年末年始のお休み、とある過酷な環境に修行へ行ってきました。
行き先は冬の北海道。愛車とともに、真っ白な雪の中を駆け抜けてきたのです。

ツーリングレポートは後日書かせていただこうと思っているのですが…まずはひとつ、本記事にてご報告させてください。

「ゼロスグラブ ヒート2、極寒の中でも超・超・超役に立ちました!!!!!!」

昨年のレポートでの心残り


2022年10月にモデルチェンジし、さらに使いやすくなったレッドバロンのオリジナル電熱グローブ『ゼロスグラブ ヒート2』。昨年末の記事では実際に使用した際のメリット・デメリットをご紹介しました。

結果としてはほぼ不満ナシ。冬のツーリングの心強い味方であるとお伝えしたのですが…ひとつだけ心残りだったのが気温です。
12月初旬であったレポート当日、筆者が住む東海地方の気温は7度ほど。できればもう少し寒い環境で実験した結果をお届けしたかったというのが本音でした。

そういう意味で、冬の北海道ツーリングはこれ以上ない絶好の環境。
なんていったって、一日の中でほとんどプラス気温になることがなく、雪と氷に包まれた世界が広がっているのですから!



──またここだけの話、極寒レポートにはもうひとつの目的がありました。
それは、“あの男”を倒すこと。

あの男とは、ベテランライターであり筆者の因縁の相手である谷田貝 洋暁氏。彼もゼロスグラブ ヒート2を愛用するライダーなのですが、どうやら氷点下での使用はまだ経験していないようなのです。
ライディングレインスーツ
彼…いや、奴とのエピソードは過去の記事をチェックしていただくとして、これはまたとないチャンスです。
ここいらで一発派手なレポートを決めて、どちらがForRのために身体を張れるライターなのか見せつけてやろうじゃないですか。

「見てろよ、谷田貝!今年こそギャフンと言わせてやるからなーーーっ!!!!」

冬の北海道で使ってみた結果

北海道でのツーリング期間は10日間、気温は-16度~4度の間で推移していました。

中でも一番厳しい環境だったのが、道内の国道で一番標高が高い場所である三国峠です。

三国峠においては気温が-16度というだけでなく、吹雪も最強レベル。突き刺さるほどに鋭く冷たい雪と風が、まっすぐ進めないほどビュウビュウと激しく吹き荒れるのです。

ちょっとでも素肌を出そうものならあっという間に冷え切ります。冷たいというよりも痛く、寒いと感じる前に身体が動かなくなってしまうのです。(リアボックスに入れてあったお昼ご飯のパンは、2時間ほどの間でシャリシャリに凍っていました)

そんな環境の中でも、なんとゼロスグラブ ヒート2はノーマルモードで快適!

ポカポカとコタツのように暖かいというよりも、冷たい空気や風との間に壁を作ってくれるような感覚でした。

また太陽光の恩恵を受けられる日中だけでなく、真っ暗になってしまった夕方以降も一切辛くなかったのは、筆者にとっては意外なほどの能力でした。

すべての日程を通して手が冷えることはなく、まさに大勝利といってもよいほど。もちろん故障や不具合もなく、過酷な環境であってもバツグンの信頼をもって使えますよ!

ハンドルカバーの併用がマスト

ただし、ハンドルカバーはマストアイテムです。
ゼロスグラブ ヒート2自体は優れたウィンターグローブですが、極寒の風に直接吹かれるとさすがに熱を保てません。

屋外での休憩中に手が冷たいときにも愛用していたのですが、風が強い日はハイパワーモードでようやく心地よい暖かさが感じられたほど。防風の重要さを実感しました。


また、防風装備は雪からも身体を守ってくれます。
電熱グローブを効率的に使うためだけでなく、体力を温存するため。ゼロスグラブ ヒート2に加えて、ハンドルカバーやスクリーンがあると安心ですね。

バッテリー切れにご用心

冬の北海道ツーリングにおいて、電熱アイテムのバッテリー切れは命取りです。
今回の実験にあたっては、レッドバロン協力のもと3000mAhのバッテリーを1セット、2200mAhのバッテリーを2セットという体制で挑みました。


ゼロスグラブ ヒート2は、2200mAhのバッテリーで2~4時間使用できます。

※1 セット品バッテリー(2,200mAh)の場合  ※2 目安です。使用環境によっても異なります。4本のスリット線はデザインであり、実際の残量を示すものではありません。


つまり単純に計算すると、今回用意した3つのバッテリーの合計持続時間はおよそ6.7~13.4時間。
筆者の場合は一日で最大6時間ほど走る計画を立てていましたが、3つ目のバッテリーへ交換した直後に目的地に到着することがほとんど。無事バッテリー切れを起こさずに済みました。

バッテリーは気温が低いと持ちが悪くなりますが、ゼロスグラブ ヒート2は-7度ぐらいまでは規定通りの時間使うことができました。-10度を下回ったぐらいからいつもより2、3割ほど持ちが悪くなったように感じます。

なお、バッテリーの充電には約5時間かかります(2200mAhの場合)。3つのバッテリーを一晩のうちに充電するためには、充電器が2つある方がスムーズであることにも注意が必要です。

ゼロスグラブ ヒート2は最強の電熱グローブ!?


10日間のツーリング中、不満はまったくナシ。これだけ過酷な環境の中でも使えるのだから、一般的な冬ツーリングでは確実に快適なはず。
『ゼロスグラブ ヒート2』は、間違いなく自信をもっておすすめできる最強の電熱グローブです!



…ということで、次回の記事からは冬の北海道を走ったツーリング記をお送りする予定です。どうぞお楽しみに!

ゼロスグラブ ヒート2
●税込価格:2万1,780 円 ●サイズ:S、M、L、LL
全国のレッドバロンにて好評発売中


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