愛知県岡崎市に、タイ料理の名店があるってご存じですか?

その名も、『タイ料理レストラン ナムチャイ岡崎』。タイ国政府商務省認定のタイ料理レストラン 「THAI SELECT PREMIUM(タイセレクト プレミアム)」に選ばれるほどに超本格的なお店なのですが…実はレッドバロンの関連施設なのです!

どうしてバイク屋さんがタイ料理レストランをしているの?ツーリングにピッタリなスポットって本当!?
実際に行って、確かめて来ました!!

まるでタイへ旅行に来たみたい!

東名高速道路 岡崎ICを降りて、バイクでわずか2分ほど。
ナムチャイのエントランスには、タイの国旗と木彫りの像が並んで歓迎してくれました。すでに、異国の雰囲気がムンムンと漂っています!


チラッと隣の建物に目を向けると、レッドバロン本部事務所が見えます。

岡崎市はレッドバロンの生誕の地。市内には他にもバイクステーションやパーツショップ、ライディングスクールなど、関連施設がたくさんあるんですよ。

ちなみにレッドバロン1号店であるヤマハオートセンター岡崎本店は、全店舗のなかでもとびきり広く、珍しいバイクがたくさん展示されている宝箱のような場所。
中をお見せしたいところですが、今日のメインはナムチャイです。バイク好きにはたまらない場所なので、是非ご自身の目で確かめに来てください!


さて、エントランスから敷地に入るとエキゾチックな建物が見えてきました。

一瞬タイに旅行に来たのではないかと思うようなナムチャイの店舗は、アユタヤ様式という建築様式。なんと、一棟まるごとタイから直輸入して移設したのだそうです!
“タイっぽい” とか “タイ風” とかではなく、“タイそのもの” なのですね!!

取材はランチの時間帯でしたが、ディナーの時間帯になるとライトアップされて幻想的なムードが増します。
お手軽に非日常感が味わえるので、デートにもおすすめですよ!


こだわっているのは外観だけではありません。食材はもちろん、インテリアや食器までもタイから直輸入しています。
おまけに、料理人も全員がタイから招聘されているというのだから驚くしかありません!


レッドバロンの本業はバイク屋さんなのに、どうしてこんなに本格的なの!?
理由を聞いてみると、タイとレッドバロンの長い付き合いが見えました。

レッドバロンは1992年にタイ国内に現地法人を設立し、首都バンコクにレッドバロン バンコク店を出店しました。
以降 長年にわたって日本のバイク文化を伝えた実績が認められ、2001年にタイ国外務省より「タイの文化を日本で広めてほしい」という依頼を受け、ナムチャイをオープンしたんですって!

日本一バイクに優しいタイ料理レストラン!?

店名である「ナムチャイ」とは、タイ語で「思いやり」という意味です。
到着してすぐに「ナムチャイの思いやりは、バイクに向けられているのかもしれない!」とピーンと来ました。

なぜなら…ご覧ください!

店のすぐ目の前に、屋根付きのバイク駐輪場が完備されているのです。
1台あたりに確保されているスペースは広く、大型バイクであっても余裕で停めることができます。

隣にはヘルメット用のロッカーまで設置されています。雨が降っていても愛車とヘルメットが濡れることがなく、安心して
食事を楽しむことができるのです。
こんなにバイクに優しいタイ料理レストランは、きっとナムチャイ以外に存在しないはず。

ツーリングの目的地や休憩スポットにもピッタリです。すごいぞナムチャイ!

激辛タイ風焼きそばにチャレンジ!

席についてさっそくメニューを見たところ、辛い料理には唐辛子マークが描かれ、その数で辛さの度合いがわかる仕組みになっていました。

激辛党な筆者は、もちろん唐辛子3本の料理を狙い撃ちするつもり。カレーに炒め物、スープに麺類、見ているだけでよだれが出ちゃいそうです。
何を頼もうかとワクワクしながら悩んでいたところ…思わず「あっ!」と声が漏れました。
メニューの右下に「※表示よりも辛く出来ます。お気軽にお申し付けください」と書かれているのを発見したのです!

店員さんに聞いたところ、唐辛子のマークが付いている料理は辛さ増しをできるとのこと。(メニューによっては、逆に辛さをナシにすることも可能だそうです!)
喜び勇んで『タイ風スパイシー焼きそば』を辛さマックスで注文しました!

10分ほどで運ばれてきたのは、ホカホカと湯気のたつパイナップル柄のお皿。エスニックな香りがして食欲がそそられます。

左がForR編集 Sさんが頼んだ『タイ風焼きそば』。細めの麺でエビと卵が入っています。右が筆者のタイ風スパイシー焼きそば。平べったい麺で豚肉が入っています。
どちらも「焼きそば」という名前のイメージ以上に野菜がたっぷり入っていて、栄養バランスがよさそうです!

辛さの比較用に、まずはSさんのタイ風焼きそば(辛みナシ)を食べてみます。

麺はちゅるっとした食感。辛さがないだけではなく、卵と甘めの味付けのおかげでマイルドで食べやすい印象を受けました。
シンプルに見えながらも隠し味がたくさんあるようで、エビや野菜といった具材の味以外にも 海鮮(干しエビ?)の味やナンプラーっぽい香りがあり、口に入れた瞬間から強い旨みがあります。
エスニック感は強いのですが、ピーナツや厚揚げなど、日本でも馴染みのあるトッピングが使われています。タイ料理が初めてという方にもおすすめな一品です。

続いては本丸、タイ風スパイシー焼きそば・辛さマックスを食べてみましょう!

太めの麺はムッチリとした食感で、にんにくの味と匂いがガッツリと来るパンチのある味付け。食べ応えは抜群です!
辛さは覚悟していたほどではなく、刺激というよりも温度のようにじんわりと伝わってきます。

「全然辛くないし、余裕かも!」
5口ほど一気に食べ進めたところ、いつの間にか鼻の頭に汗が浮かんでいることに気が付きました。
油断していましたが、意識してみれば体や喉が熱くなってくるような感覚があります。食べ進めることで辛さが蓄積しているようなのです。

「美味しい、けど辛い!」

ちなみに、辛い物が苦手な編集Sさんは一口で「辛すぎる!」と悶絶していました。大変刺激的なので、小さなお子様や辛い物が苦手な方は絶対に真似しないでくださいね。


たっぷりと辛さを堪能したあとは、『クルワンプルーン』で味チェンジです。

クルワンプルーンとは、タイではお決まりの卓上調味料。
お酢、砂糖、ナンプラー、唐辛子の4種類がセットになっていて、料理を自分好みにカスタマイズするのが一般的なのです。

スパイシー焼きそばにお酢と砂糖を追加すると、まるでレモンのような爽やかさと甘みとコクが足され、一気にやさしい味に変化しました。違う料理のような印象になって、魔法みたい!
お皿たっぷりのボリュームでしたが、最後まで飽きることなく美味しく完食できました!!

デザートもおすすめです!

お腹はいっぱいですがスイーツは別腹…ということで、デザートも食べちゃいました。注文したのは揚げバナナとアイスクリームです!

揚げバナナは、タイでは屋台で気軽に買える定番のデザートです。
日本のスーパーに並んでいるのとは違って未熟状態のバナナが使われ、果肉そのままではなく 細かくすりつぶしたものを成形して作ります。

アツアツの揚げバナナをアイスと一緒に頬張れば、バナナの素朴な甘みと香ばしさ、アイスのヒンヤリミルキーな甘みが口の中で混ざり合います。
表面はカリッ、中身はムッチリとしていて、日本のバナナからは想像しにくい食感。まるでお芋のスイーツを食べているようでした。

ナムチャイでは他にも、タイ風焼きプリンやタピオカなど、種類豊富なデザートを食べられます。
中にはランブータンやロンガンなど、日本では珍しい南国の果物もありますよ!(ちなみに、どちらもライチに似た果物です)

美味しいご飯とデザートのおかげで、心もお腹もすっかり満足。バイクに乗って再出発です。
「ありがとう、ナムチャイ!また来まーす!!」




【店舗情報】

タイ料理レストラン ナムチャイ岡崎(火曜定休 営業時間:11:30~22:00 ※ラストオーダー21:15)
住所:愛知県岡崎市大平町才勝34-1
電話:0564-28-0007

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