蒸気機関車や0系新幹線など、往年の鉄道車両が展示されている青梅鉄道公園。老朽化にともなうリニューアル工事のため、2023年8月から閉園していましたが、2026年3月21日、「中央線・青梅線をはじめ鉄道の歴史を伝える学びの場」として、ついにリニューアルオープン! いったいどんな様子なのかと、奥多摩ツーリングがてら出かけてみました。

駐車場は?

青梅鉄道公園

 青梅鉄道公園には専用の駐車場がないものの、永山公園駐車場という無料の駐車場(未舗装)が隣接しているので、みなさんそこに駐められている様子。公園利用者のための駐車場なのに、駐めてもいいの? という疑問もありましたが、一般財団法人運輸振興協会「みんなののりもの」の青梅鉄道公園紹介サイト内で、「青梅鉄道公園に隣接しております青梅市永山公園駐車場(無料)をご利用ください」と明記されていますので、バイクはそこへ。
 駐車場は週末ということもあって利用者が多く、入場待ちのクルマが道路にはみ出している状態。みなさんの邪魔にならないよう、バイクは駐車場の端ギリギリに寄せて駐めておきました。

まずは記念館から

青梅鉄道公園

 青梅鉄道公園をぐるりと囲むフェンスの外から覗き込むと、園内には往年の鉄道車両が多数あることが分かります。ですが、まずは記念館から見学。入園券は、事前購入のオンラインチケットか、入園前に記念館入口にある券売機で購入することができます。大人(中学生以上)500円。駅の改札みたいな入口を通ると、そこは記念館の内部。

青梅鉄道公園

 入るとすぐに、実際に鉄道運行に使われていた機器類が展示されていました。そうとう古いぞ、これ。

青梅鉄道公園

 かと思えば、最新のシミュレータ設備もあって、マニアにはたまらないでしょうねえ。こちらは有料・予約制で、運転士が操作する機器に近い公式マスコンユニットを使用して、リアルな映像とともに本格的な運転操作を体験することができます。

迫力の野外展示!

青梅鉄道公園

 記念館の建物から外に出れば、そこは展示車両エリア!

青梅鉄道公園

 オレンジ色の見慣れた中央線車両と、誕生から90年が経過した蒸気機関車が仲良く並んでいる姿に感動。
 左の青梅特快は1981年に量産車として東急車両が製造した「クハ201-1」で、2025年に廃車となったもの。
 右の蒸気機関車は「デゴイチ」の愛称で親しまれたD51形式テンダ蒸気機関車。展示しているのは1940年製造で、1972年まで活躍。その32年間で213万㎞を走破したというツワモノ。

青梅鉄道公園

 デゴイチは運転席の内部も見学できまして、けれども何がどうなっているのかシロートの私にはさっぱり分かりません。そもそもこんな巨大な鉄の塊が、蒸気の力で動くということからして「なぜ?」と思うほどですからね。

青梅鉄道公園

 蒸気機関車はデゴイチ以外にもいろいろ。
 こちら9608号は、大正時代の代表的な貨物機関車で、充分な火床面積を得るため動輪上に火室を置いたのが特徴。 展示車両は1913年に川崎造船所兵庫工場で製造され、1962年まで関西方面で使用されていたとか。
 美しいフォルムに見惚れてしまいそう。空冷エンジンの古いバイクを眺めている時のようなワクワク感があります。

青梅鉄道公園

 このED16 1号は1931年に開発され、電気機関車国産化の基礎を築いた形式で、展示されている機関車は1980年に現役を退いたもの。2018年には国の重要文化財に指定されたそうです。重厚感と気品が感じられます。

ピクニック広場には0系が!

青梅鉄道公園

 展示車両エリアの向こうは、ピクニック広場。自然の傾斜を利用した大型すべり台は、小さなお子様にも大人気。
 そしてそこには懐かしい0系新幹線も!

青梅鉄道公園

 1964年に開業した東海道新幹線。そこに投入されたのが0系新幹線電車でした。以来、1986年まで改良を重ねつつ製造。2008年まで営業運転を続けました。
 初めて乗った新幹線がこれだったなあ。

青梅鉄道公園

 展示されている0系新幹線は、客室に入ることができました。こんなんだったっけ? 記憶をたどろうとすると、その頃のそれ以外の思い出もぼんやりと浮かび上がってきて、感傷的な気分に。
 時は流れたのだなあ。
 という感じで、リニューアルした青梅鉄道公園は、追憶のセンチメンタル・ジャーニーさえも楽しめる空間になっていました。
 みなさんもぜひ!

お昼は青梅ラーメン

 せっかく青梅まで来たのだから、青梅らしいものをいただこうと、今回も青梅ラーメンのお店「マルフル食堂」旧青梅街道店へ。

マルフル食堂

 今年2月、青梅市で開催されている「吉野梅郷(よしのばいごう)梅まつり」を見に出かけた際にも立ち寄ったラーメン屋さん。
 その時はワンタンメンをいただいたのですが、今回はシンプルにラーメンを注文。

マルフル食堂

 注文したのは醤油じゃなくて、塩。ショウガの効いた旨味濃厚スープは、塩味のほうが際立つんじゃないかと想像していたのですが、まさにその通り。うまいわー。中細ストレート麺は歯切れがよく、チャーシューが2枚というのもうれしい点。これで780円は安い。
 一見するとノスラー(ノスタルジック・ラーメン)っぽいのですけど、昔ながらの味というより、それをさらに現代風に進化させた味で、いわゆるネオノス系でしょう。
 バイクで例えるとZ900RS、XSR系、HAWK11みたいな、クラシカルでレトロなんだけれども最新技術を融合させたジャンル。

マルフル食堂

 そしてサイドメニューに頼んだのは、わさび飯250円。前回、来訪した時、多くのお客さんが注文していたんですよね。次に来ることがあったら、絶対に注文しようと決めていたのです。
 刻み海苔、オカカ、白ゴマ、わさび。そのまま食べてもおいしいのですが、ラーメンのスープをかけると、わさびのツーン!とくる辛さをスープの油膜が優しく覆ってくれて、いい感じに。
 素晴らしい! また来ます!

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