「九州をツーリングしてみたいけど、自宅からは遠いし…」なんてお悩みの方。確かにそうですよね。高速道路で気が遠くなるほどの距離を走って、高速代とガソリン代をたっぷり支払い、クタクタの状態で九州へ向かうなんて、躊躇するのも当然。だったら、愛車と一緒に長距離フェリーに乗船して向かう、というのはどうですか? レッドバロンが現在、〈横須賀(神奈川)⇔ 新門司(福岡)間〉を結んでいる「東京九州フェリー」とコラボ企画を実施中。レッドバロン会員向けの、お得なプランが用意されているのです。
九州は走りどころがいっぱい!
九州はバイクで走って気持ちいい道がいっぱい。この『ForR』でも紹介してきましたが、海沿いなら宮崎の日南フェニックスロード、高原なら大分~熊本のやまなみハイウェイ、雄大な外輪山を満喫する阿蘇パノラマライン、九州最南端へと向かう佐多岬ロードパークなどなど、素晴らしい道ばかりです。
そんな九州へ愛車とともに手っ取り早く向かう方法が、フェリー。関東圏のライダーなら、横須賀港と新門司港を結んでいる「東京九州フェリー」が選択肢のひとつとなるでしょう。
フェリーで向かえば、長距離走行による疲労もないので、元気な状態で現地入りできます。フェリー代はかかりますが、関東圏からの往復の高速料金やガソリン代を考えれば、あまり変わらない金額で船旅まで満喫できるのだから、楽しみは倍増。
帰りも船内でゆっくりと疲れをいやすことができるので、翌日からの仕事に支障をきたす心配も減るはずです。
レッドバロン会員向けのお得なプラン
レッドバロンと東京九州フェリーがコラボした企画というのは「九州ツーリングプラン」という商品。プランの内容は、〈横須賀港⇔新門司港〉の乗船代とバイク搬送(ともに往復)、ホテル代(1泊)、ホテルと船内で使えるクーポン(4,000円分)がセットになって、大人1名でバイクが750㏄未満なら税込50,000円。これ、個別に申し込むと約66,000円かかりますから、16,000円ほど安く済むのです。大人1名でバイクが750㏄以上でも53,000円。この金額で利用できるのはレッドバロン会員だけですので、興味がある方はパンフレットをもらいに各店まで足を運んでみてください。
運行スケジュールと時刻表
このプランの運航スケジュールは2024年4月~6月。運行日は月曜~土曜(日曜・祝日は運休。ただし2024年5月4日は運航予定)。
横須賀港を23:45に出港し、新門司港に着くのは翌日21:00。夜ですので、この日はプランにセットされているホテルに泊まります。
帰り、新門司港を出港するのは23:55なので、帰る日も日中はツーリングが楽しめます。そして横須賀港へ到着するのは翌日20:45。
以下、筆者が考えたツーリングのプランはこんな感じ。
1日目:日中の用事を済ませたら、夕方、横須賀港をめざす。23:45出港。
2日目:フェリー内で映画鑑賞、カラオケ、入浴や食事を楽しむ。21:00新門司港に到着してホテルへ。
3日目:朝から九州ツーリング。夜はどこかのホテルに泊まる。
4日目:朝からツーリング。夕方、新門司港をめざす。23:55出港。
5日目:フェリー内で映画鑑賞、カラオケ、入浴や食事を楽しむ。20:45横須賀港に到着して帰宅。
これだと5日間(4泊5日)の日程で、九州を2日間、走ることができます。もっと長い日程で楽しみたい、という方もご安心を。この「九州ツーリングプラン」は最大20日間まで延長することが可能です。
充実した船内施設とアクティビティ
最近のフェリーって、とてもゴージャス。東京九州フェリーの場合、まずは乗船すると3層吹き抜けの明るいエントランス。まるで豪華なリゾートホテルのようです。
寝泊まりするのは、料金のもっとも安い「ツーリストA」でもこの状態。昔は広い2等船室でザコ寝、というのが普通だったんですが、「ツーリストA」は上下段を互い違いに配置し、ロールカーテンで仕切ることでプライベート空間を確保したベッドタイプ。ベッドごとにボックス・コンセントが設置されてます。女性専用席も用意されているので、女性の一人旅も安心。
追加料金を支払えば、宿泊スペースをグレードアップすることも可能。この「ツーリストS」は、スペースごとにタッチキーが採用され、プライベート空間も確保されたテレビ付きのベッドルーム。テーブル・イス・照明・コンセント・USBコンセントもあります。
そのほか、豪華ホテルのツインルームみたいなバス・トイレ付きの広いお部屋もありますので、何かの記念にカップルで九州ツーリング! みたいな方にはおすすめ。
長時間、船内でヒマじゃない? そんな心配はご無用。こちらは映画やプラネタリウムが楽しめる「スクリーンルーム」。ビーズクッションに座ってリラックスしながら映画鑑賞しましょう。
こちらはカラオケが楽しめる「アミューズメントルーム」。
レストランでは、目の前に広がる大海原を眺めながら食事ができます。
お風呂も充実。広々とした展望大浴場(営業時間内は何度でも入浴可能)のほか、洋上の露天風呂も!
サウナーの皆さんも大満足、サウナもあります。たっぷりと汗を流して、露天風呂で海風にあたるなんて、普通のサウナでは味わえない快感!
というわけで、フェリーを使った「九州ツーリングプラン」。ツーリングがラクに楽しめるだけでなく、行き帰りの船旅も満喫できるのですから魅力的。
デッキにぼんやりとたたずみ、ただ海風に吹かれるだけでも、幸せな気分に浸れるものです。
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