ダブワンで箱根を目指す!

 イベントが各地で再開されはじめております。ボクは5月の連休最終日5月8日(日)に『W1ミーティング』に行ってきました。会場は箱根・十国峠。仕事柄いつも、メーカー様がご用意してくださる最新バイクを借りて乗るばかりで、なかなか自分のバイクに乗ることはできませんが、この日は30年近く所有している愛車、カワサキ『W1SA』(1971年式)で出かけました。ルンルン気分でゴザイマス!

ボクのダブワン。カワサキW1SA、1971年式です。注:自分より年上。

▲ボクのダブワン。カワサキW1SA、1971年式です。注:自分より年上。

 途中、高速道路のサービスエリアやパーキングエリアに、カワサキW1シリーズがワンサカいらっしゃいます。普段はめったに見かけることがありませんが、この日ばかりは各地からボクと同じダブワン乗りが箱根を目指すのです。

いつもは一人ぽっちだから心強い!!

 数少ないお知り合いとも出会い、いつの間にか輪に入っていきます。みなさん、普段から一緒にツーリングしたり、情報交換したりと交流が盛んなのですが、ボクは年に数回とか、忘れた頃にあらわれるといった存在でしかないので、グループに入れてもらえるととても嬉しかったりします。

SHOEIのヤッコカウルやサイドケースを650RS(1974年)に装着。燃料タンクをW1S以前のメッキ仕様にするというシブいカスタムが施されております。

▲うぉー、カッコイイ! SHOEIのヤッコカウルやサイドケースをW1SAに装着。燃料タンクをW1S以前のメッキ仕様にするというシブいカスタムが施されております。

Wシリーズばかり大勢で走ることなんて片手で数えたほどしかないので、それだけでもう感動的。ボクが乗る『W1SA』は発売から51年、初代『W1』は1966年に誕生ですから、いずれも半世紀が経ちます。愛好家の皆さんはベテランさんが多いのですが、同年代(ボクはまだ40代)やもっと若い人も増えている気がします。

 まさに神ワザ! トラブルのうちに入らない

エンジンストップのW3サイドカー。あっという間に原因追求し、再スタートでした。

▲エンジンストップのW3サイドカー。あっという間に原因追求し、再スタートでした。

『650RS』(1973年式)通称“W3”のサイドカーが料金所を過ぎたところでストップ。運転していたのは、W乗りたちの間で有名なモリさん。全国のダブワン乗り、旧車乗りたちを支えるプロのメカニックであり相談役。前日は夜遅くまで、ミーティングに合わせて整備を頼まれていた『カワサキ500メグロK2』の整備に追われ、ご自身が乗るW3はノーメンテのままだったそうです。

 さすがに、原因をあっという間に突き止めて直してしまいます。朝飯前とはこういう事を言うんでしょう。

まるで博物館!

 十国峠に到着すると、会場となる駐車場の一角がWシリーズで埋まっています。何度か参加したことがありますが、いつも壮観。大好きなカワサキのバーチカルツインを、こんなにもたくさん見れるのですから楽しくて仕方がありません。

 
 
 WEBメディアで記事にしようと、仕事モードに。写真を撮ったり、オーナーにお話を聞いたり。みなさん、見慣れないボクにも親切にしてくださり、Wのこともいろいろと教わります。

トーク力抜群のW3乗りの友人ができた!!

 You Tubeで公開する動画もネット記事に貼り付けようと、撮影を試みます。どなたか、いいレポーターさんがいらっしゃらないかなと、声をかけてみると、Hさんがいいと教えてくださいます。

 Hさんはここまで来る途中、先頭を走って料金所でお金を集めたりしていただくなど、頼りがいのある人。愛車は『650RS』。すぐに仲良しになり、動画のレポーター役もじつにうまくこなしてくれるのでした。あっ、動画ばかりで写真を撮っていませんでした。打ち合わせなしでプロの芸人のように滑らかにトークしてくださいます。

バイク女子がキックスタートに挑戦

 ミーティングが終わり、駐車場が寂しくなると、片隅でW3のキック始動に挑戦している女性ライダーたちの姿がありました。聞けばカワサキ『W800』や『W650』に乗っているとのことで、憧れは『650RS』。ただし自分がキックスタートでエンジン始動できるのか不安とのこと。そこで、オーナーの方が教えてあげていたのでした。

 

 こうして新しい仲間が増えていくのですね。ネット記事もすぐに配信し、反響が大きかったようです。なんせ、カワサキといえばZの記事はよくみかけますが、Wは珍しいですからね。

 次はメグロミーティングに誘われているのですが、あいにく別の取材の予定が早くから入ってしまっています。メグロはカワサキW1のルーツで、いつかボクも乗ってみたいと思っているのです。

 今回も最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。Hさん(ハシモトさん)のトークが素晴らしすぎる動画レポートもぜひご覧ください!!

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