神奈川県相模原市から山梨県富士吉田市までをつなぐ道志みち(国道413号線)は、ほどよくカーブが連続したり、自然景観にも恵まれていることからツーリングライダーに人気。週末ともなれば数え切れないほどのバイクが集まるといっても過言ではありません。11月下旬の土曜、秋の景色を堪能するため訪ねてみましたが、この日もたくさんのライダーが道志みちを楽しんでいました。秋の道志みちもなかなか魅力的でした。
道志みち

道志みちの総距離は、約60㎞。道志川に沿って続く道ですから、それほど標高は高くないと考えがちですが、神奈川県側の最高地点は標高451m。道志村と山中湖村の村境にある山伏峠の標高は1100m。けっこう高い。
なので、紅葉の始まりは関東の平野部よりも早く、周囲の山々はすでに色とりどりに染まっていました。かなり寒くもあります。

一般の国道なのに、まるで高原のワインディングロードのようにライダーが走りにやってくる。道志みちは、とにかく人気が高いんですね。
特に週末はライダーが多い。何十台とすれ違います。すれ違いざま、ピースサイン(今はヤエー!ですか)をくれる人もいる。
道沿いにはキャンプ場が30以上も点在していることから、キャンパー客が多く訪れるのは理解できます。
1990年代は、今ほどはライダーもやってきませんでした。週末、富士五湖方面から東京へ戻る際、中央自動車道が大渋滞している場合などに、抜け道として利用することはよくありました。
これほど大人気となったのは、2000年代に入ってからでしょうか。それとも2010年前後かなあ。

2020東京オリンピックの自転車競技では、ロードレースのコースに使われましたから、走りやすいというのもあるかも知れません。
信号機のある交差点もほとんどないから、ほぼノンストップで走ることができるし、道志川の流れる山村風景ものどかな雰囲気で素晴らしい。
東京や神奈川のライダーにとっては、高速道路を使わずに来ることができる、その気軽さがいいのかも。朝早く来れば、そのまま富士山周辺まで足を伸ばすこともできますし。
つり橋に立ち寄る

道志みちを一気に駆け抜けるのは、ちょっともったいない。休憩がてら、いろんなところに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
道志村を流れる道志川には、吊り橋が架かっています。写真は久保吊り橋。渡り切れば、遊歩道に出られます。吊り橋の全長は71m、高さは34m。案内板には「一度に10人以上渡らないこと」「総重量400㎞以上のものは通らないこと」などと記載されていて、なかなかにスリリングですが、道志川の渓谷美を川の真上から堪能することができます。
日帰り温泉もある

今回は湯冷めが怖かったので入浴はしませんでしたが、日帰り温泉もあります。こちらは「道志の湯」。営業日は金曜~月曜で、平日は12時~19時、土日祝日は11時~19時。
入浴料金は大人700円で、横浜市民と忍野村民と道志村民は500円。泉質はカルシウムやナトリウムを含む硫酸塩泉で、男女それぞれに内風呂と露天風呂があります。
道志みち周辺のキャンプ場で泊まる際は特にありがたい施設ですね。
道の駅どうし
道志みちを走りにやってくるライダーが、必ず立ち寄るスポットといえば、道の駅どうし。清潔なトイレもありますからね。

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この日は3連休の初日ということもあり、特にライダーが多かったです。いつものバイク駐輪場だけでは対応が追いつかず、四輪の駐車場の向こうにあるヘリポートをライダーのために開放。次から次へとバイクがやってきます。

道の駅では道志村で採れた新鮮野菜を格安で販売。特産品として人気のクレソンは1束約100gで税込162円。安くて新鮮なので、筆者は必ず買って帰ります。

建物の奥は、地元の主婦のみなさんが営むレストラン「手づくりキッチン」。
鹿肉を使ったボロネーゼやシチューなど、道志村らしいメニューも。

食事は店内だけでなく、テラス席でもいただけます。この季節、防寒用に厚着しているライダーも多いことでしょうから、暖房の効いた店内で汗をかきながら食事するより、テラス席のほうがいいかも。

かくいう筆者も、テラス席でいただきました。注文したのは山菜そば(740円)。石臼挽きのそばに、山菜と特産品のクレソンがのっています。
道志みちで秋景色と走りを堪能して、道の駅で温かいそばをいただいて、気持ちのいい週末になりました。
さあ、帰路も紅葉を満喫するぞ。みなさんも秋の行楽ツーリング、ぜひ楽しんでください!

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