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出発の朝にそりゃないよ!

 ドイツ・フランクフルトにておこなわれましたBMW Motorrad 新型クルーザー『R18B(アール・エイティーン・ビー)』そして『R18トランスコンチネンタル』の報道向け発表・試乗会に参加したレポートを全5回に渡ってお届け中です。今回は第2回目となります。もしよろしければ、どうぞ最後までお付き合いください。


 さて、海外渡航にあたり新型コロナワクチン接種証明書=ワクチンパスポート、そしてPCR検査の陰性証明書(英語書式)を用意したボク。これで万全と出発の朝を迎えますが、事態が急変! ドイツ大使館のホームページで、このように発表されたのでした。

2021年9月5日0時(中央ヨーロッパ時間)をもって、日本はハイリスク地域に指定されました。このことによりドイツへの渡航者は、入国の事前デジタル登録が必要となります。また、日本がハイリスク地域に指定されたことによって入国後の隔離措置が必要となります。

〜ドイツ連邦共和国大使館総領事館のホームページより抜粋(2021年9月4日)

 本日は9月4日で、フランクフルトに到着するのは12時間後。現地時間9月4日19時25分で、入国後の隔離措置が必要となる5日0時までわずかに3時間前!

飛行機が遅れたら、どうする……!?

 そもそも0時からではなく、現地ではすでにこのルールがスタートしているかも……!?
 鬼滅の刃に登場する我妻善逸くらいにボクは不安になり、ひとり泣き叫びたいのでした。
 ちなみに、今回のスケジュールを整理しておくと次の通り。

9月4日 羽田空港14:05出発
〜以下、現地時間
9月4日 フランクフルト19:25到着
→送迎のシャトルにて、BMW Motorrad がご用意くださるホテルに到着。
9月5日 BMW Motorrad 新型モデル発表会
9月6日 『R18B』試乗
9月7日 フランクフルト17:40出発 帰国へ
〜以下、日本時間
9月8日 羽田空港12:15到着

 入国後の隔離措置が必要となった場合、言うまでもなく5日の発表会であったり、6日の試乗などすべてに参加できません。それでは渡航する意味はありません。

いったい、どうなる!?

意外なほどスムーズ

 インターネットで事前チェックインも済ませましたし、荷物を預けにルフトハンザのチェックインカウンターへ。ちょうどパラリンピック出場を終えたウクライナ代表の方々も同じ飛行機のようで、混み合っています。

 
 スタッフに「あのぉ、ドイツ大使館ホームページで今朝発表されています日本がハイリスク地域に指定された件ですが……」と、切り出すと。
「適用されるのは明日の出発便からになりますので、今日のフライトまでは大丈夫ですよ」とのこと。

かっ、神よ!

ありがとうございます!!



 とはいえ、最終判断は入国審査官に委ねるという一文が大使館ホームページにはあり、まだまだ油断は禁物。羽田から12時間半のフライトを経て、いざフランクフルトへ!

 ここまで来て、もしもトンボ返り、あるいは隔離措置でなにもできないなんて事態になったら悲しすぎます。アレコレ考えてビビり倒しているボクは、ワクチンパスポートとPCR検査の陰性証明書(英語書式)を握りしめ、入国審査のゲートへ。

 中川家のコントのように、上から目線(のように感じる)の審査官がボクにひとこと。

「Destination?」(行き先は?)

 ボクはすかさず、
「はい、これがワクチンパスポートでして、これがPCR検査の陰性ですね、えぇ……」

 無反応と見ると、あぁ、そうか、デスティネーションだから目的地を効いているんだな。
 ボクはすかさず、
「はい、ボクはBMWのインターナショナル・メディア発表会に行くのが目的でしてね。○▲×●△▽×#%$&うんぬんかんぬん……」

ドーン!

 笑ゥせぇるすまんの喪黒福造(もぐろふくぞう)のような迫力です。
 審査官は無言のまま、パスポートにドーンとスタンプを押し、晴れて無事にボクはドイツ入国を果たしたのでした。

 荷物を受け取り、ともにフランクフルト・アムマイン空港に降り立った先輩ジャーナリストの河野正士さんと「意外なほど、あっけなかったね」と笑顔を交わします。

 到着口を出れば、BMW Motorradがご手配くださったシャトルが待っていてくれ、メルセデスベンツのVクラスでホテルまでふたりを運んでくださるのでした。

   
 ついに到着!
 ウェルカムボードと、お目当てだったBMWの新型クルーザー『R18トランスコンチネンタル』に迎えられ、嬉しいかぎりです。   
 ホテルのロビーには『R18B(アール・エイティーン・ビー)』『R18トランスコンチネンタル』、そしてカスタムも並べられ、一般のお客さんにも猛アピール。じつにカッコイイです!

やることがまだある!

 快適な部屋で一晩ぐっすり寝て、翌日は夕方からスタートする発表会に参加しますが、日中にはまだやることがありました。2日後の帰国便に乗るためのPCR検査です。

外国人・日本人を問わず全ての入国者に対して出国前72時間以内の検査証明書の提示と入国時に新型コロナウイルスの検査を受検する必要があります。
〜厚生労働省ホームページより抜粋

 出国前72時間以内の検査証明書の提示が必要ならば、飛行機に乗る直前で良いのではと思いきや、日本入国にあたって有効な「出国前検査証明」のフォーマットなるものがあり、日本の書式に合わせた検査証明書が飛行機に乗るには必要なのです。

めっ、めんどくせー!

検査証明書を提出できない方(日本人を含む。)は、検疫法に基づき、日本への上陸が認められません。出発国において搭乗前に検査証明書を所持していない場合には、航空機への搭乗を拒否されます。
〜外務省ホームページより抜粋

 PCR検査の結果が出るのに24時間。今日のうちに検査を受けておき、『R18B』を試乗する明日のうちにメールで「陰性」の結果をもらいます。
 そして2日後の出発日に再びPCR検査場へ足を運び、陰性だったメールを見せ、ドクターに日本フォーマットの用紙にサインしてもらって、はじめて要件を満たすのです。

 認められている医療機関は指定されていて、フランクフルト・アムマイン空港にも該当する大規模なPCR検査場がありました。
 ボクたちは市内を散歩しつつ、フランクフルト中央駅から地下鉄で空港に向かいます。
 鉄オタのボクとしては大好きな駅。しかも、ヨーロッパの駅ですから、いつまでいたって飽きません。


 空港内にある大きなPCR検査場です。各国でレギュレーションが異なり、日本政府が認める「鼻咽頭ぬぐい液と咽頭ぬぐい液の混合検体」という方法で検査してもらいます。
   帰りは歩くのに疲れたし、路面電車にも乗ってみたかったので、少しだけ乗車してみたり……。


 路地で見かけたバイクの写真を撮ってみたり……。


 もちろん、ビールで乾杯も忘れていません。バーなど飲食店に入るにはワクチンパスポートが必要かと絶えず携帯していましたが、エリアや時期などにもよるのでしょうか、ボクがドイツ滞在中には飛行機に乗るとき以外は市中で見せる機会はなかったことも報告しておきましょう。

続く。

 次回もお楽しみに!

BMW R18B 海外【ドイツ】試乗記  Vol.01 なにがなんでも新型クルーザーに乗りたい

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