2026年の大阪/東京モーターサイクルショーにて、アライヘルメットが新作フルフェイスヘルメットとして『X-SNC』を発表。気になるのはキャッチコピーに踊る“最軽量”や“高剛性×軽量化”の文字。早速東京モーターサイクルショーで開発陣に取材してきたぞっ!

来場者で賑わうアライヘルメットのブース。新作のアライヘルメット『X-SNC』のコーナーは特に人気だ。

来場者で賑わうアライヘルメットのブース。新作のアライヘルメット『X-SNC』のコーナーは特に人気だ。

アライヘルメット『X-SNC』は2026年7月~8月の発売を予定

アライヘルメット『X-SNC』の価格はソリッドモデルが税込6万9300円。グラフィックモデルが7万9200円。アライヘルメット2026カタログはこちら!

アライヘルメット『X-SNC』の価格はソリッドモデルが税込6万9300円。グラフィックモデルが7万9200円。アライヘルメット2026カタログはこちら

 

アライヘルメットのロード用フルフェイスモデルの“X”シリーズのラインナップ展開は現在、フラッグシップモデルの「RX-7X」、ツーリング用のハイエンドモデル「アストロ-GX」、ベーシックモデルの「XD」となっている。新作の『X-SNC』は、レーシングユースやサーキット走行を想定した最高峰の「RX-7X」と、ツーリング用「アストロ-GX」の中間に収まるモデル。わかりやすい言葉を使うなら“「RX-7X」のストリートバージョン”ということになりそうだ。

アライヘルメット『X-SNC』の販売は7月~8予定で、従来通りソリッドモデル(グラスホワイト、艶消しグレー、ブラック、艶消しブラック)がまず登場し、その後グラフィックモデル(PILOT/KATAKANA)が発売される。

アライヘルメット『X-SNC』の販売は7月~8予定で、ソリッドモデル(グラスホワイト、艶消しグレー、ブラック、艶消しブラック)がまず登場し、その後グラフィックモデル(PILOT/KATAKANA)が発売されるとのこと。

MFJ公認もしっかり取得しており、MFJ管轄の日本国内のレースに使用可能

ストリートメインのモデルでありながらMFJ公認もしっかり取得。『X-SNC』はMFJ管轄の日本国内レースに使用可能。

トップモデル「RX-7X」より50〜80g軽いアライヘルメット『X-SNC』

最高峰モデルの「RX-7X」と同じシェル構造を採用し、新配合素材で軽量化を図った。

最高峰モデルの「RX-7X」と同じシェル構造を採用し、さらに新配合素材で軽量化を図った『X-SNC』のシェル(FRP帽体)。

 

新型『X-SNC』の製品コンセプトは、1つめが“Xシリーズ最軽量”でとにかく軽くすることを主題として設計がスタート。なんとシリーズ最軽量を実現するために、『X-SNC』にはハイエンドモデルの「RX-7X」が採用する“PB-SNC2”構造のシェルを採用しているという。この“PB-SNC2”構造は、『X-SNC』の名前にも入れられたくらい重要な構造で、部位によって異なる強度の特殊なグラスファイバーを使用し、より軽く強靭な帽体を形成するための技術。

新作『X-SNC』はこの“PB-SNC2”構造に加え、「RX-7X」を凌ぐ軽さを手に入れるために新配合素材を採用し、素材設計から再構築して軽量化。結果、「RX-7X」に対して50〜80gもの軽量化を実現したという。

アライヘルメット『X-SNC』の軽さを実際に手に取って確かめる来場者。

アライヘルメット『X-SNC』を手に取って、作りや軽さやを確かめる来場者。内装システムは「RX-7X」と一緒だ。

 

後頭部や側頭部など、衝撃を受ける場所の面積に応じてライナーの衝撃吸収能力(硬さ)を変える「多段階発砲一体成形ライナー」を採用。安全性はもちろん、帽体の軽量・コンパクト化にも貢献している。

後頭部や側頭部など、衝撃を受ける場所の面積に応じてライナーの衝撃吸収能力(硬さ)を変える「多段階発泡一体成形ライナー」を採用。安全性はもちろん、帽体の軽量・コンパクト化にも貢献している。

 

涼しさも史上最強!? アライヘルメット『X-SNC』

コンピューターグラフィックによる解析技術を導入し、ダクトの位置や形状を決定。Xシリーズ史上最高のベンチレーション効率を実現。「RX-7X」に使用されるType12のディフューザーに対し3倍以上の性能向上を達成した(アップライトなポジション・時速80kmで計測)。

コンピューターグラフィックによる解析技術を導入し、ダクトの位置や形状を決定。これによりXシリーズ史上最高のベンチレーション効率を実現した。その効果のほどは「RX-7X」に使用される頭頂部のType12のディフューザーに対し、3倍以上(アップライトなポジション・時速80kmで計測)だとか!

 

新作『X-SNC』における2つ目の製品コンセプトは涼しさだ。2021年登場の「アストロ-GX」もフロントロゴダクトを採用しかなり涼しさにこだわったヘルメットであったが、最新の『X-SNC』ではさらなる涼しさを追求するため解析技術を導入。涼しさに直結するベンチレーションの効果に関してもXシリーズで一番を目指したという。

秘密は額の左右にあるインレットの位置の形状。より多くの空気を取り込むようになっている。

『X-SNC』はフロントロゴダクトを採用しておらず、ベンチレーションのインレットは額の左右に配置。涼しさアップの秘密はこのインレットの位置と導風効果を高める形状。ダクト解放時に現れるガイド状のパーツがよりたくさんの空気を集めそう。

 

「アストロ-GX」もアライヘルメットの製品としては革新的に涼しいモデルだったが、さらに涼しい“Xシリーズ史上最高のベンチレーション効率を実現”しているというから相当なもの。しかも、そのベンチレーション効果はより前傾姿勢のきつい車両を想定した「RX-7X」とは違い、“アップライトなポジション・時速80km”あたりで最も高い効果が出るようにしているという。

つまりツーリングモデルのような上体を起こして走る姿勢で最も涼しさが感じられるというわけ。また速度もサーキットレンジではなく公道での常用走行域でベンチレーションが効果をあげるようになっているというのだからツーリングライダーには嬉しいかぎり!

後部のアウトレットはベンチレーションの開閉機能を廃止して更なる軽量化を追求。開閉機能はなくても雨などの浸入はないという。

後部のベンチレーションアウトレット部は、開閉機能を廃止して更なる軽量化を追求。ベンチレーションの開閉機能がなくても雨などの浸入はないという。

 

年々、その暑さにおいて過酷さを増す日本の夏。“涼しさに拘ったアライヘルメットの新作”『X-SNC』を1日でも早く使ってみたいところだが、発売は2026年7月~8月を予定しているとのこと。『X-SNC』の試用が実現したらForRでも、その模様をいち早くお届けさせてもらうとしよう!!

シールドは「RX-7X、「アストロ-GX」、「XD」を同じVAS-Vホルダーを採用。マウスシャッターの動きも軽い。

シールドは「RX-7X」、「アストロ-GX」、「ラパイドNEO」、「XD」と同じVAS-Vホルダーで共用可能。マウスシャッターの動きも軽い。

 

 


 アライヘルメット『X-SNC』
価格:ソリッド 6万9300円/グラフィックモデル 7万9200円(税込)
発売時期:2026年7〜8月予定
カラー:ソリッド(GLASS WHITE、FROST LIGHT GRAY、PRISM BLACK、FLAT BLACK)/グラフィック(PILOT GRAY、BLACK/KATAKANA GRAY、TRICO )
規格:スネル・JIS

 


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