「本日はONESドライブレコーダーの取り付けをお願いします!


ヴェルシスには既に古いドラレコがついているので、取り外しの作業もあわせてお願いしたいんです」

工場長「わかりました。まずは車体を確認してみましょう」


工場に運び込まれたヴェルシスは、先日のオイル交換記事でもご紹介したレッドバロンオリジナルの整備リフト、『システムリフト』に固定されます。
素早く正確に車体をまっすぐ固定させることができる、何回見てもすごいシステムです…!

高木「工場長、旧ドラレコの私のDIY配線、プロから見ていかがでしょうか…?」

工場長「うぅぅ~~~~ん……。頑張ってはいると思います。ただ、ちょっと配線がゴチャゴチャしているかな」

高木「ゴチャゴチャ、と言いますと?」

工場長「長すぎるコードがたくさん余ったままになっていたり、他の機器の配線と混ざってしまっていたりと、もう少しシンプルでキレイにまとめられるかな?と思います」

工場長が手にしているのは、私がDIYで設置した旧ドラレコの本体。



工場長「ヒューズボックスの蓋がコードを挟んでしまっているのも、断線の原因になるため避けるべきです」

素人DIY作業では、プロから見るとNGな配線をしていました…。



工場長「高木さんのヴェルシスには、旧ドラレコの他にもグリップヒーター、USB電源、ETCといった複数の機器がついているため、今回はリレーパーツを使用して配線を整理したいと思います。配線がキレイにまとまることに加え、バッテリーから電源をとるため、電圧が安定するというメリットもありますよ」

工場長「このリレーもレッドバロンオリジナルパーツです。お客さまのバイクや希望にあわせて作業を行えるよう、社内にパーツの開発チームがいるんです」

高木「えぇっ!パーツまで独自開発なんですか!? うーん、すご過ぎる……!」

 

作業の待ち時間はレッドバロン店内を楽しむ!

ドライブレコーダー取り付けにかかる作業時間は約2時間ほど。
待ち時間は外で過ごしてもOKですが、店内を見て回るのも面白いのです。まずはズラッとならんだバイクたちを物色します。

高木「なにか面白いバイクはないかな~♪」



高木「うわぁ!ナイケンだ!大きいですね~!!」



店内に設置された自動販売機の飲み物は、なんとどれも1本50円!破格過ぎます…!!



飲み終わった後の缶は、『つぶさなあ缶器(かんき)』に入れてペダルを踏みます。



すると……空き缶をペったんこに潰すことができるのです!コレはかなり面白い~!!



ちなみに、ヘルメットは鍵付きロッカーに預けることができます。手ぶらで見て回れるのは嬉しいですね!

作業完了! 新旧比べてみよう

「完成しました!」と呼んでいただき工場へ向かってみると……

高木「うわっ!めちゃくちゃキレイな配線になってる~!!」

比べてみると、その差は歴然!

以前は余ったコードがいたるところにはみ出ていたのが、スッキリと整理され、シート下の限られたスペースの中にキレイに収納されていたのでした。
さすが、美し過ぎるっ……プロの技に感動です!

改善されたのは配線だけではありません。ONESドライブレコーダーのカメラは業界最小クラス。
左が旧ドラレコ、右がONESドライブレコーダーのカメラです。かなり小さくなったでしょ~!!


スマートに、美しく取り付けをしていただいて大満足でした。
良い製品をプロの手で取り付けてもらうというのは、やっぱりとても価値があることなんですね!

ちなみに、カメラや機器の設置場所は、事前に相談して決めることができます。
目立ちにくい場所や安定して撮影できる場所など、なるべく希望に沿った形で設置してもらえるようなので、お店で相談してみてくださいね。



次回の記事では、ONESドライブレコーダーの初期設定の方法と、実際に使ってみた様子のレポートをお送りします。お楽しみに!



ONESドライブレコーダーの詳細はコチラ

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