そうだ、バイクで朝ごはんを食べに行こう!
忙しく原稿を書く毎日が続き、チョットでもいいからバイクに乗りたい!
なんて思う今日この頃。
とはいえ仕事を始めると、夜遅くまでパソコンに向き合うから、なかなかそんな時間はありません。
ならばそうだ……、
朝ごはんを食べにバイクで行こう!
と、顔を洗ったらすぐに出かける準備。
しかし、どこで朝食をいただこうか……!?
近くのファストフード店やファミレスではつまらないし、
そもそも、バイクで1時間くらいは走りたい。
そこで思いついたのが『パーキングエリア飯』!!
取材など、ひとりでバイクに乗って移動することも多いボク。
長距離もトイレ休憩や給油以外では、
あまりサービスエリアなどに立ち寄ることはありませんが、
どうしてもお腹はすきます。
そんなとき好んで入るのが、パーキングエリアです。
最近のサービスエリアは、ショッピングモールのフードコートのように小洒落ていて
家族連れや友人と一緒ならとても快適なんですが、
ひとりだとちょっと寂しくなっちゃう。
その点、パーキングエリアはトラックドライバーさんやお仕事途中の“お一人様”が中心。
バイクでひとり移動するボクも、気兼ねなく入って、サクッと食事ができるのです。
仕事途中で立ち寄るあそこへ!
候補はいろいろとありましたが、常磐道へ向かうことにしました。
「ツインリンクもてぎ」や「筑波サーキット」での取材、
あるいはボクの趣味であるモトクロスが楽しめる「モトスポーツランドしどき」(福島県いわき市)へ
行くときに使う高速道路で、“お一人様”向け食堂を併設するパーキングエリアの宝庫といえる路線です。
三郷以東、最初の休憩ポイントが守谷サービスエリア。
バイク駐輪場も広く、出し入れがしやすいレイアウトになっているのが嬉しいかぎりです。
“旅の休憩”だけではもったいない、
わざわざ行きたくなるような快適な空間となっている守谷サービスエリア。
ボクも家族と一緒に行くドライブでは、よく立ち寄ります。
妻がお土産をたくさん買って、異常にテンションが高かったりして、
なんとなくですが、女性のみなさんにも人気がありますよね。
冒頭で述べたとおり、フードコートもショッピングモールのように広く、
いろいろなお店が選べます。
でも早朝ですと、写真のとおりシャッターが閉まってやっていません。
向かったのは谷田部東パーキングエリア
目的地は守谷サービスエリアではなく、谷田部東パーキングエリアでした。
ここは東京方面から行くと、圏央道が分岐・合流するつくばJCTを過ぎてすぐのところにあり、
通過しがちな休憩ポイントです。
運転に慣れた人なら説明不要ですが、分岐・合流車線があるため、
左車線はあまり走りたくありません。
そう思って、追い越し車線をペースよく走っていると、
左側にひっそりと小さなパーキングエリアへの入口があり、
あっという間にスルーしてしまうのです。
なので、ココに入るぞ〜 って、予め左車線を走るよう意識しつつ、
谷田部東パーキングエリア入口へ吸い込まれましょう。
前後にはそう遠くない距離に、
守谷SAと友部SAという常磐道の2大人気サービスエリアがありますから
わざわざこの小さなパーキングエリアに入る人は少ないように思います。
食堂に隠れファンが多い!
到着しました、今朝の目的地「常磐自動車道 谷田部東パーキングエリア(下り)」です。
ショップの営業時間は6:00〜19:00 と、
朝が早く完全に働く人をメインに想定しております。
トラックも多く、何度も言いますが、必然的に利用者は“お一人様”が多くなりがち。
食堂はどことなく懐かしいムードで、街の食堂とも近いのですが、
道路公団時代と言いましょうか、昭和の匂いがします。
走りながら、何を食べるか決めておりまして、1000円札を持って自販機の前に立ちます。
はうぁっ!
朝定食が売り切れ……
そうか、いつもよりだいぶ時間が遅かったのかっ!!
鮭の焼いた切り身、茨城名物の納豆、生卵、焼海苔、お漬物、そして大盛りのご飯と味噌汁、
これぞ日本の朝ごはんという黄金の定番メニューで、600円(税込み)。
朝なら、これを選んでおけば間違いないという超人気メニューが『朝定食』なのです。
これを逃すとは、うかつでした……。
ショックのあまり、自販機の前で呆然。
もちろん、みなさんがお忙しい朝の時間に、自販機を目前に
「何にしようか」なんて迷っているのは、マナー違反です。
ココはいったん列から抜けて、深呼吸。
自分のやらかした、事の重大さを噛み締めます。
朝定食がないなら、さてどうするか……!?
じつは、谷田部東パーキングエリア(下り)の食堂にはファンが多く、
ブログなどを拝見しますと、人気No.1メニューとして紹介されるのが
「生姜焼き定食」(780円税込み)です。
しかし、これは11:00頃からのメニューで、まだオーダーできません。
いったん、日本の、昭和の朝ごはんを連想し、
たらふく食するイメージをしたボクが選んだのがコチラです。
もう豚汁定食しかない!
豚汁定食(650円税込み)です。
鮭の切り身や納豆はないけれど、まろやかでコクのある豚汁は絶品。
おかずも1品選べるのですが、今回チョイスできたのはゴボウの天ぷら。
具だくさんでタップリな豚汁と大盛りのゴハンが対峙し、
汁をすすっては、飯をかっくらう。
ときどき天ぷらとお漬物。
生卵はゴハンにかけるか、豚汁に入れてしまうという手も。
朝定食は逃したものの、これはこれでよかった。
いつものように朝からお腹が満パンとなり、今日も1日お仕事を頑張れるのでした。
ちょっとオシャレな上りも気になる
桜土浦インターを出て、すぐにトンボ返り。
その前に、谷田部東パーキングエリア(上り)にも立ち寄ってみますが、
こちらは少し洗練された様子。
帰路に食堂に寄ることは、タイミング的にあまりないので利用したことがありませんが、
また今度、こちらでも食事したいと思います。
こうしてボクは、仕事をしなければならない朝でも、
バイクに乗ってリフレッシュできたのでした。
みなさまもよかったらぜひ、朝食プチツーリング、いかがでしょうか。