レッドバロンが那須モータースポーツランドで年10回ほど開催している「ステップアップ試乗会」。最大の特徴は、普通自動二輪免許しか持ってないライダーであっても、“満18歳以上”であり、“普通自動二輪免許(AT限定は不可)を取得して1年以上が経過している”という条件を満たしていれば、大型バイクへの試乗が可能なこと。普通自動二輪免許ライダーであってもビッグバイクに挑戦できてしまう、文字通りの「ステップアップ試乗会」となっている。

試乗車として用意される車両はなんと20台。今年であればSUZUKIの新型GSX-8T/8TTを筆頭に、モデルチェンジしたばかりのKAWASAKIのZ900RSといった話題の新型がメイン。さらにHAYABUSAなどの人気車両も用意される。

試乗車として用意される車両はおおよそ20台。今年であればSUZUKIの新型GSX-8T/8TTを筆頭に、モデルチェンジしたばかりのKAWASAKIのZ900RSといった話題の新型の姿も。もちろんHAYABUSAなどの人気車両も試乗車として用意される。

 

「ステップアップ試乗会」の定員は毎回200名で専用ウェブサイトからの事前申し込みが必要なものの、参加費はなんと1000円ぽっきり! これで時間が許す限り何度試乗してもOK! イベントの雰囲気や募集要項の詳細については過去の記事を参照してほしいが、直近では7月24日(金)、25日(土)、26日(日)の3日間、その後は、9月11日(金)、12日(土)、13日(日)の3日間が予定されている。あっ! 大事なことを書き忘れそうになったけど、「ステップアップ試乗会」は、レッドバロンでバイクを買った“レッドバロン会員”であってもそうでなくても参加OKだぞ!

中古車を扱うレッドバロンならではの特徴として、整備済みの中古車なども試乗車として用意される。写真はHONDA・CB750(1995年式)。

中古車を扱うレッドバロンならではの特徴として、整備済みの中古車なども試乗車として用意される。写真はHONDA・CB750(1995年式)。

ビッグバイクだけでなく、〜400ccまでの中型車両も用意。今年であればDR-Z4S(2025モデル)、カワサキ・エリミネーター(2026モデル)、YZF-R3(2025モデル)などが用意されているので無理に、大きく重いビッグバイクに挑戦する必要もない(笑)。

ビッグバイクだけでなく、〜400ccまでのミドルクラス車両も用意。今年であればDR-Z4S(2025モデル)、カワサキ・エリミネーター(2026モデル)、YZF-R3(2026モデル)などが用意されているので、無理して大きく重いビッグバイクに挑戦する必要もない。

同条件でマシンを乗り比べられる優位性

試乗するのは那須モータースポーツランドの本コース。スタッフによる先導が付き、ペースも一定なので誰もが安心して走ることができる。

試乗するのは那須モータースポーツランドの本コース。スタッフによる先導が付き、走行ペースも一定なので誰もが安心して走ることができる。

 

筆者はこれまで何度か取材と称して、この「ステップアップ試乗会」に参加させてもらっている。毎回“ためになる”と思うのは、那須モータースポーツランドのサーキットという同条件で、先導車によるペースコントロールがあり、しかも同じ車両に何回だって試乗できるところ。

SUZUKI GSX-8Tに乗る筆者・谷田貝 洋暁。

SUZUKI GSX-8T

 

もし、購入を検討しているモデルが「ステップアップ試乗会」にあった場合、何度も乗ってじっくりその車両と向き合うことはもちろんなのだが、ぜひ試してみてほしいのが他車との乗り比べだ。

「ステップアップ試乗会」は、那須モータースポーツランドを使った完全クローズド環境での試乗会。対向車や歩行者がいないのでマシンに集中できるうえ、ペースに関しても先導ライダーがきっちり管理するのでほぼ同じペースでの試乗体験が可能。つまりマシンとの対話に集中できるうえ、ほぼ同条件のペースで走り比べられるから、他車とのキャラクターの違いがハッキリ浮き彫りになるのだ。

 

特に筆者のような、“バイクを試乗してそのインプレッション記事を書く”ような仕事をしていると、同系モデルやライバル車を同条件で乗り比べできる「ステップアップ試乗会」のような機会は大変ありがたい。今年の試乗車ラインナップであれば、スズキのネオレトロであるGSX-8Tと、ヘッドライトカウル&アンダーカウルを装着したGSX-8TTの違いや、車体ベースを同じくするGSX-8Sとの違いがとても気になっていた。

もちろんそれぞれの車両には別の仕事で試乗する機会があり、“GSX-8TとGSX-8TTは、なんだかベースのGSX-8Sに比べておっとりしている”……なんて印象を漠然と持っていた。

でもね、“エンジン特性や車体のベースはもちろん、サスペンションセッティングやポジショントライアングルまでGSX-8SとGSX-8T&8TTは全て一緒です。唯一GSX-8Sと異なるのはシートの幅とタンク幅ですね”なんて話を開発陣から聞かされてしまうと、“あんなにキャラクターが違って感じたのになぁ”なんだか自分の感覚がちょっと信じられなくなったりする。……のだが(笑)、「ステップアップ試乗会」に参加してほぼ同条件下で乗り比べてみれば、“やっぱりGSX-8T&8TTはGSX-8Sに比べてゆったりめのペースで走るのが楽しい!”。一方のGSX-8Sは、“走っているうちについつい走りに没頭! いつの間にか目を吊り上げて走っているスポーティさがある!”なんて具合の確信が得られた次第だ。

左がGSX-8Tで、右がGSX-8S。ほぼ同条件での試乗ができたおかげで、やはりGSX-8Sは、GSX-8T&8TTに比べて、不思議とスポーティなキャラクターである確信が持てた。

左がGSX-8Tで、右がGSX-8S。ほぼ同条件での試乗ができたおかげで、やはりGSX-8Sは、GSX-8T&8TTに比べてスポーティなキャラクターであるという確信が持てた。エンジンや車体、タイヤにサスペンションセッティング、挙げ句の果てにハンドルポジションをはじめとするポジショントライアングルまで一緒だというGSX-8TとGSX-8S。それでも乗ってみるとキャラクターが違うのだから面白い。

 

ということで、「那須MSLステップアップ試乗会」に参加する際は、こんなバリエーションモデルにおけるキャラクターの違いや、ライバルとの比較に注目してみるとより試乗会を楽しめるぞ! 最後にもう一度「那須MSLステップアップ試乗会」のスケジュールを紹介しておくと、次回は7月24日(金)、25日(土)、26日(日)で、現在予約受付中(先着200名)なので興味のある方はぜひ那須モータースポーツランドの専用ホームページをチェック! またその次は9月11日(金)、12日(土)、13日(日)で、いずれも会場は那須モータースポーツランドとなる。

 

 


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