11月第4週に入ってからというもの、急に寒くなってしまいました。関東では師走並みの寒さというのですから身にこたえます。バイクで走ると手がかじかんでツライのなんの。ということで、いよいよ電熱グローブの出番。この冬も『ゼロスグラブ ヒート2』でなんとか乗り切ろうと思います。
『ゼロスグラブ ヒート2』とは
レッドバロンのオリジナル用品ブランド・ROMからリリースされているバイク用電熱グローブ『ゼロスグラブ ヒート2』。
グローブ本体(左右)、専用バッテリー(2,200mAhのものが2個)、専用充電器がセットになっていて、価格は21,780円(税込)。指先まで暖かく、操作感もウインターグローブとしては悪くないので、筆者は昨シーズンから利用しています。
約5時間で満充電
専用充電器には端子がふたつ付いているので、バッテリー2個を同時に充電できます。
2個同時に充電して、約5時間で満充電。充電器のランプが赤から緑に変われば充電完了です。
充電済みのバッテリーを、グローブ内にセットします。グローブのカフ部分にある専用ポケットからコードを引っ張り出してバッテリーと接続。その後、バッテリーをポケットに収納すれば準備はOK。
発熱レベルは3段階
電源ボタンを約3秒、長押しすればLEDが発光、これによって電源のON/OFFができます。
青色のLEDはバッテリー残量を4段階で表示。赤色LEDは、発熱レベルを3段階で表示します。
発熱レベルは、赤色LEDがひとつ発光していればセーブモードで、持続時間は約4時間。
ふたつ発光していればノーマルモードで、持続時間は約3時間。
3つ発光していればハイパワー(急速)モードで、持続時間は約2時間。
昨シーズン、実際に使ってみて感じたのは、セーブモードでも充分かな、といった点。グローブ自体が防寒用のウインターグローブとして作られているので、保温性が高いのです。なので、よほど寒いときは最初の数分間だけハイパワーモードで一気に温め、あとはセーブモードに切り替えて節電しながら使う、といった使い方をしていました。
バッテリーの残量は、青色LEDがすべて発光していれば、残量81~100%。
ふたつ発光していれば、残量51~80%。 ひとつ発光していれば、残量6~50%。そのひとつが点滅しだしたら、残量5%以下。
気温の低い朝晩だけ電源を入れ、昼間は電源をオフにして使用すれば、日帰りツーリングも対応できます。
グローブとしての実力は
そもそもグローブの〈中綿〉が優秀なんですね。手の甲側には、防風・防水性に優れたデュポン社のコンフォマックスを、手のひら側には、薄いながらも保温性の高い3M社のシンサレートを採用しているのです。なので、仮にバッテリー残量がゼロになったからといって、恐れることはありません。
プロテクター性能へも配慮。
ナックル部分と手のひら側には、CE規格適合のプロテクターを採用。万が一、転倒した際、手指へのダメージを最小限に抑えるようにと、小指の側面部分から手の腹の部分にかけて長めの衝撃吸収素材を縫い付けています。
ハンドルグリップを握った時の疲労感を低減させるため、親指と人差し指の股の部分は素材やカッティングに工夫を施したとのこと。「Flex grip」とプリントされている箇所ですが、確かに違和感を覚えるような縫製箇所がなく、フィット感は良好です。
また、親指と人差し指の先端に導通素材を採用し、スマートフォンを操作できるようにしてあります。
防寒・保温のための中綿がしっかり入っているので全体的に分厚くなり、夏用のグローブのような操作性は得られませんが、冬を乗り切るためには欠かせないのがウインターグローブ。
それも電熱タイプならば〈鬼に金棒〉じゃないですか。今シーズンも活用し、あちこち出かけたいと思います。
ROM「ゼロスグラブ ヒート2」
●カラー:ブラック
●サイズ:S /M /L /LL
●価格:21,780円(税込)
〈オプション品〉
・バッテリー(3,000mAh) 4,400円(税込)
・バッテリー(2,200mAh) 3,850円(税込)
・充電器 3,080円(税込)
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