レッドバロンのプライベートブランド・『ROM』。読み方は“ロム”で、REDBARON・ORIGINAL・ MOTORCYCLE GEARの頭文字というわけだ。ライダーが本当に欲しがるアイテムをリーズナブルな価格で提供し続けており、そのラインナップは、ヘルメットやレインウエアなどのライディング用品はもちろん、バイクカバー、バッテリー充電器まで多種多様。
さて今回紹介するのは、2023月2月27日から発売が開始されたばかりの新作メッシュグローブ『ゼロスグラブ エア』。他のROM製品同様、インターネットなどでの通信販売は行っておらず、購入できるのは全国のレッドバロン店頭のみとなっている。
価格も手頃で使い勝手のいいメッシュグローブ
2014年に登場したROMのグローブシリーズ・ゼロスグラブ。10年近い歳月をかけて進化してきた同シリーズは、立体裁断による操作性とプロテクションによる安全性を確保しているのが最大の特徴。ライディンググローブに求められる高い機能性を追求しながらもリーズナブルな価格設定でROMの中でも人気商品となっている。
2023年の新作として登場したのは『ゼロスグラブ エア』で、その名前から連想できるとおりメッシュタイプの通気性のいいショートグローブとなっている。カラーリングはブラックのメッシュ素材をベースに、ロゴなどのラバーパーツの差し色が違う「ブラック/オレンジ」、「ブラック/ホワイト」、「ブラック/レッド」の3色展開。サイズはS、M、L、LLの4種類だ。
こだわり機能が満載の『ゼロスグラブ エア』
お手頃価格設定ながらも、こだわりがたくさん詰まった『ゼロスグラブ エア』。まずはメッシュグローブの命とも言えるメッシュ素材に着目してみよう。なんと『ゼロスグラブ エア』は種類の違う2種類のメッシュ生地を使用していたりする。通気性が高くて涼しさを感じやすい立体メッシュの面積を大きく取る一方で、バイクの操作時によく生地が動く人差し指から手首にかけては伸縮性の高いメッシュ生地を採用。通気性と動かしやすさの両立を図ったというわけだが、この2種類のメッシュ素材はデザイン的なアクセントにもなっている。
また薄手で装着感が軽いグローブながらも甲部には、CE LEVEL2 プロテクターを内蔵しており、ライディンググローブとしてのプロテクション性もしっかり確保している。
一方、グリップを握り込むことで負担のかかる掌側には人工皮革を採用することで摩擦への耐久性をアップ。最も耐久性が求められる指の付け根部分には、当て革を施して強度をアップしている。しかもこの当て革はなんとゴートレザー(山羊革)! 操作感を損なわないよう、薄くしなやかな山羊革を採用したというわけだ。
手の腹部分から小指側の側面部分にかけてもクッション入りのプロテクションを装備している。このほか、小指側面には光を反射するリフレクターを配して、オートバイのウィークポイントである側面からの視認性を向上させるなど、バイク用グローブとして求められる工夫が『ゼロスグラブ エア』にはたくさん盛り込まれている。
使用する時期は、春から夏にかけての暖かい季節に限られるものの、涼しくて汗や雨で濡れても乾きが早いメッシュグローブはとっても便利。税込価格で4400円と値段も手頃なので、これからの季節に一双持っていても損することはないだろう。
●税込価格:4400円
●サイズ:S、M、L、LL
●カラー:ブラック/レッド・ブラック/ホワイト・ブラック/オレンジ