冬のツーリングをもっと快適に!


若い頃はなんともなかったのに、年を重ねるごとに冬が辛くなってきた。

……なんて書くと、「先日は『雨は嫌い』で、今回は『冬』ですか? もうバイクなんて降りちまえ!」という読者のお怒りの声が聞こえてきそうだが……辛いんだから仕方がない(開き直り)。

SR400にはグリップヒーターを装備しているのだが、これって手のひらは暖かいんだけど、走行風が当たる手の甲は冷たいんだよなー……。それに費用もかかるし、XR BAJAに入れるのはどうだろう? なんて躊躇していたら、あっという間に冬本番! ここ数日はめちゃくちゃ寒いじゃないかー!!

 

ROM ZEROS GLOVE HEAT2
2万1780円(税込)
サイズ:S/M/L/LL
カラー:ブラック
セット内容:グローブ本体(左右)、専用バッテリー(2200mAh)×2個、専用充電器(1台)、取扱説明書/保証書


うぅ、寒いぜ、寒すぎる……なんて震えていたら、レッドバロンから新製品のプレスリリースが届いた。

なんと! レッドバロンオリジナルのバッテリー式電熱グローブ『ROM ゼロスグラブ ヒート』がモデルチェンジ。『ROM ゼロスグラブ ヒート2』として新たに発売されるという。

そうか! 電熱グローブという手があったか!!

というわけで、早速入手。その詳細を確認してみた。

 

そもそもウインターグローブとして優秀

電源スイッチはグローブ袖部分にある。大きめなので、グローブをしたままでも操作しやすそう。

ちなみにこの時、バッテリーは充電中。スイッチを入れるとどうなるかは……あとのお楽しみ。

それよりも僕が感動したのが、ウインターグローブとしてのそもそもの基本性能の高さである。

電気の力で暖かくなるとはいえ、もしもツーリング中にバッテリーが切れたら? 一気に手が冷えてしまう……では困ってしまうのだ。

ちなみに標準バッテリー(2200mAh)を使用した場合、ハイパワーで約2時間、ノーマルで約3時間、セーブで約4時間の使用が可能とのこと。セーブモードでも1日中走るとなれば、バッテリーは微妙だ。

もちろん、別売で予備バッテリーを購入する手立てもあるが、やっぱり「バッテリーなしではウインターグローブとして使えない」というのでは、なんとも心許ないではないか。

 

その点、『ROM ゼロスグラブ ヒート2』は安心だ。

たとえばグローブ自体はロングカフスタイプとすることで、ジャケットの袖部分をしっかりカバー。走行風が袖から入るのを防いでくれる。

また、甲側の中綿素材には防風・防水性に優れたデュポン社のコンフォマックスを、手のひら側には薄くて高い保温性を持つシンサレートを採用している。


手首部分には表面を本革で覆ったベルクロテープを装備。高級感とフィット感を両立している。

 

暖かさだけでなく、ライディンググローブとしての資質の高さも特筆すべきポイント。

手のひらのグリップが当たる箇所には滑り止めを配置。グリップをしっかり握ることができる。

また、親指から人差し指にかけてはバイク向けのカッティングが施され、無理なくグリップを握れるようになっている点も見逃せない。

 

拳部分にはCE規格適合のプロテクター『IMPACTON』を内蔵。柔らかさと高い保護性能を両立し、さらにスポーティなデザインのアクセントにもなっている。

 

もちろん、人差し指と親指はスマホ操作に対応。

 

小指側面から手の腹部分にかけても、CE規格のプロテクターを装備。転倒時のダメージを抑えてくれる。

 

防寒性に優れ、ライディンググローブとしての機能にも優れた『ROM ゼロスグラブ ヒート2』だが、個人的にはデザインもお気に入り。

ブラックを基調としたシックなデザインながらも、本革などの異素材を適所に組み合わせ、高級感やスポーティさを演出している。

挿し色のイエローやレッド、ホワイトもGOOD!!

 

しっかりした専用バッグがあるのも嬉しいポイントだ。

 

グローブはもちろん、バッテリーや充電器を入れられるので、オフシーズンには全部をまとめて仕舞っておける。

 

充電完了! スイッチON!!

……なんて撮影をしている間に充電完了。充電器のランプは、赤=充電中、緑=充電完了。

充電時間は約5時間。1つの充電器で2つのバッテリーを同時に充電できる。

 

バッテリーはカフスの内側にある専用ポケットに収納。手首内側なので、邪魔に感じることはない。

 

電源ボタンは誤作動防止のため、3秒長押し。

写真上の赤いランプが温度で、電源ボタンを短押しするごとにハイパワー→ノーマル→セーブと、モードが変わる。

写真下の青いランプはバッテリー残量だ。

 

なんとなく「かっこいいかな?」と思って、暗闇のなかで撮影(笑)。

ハイパワーだとあっという間に手の甲と指の間に熱が伝わり、暖かくなった。これなら真冬のツーリングも余裕かも!?

というわけで、次回は実際にツーリングで使って、インプレッションをお届けする予定だ。乞うご期待♪

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