“ROM”とはREDBARON・ORIGINAL・ MOTORCYCLE GEARの頭文字で読み方は“ロム”。レッドバロンが展開するオリジナルブランドの総称だ。このROMでは“ライダーが本当に欲しがるアイテムをリーズナブルな価格で提供”をモットーに、ライディングウエアはもちろん、バイクカバー、バッテリー充電器などなどそのラインナップは非常に多岐にわたる。今回紹介するのは、2023月５月２日に全国のレッドバロン店舗で発売が開始されたばかりの『ゼロスヘルメット ジェット２』だ。
ROM『ゼロスヘルメット ジェット２』は税込21,780円（税抜19,800円）で、他のROM製品同様インターネットなどでの通信販売は行っておらず、購入できるのは全国のレッドバロン店頭のみとなっている。
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FRP帽体を採用しながら税抜き２万円以下を実現！
ROM『ゼロスヘルメット ジェット２』グラスホワイト。
2012年の登場時に、業界初のインナーシールド付きのジェットヘルメットとして話題になった「ゼロスヘルメット ジェット」が装いも新たにリニューアル。最大のニュースは、帽体がこれまでのABS樹脂ボディから、高級ヘルメットの帽体にも使われるFRPボディへと変更されたことだろう。このFRPボディは、型押しで大量生産が可能なABS樹脂ボディとは違い、一枚一枚クロスを張り込む作業が必要なため非常に手間がかかる。そのぶん、細やかなデザインが可能にはなるもののコスト面で割高になってしまうのは間違いない。
……のだが、この物価上昇が激しいご時世にあってインナーシールドやワンタッチバックルなどの便利な機能は損なわず、しかも割高なFRP帽体を新採用してのフルモデルチェンジ。これで税抜き２万円以下の低価格を実現したのだから天晴れ。このコストパフォーマンスに優れるROM『ゼロスヘルメット ジェット２』の注目ポイントをじっくり見ていくことにしよう！
ROM『ゼロスヘルメット ジェット２』から、FRPボディが新採用となり、デザイン面での自由度がアップ。後部にかけてのリブがより立体的な造作になった。
①フリップ式インナーシールドバイザー
前作同様、帽体左側下部のインナーシールド開閉レバーを操作することで、インナーシールドバイザーの出し入れが可能となっている。日差しが強い場所ではインナーシールドバイザーを使い、トンネルなどの暗い場所に入ったら、さっとインナーシールドバイザーを収納できてとても便利なのだ。
新作ではインナーシールドそのものも形状を見直しており、鼻部分にリブを設けたことで強度がアップ。またレイアウト変更を行い、メガネ着用時にもシールドが接触しにくい工夫がほどこされた。
スモークタイプのインナーシールドバイザーがあればサングラスいらず。強い日差しから目を守ることでツーリングなど、長時間走行時の疲労軽減に大きな効果がある。
②FRP帽体でエッジが際立った！
旧モデルの帽体がABS樹脂だったのに対し、新作は高強度なFRPボディを採用。強度アップによって帽体の耐衝撃性が向上しているのはもちろんなのだが、帽体デザインの自由度が増しており、エッジを効かせた深めのリブラインを入れることができた。
また新作の『ゼロスヘルメット ジェット２』からは、帽体の大きさを２種類用意することになり、Ｓ～Ｌには小さいサイズの帽体、XL、XXLには大きいサイズの帽体を使用している。Ｓ～Ｌはより小さく軽く、フィット感がアップした一方、大きなサイズの帽体を用意したことでサイズ展開に前作にはなかったXXLを加えることが可能になった。このXXLサイズは、鉢まわり63～64cmとかなり大きく、どのメーカーのヘルメットもサイズが小さいと悩んでいたライダーは是非その被り心地を試して欲しいところだ。
FRPボディの採用により、前作に比べてサイドから後方にかけてのリブにエッジを効かせることができた。この彫りの深いリブで空力性能も大幅に向上しているという。
③あご紐の取り回しに新方式を採用！
旧モデルからあご紐の取り回し方を一新し、チークパッドのクッションごとあご紐で締め付ける一風変わった構造を採用している。この他に例を見ないあご紐の取り回し方は、あご紐を締めた際のフィット感を追求してのことだとか。
チークパッド（ベルトサポート一体式）や頭頂部のセンターパッドといったクッションは取り外すことが可能で、もちろん洗濯もOK！ 帽体のチークパッド取り付け部分にはインカム用のスピーカーホールも設けられている。
あご紐の取り回し方を一新したことで、チークパッドとベルトサポート一が一体化。これによりあご紐を締めた際のフィット感が大幅に向上しているという。
④2段階調整可能なワンタッチバックル
あご紐の固定には、着脱のしやすいワンタッチバックル式を継続採用するも、ラチェットタイプから差し込み量を2段階でプリセットするタイプへと変更。これにより薄着の夏場、ネックウォーマーをする冬場など、状況に合わせて締め付け具合を変えられるようになっている。
このほか、ヘルメットホルダーのためのDリングなども従来通り装備している。このDリングは着用時には収納可能で、使用する時だけ引き出せるようになっている。
締め付け時には差し込むだけで2段階の締め付け具合が選べ、脱ぐ場合には赤いタブを引っ張るとバックルがリリースされるようになっている。
⑤ライナー部分をブラックアウト
衝撃を吸収するライナー部分にブラック塗装を施したことで、一定レベル以上の衝撃が加わると写真の通り白くなってダメージの有無が一眼でわかルようになっている。もしもの場合のダメージの受け具合が確認しやすくなり、継続使用の判断がしやすくなった。
事故や転倒などで、ヘルメットがダメージを受けたかどうかの判断がしやすくなった。一定以上の衝撃を受けるとダメージが写真のようなヒビ状のサインとなって現れる。
⑥より高速走行が快適なシールド形状に
モデルチェンジにあたりシールド形状も一新。シールド下部に面の折り返しを設けたことで、シールドの強度が大幅にアップ。転倒時のプロテクション性能の向上はもちろん、高速走行時のビビリが少なくなり、よりクリアな視界を確保できるようになった。
シールド取り付け＆稼働部分のカバーを廃したことで風切り音も減少しているという。
シールド下部、1/5くらいにある折り返し箇所のリブのおかげで強度が飛躍的にアップしている。
⑦カラーリングは4色展開！
『ゼロスヘルメット ジェット２』は、グラスホワイト、メタリックブラック、ダークシルバー、マットブラックの全４色展開。全色、価格は税込21,780円（税抜19,800円）で、2023年5月２日より全国のレッドバロン店舗で好評発売中となっている。
ROM『ゼロスヘルメット ジェット２』グラスホワイト
ROM『ゼロスヘルメット ジェット２』ダークシルバー
ROM『ゼロスヘルメット ジェット２』マットブラック
ROM『ゼロスヘルメット ジェット２』メタリックブラック
●価格：税込21,780円（税抜19,800円）
●サイズ：S（55～56cm）、M（57～58cm）、L（59～60cm）、XL（61～62cm）、XXL（63～64cm）
●カラー：グラスホワイト／メタリックブラック／ダークシルバー／マットブラック
